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子肌育Blog アトピーに負けない生活。

子どものアトピー性皮膚炎治療、スキンケアなどについての正しい知識を、わかりやすくまとめています。

動物由来のセラミドとは


こんにちは。橋本です。


肌のコンディションには、セラミドが大きくかかわっていることが、徐々にわかってきています。


しかし、ひとくちにセラミドといっても同じものではなく、保湿剤に使われるセラミドには、いくつかの種類があります。


「セラミド配合」という表示だけを見ても、どんなセラミドが使われているのかは、わかりません。


また、それぞれの種類で、メリット・デメリットが違ってきます。


数あるセラミドの中でも、はじめに保湿剤に成分として使われたのは、動物から抽出されたセラミドです。


動物から抽出したセラミド


馬から作られている


もともとセラミドが商品化された当初は、牛の脳からセラミドを抽出していました。


しかし、BSE(狂牛病)の問題があったため、安全性を求める声から、今は牛脳由来のセラミドは流通していません。


現在使われている、動物由来のセラミド。


そのほとんどは、『セレブロシド(ウマスフィンゴ脂質)』です。


セレブロシドは、馬の脊髄から抽出されたセラミドのことです。


セラミド本来の姿のまま


動物由来のセラミドは、ほかのセラミドに比べて、本来の姿のままのセラミドです。


なので、肌になじみやすく、浸透しやすいと考えられ、肌の中でもきちんと機能を働かせてくれるだろうといわれています。


しかし今現在のところ、ほかのタイプのセラミドに比べ、あきらかに優秀な機能を働かせるというランダム化比較試験は出ていません。


あくまでも、「本来の姿のままのセラミドだから、効果があるだろう」という予想です。


たくさん配合すれば高価になる


動物由来セラミドのいちばんのデメリットは、高価なこと。


ですから、当然、保湿剤の成分として、多く配合されれば、それだけ値段は高くなります。


逆に、「動物由来のセラミド配合なのに安い」という製品があれば、おそらく配合量は少ないだろうな、と予想されるわけです。


たとえば、「セレブロシド(ウマ由来セラミド)100%原液」といわれるもので、30mlで1万円というのはざら。


しかも、この「100%原液」というのは、30mlすべてがセラミドというわけではありません。


動物由来セラミド:100%原液


セラミド「100%原液」の意味


セラミドは、そのままでは水にほとんど溶けないんですが、「100%原液」として売られているのは、水溶液の状態です。


つまり、セラミドが溶けている量は、微々たる量だと思われます。


それでも、「100%原液」とネーミングしているのは、この水溶液の状態「そのまま」で、化粧品、保湿剤などに配合されていますよ、という意味だと考えられます。


実際にこの点は、それぞれのメーカーに確認しないとわかりません。


しかし基本的には、メーカーが配合量まで、公表してくれることはまずありません。


安全性は大丈夫なの?


動物由来のセラミドは、アレルギーが出やすい、というようなことは、とくに報告されていません。


とはいえ、アトピー、敏感肌、乾燥肌の場合、アレルギーや刺激のリスクが、ふつうの人に比べて、高くなると考えられますよね。


そのため、動物由来のものだと、不純物などによるかぶれが出る可能性も、まったくゼロとはいいきれません。


かぶれることもあるかもな、と理解して使えば、大きなトラブルにはなりません。


もうひとつ、動物由来であるからには、BSE(狂牛病)のような心配もあります。


しかし、今のところ、ウマ由来のものに関しては、病原体が混入する危険性は指摘されていません。


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こんにちは。橋本です。


今日は、グッと肩の力を抜いて、他人のブログからの引用です。


引用元は、映画評論家の町山智浩さんのブログ


テレビやネットの健康情報を読む上で、こういう一歩引いた見かたは大切かもなー、と思ったのでメモです。


映画:コンテイジョン


『コンテイジョン』は新種の伝染病によるパニックを描いた映画ですが、ポスターのコピーはこうです。


「恐怖は、ウィルスより早く感染する」


この映画で最も恐ろしいものとして描かれているのは、病気そのものよりも、ジュード・ロウ扮するネット・ジャーナリストによる恐怖デマの拡散です。


彼は、最初にブログで「新種の伝染病が発生!」と書いたことで、人々から「政府が隠そうとしている恐ろしい事態を暴く、正義のブロガー」としてカリスマ化していきます。


彼は「政府やマスコミはみんなウソつきだ!信じるな!」と叫び続け、人々は恐怖のために彼を信じて、疫病と戦うプロたちの言うことを聞かなくなります。


災害時に人は不安のために、より恐ろしいことを信じるようになります。


そして、より恐ろしいことを語る人が、真実を暴く正義の人として救世主視されてしまうのです。


ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記


『コンテイジョン』は、あくまでもフィクションの映画、ひとつの作り話です。


もちろん、常識に疑問を投げかけたり、危険性を訴えることが、すべて間違った情報、デマだとはかぎりません。


だからこそ、注意を呼びかける声に、耳をふさぐ必要はないと思います。


しかしその一方で、不確かな情報を広めて、人の心をおもちゃのようにもてあそぶ人もいます。


まだ物事の判断がつかない子どもの心にも、根拠の不確かな恐怖を植えつける。


たとえば、子どもたちに原発事故による放射能の影響がはっきり出てほしいと、心待ちにしているジャーナリストや団体です。


彼らがヒーローとして持ち上げられないことを願っています。


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泡で出るポンプ容器が売ってるけど?


こんにちは。橋本です。


雑貨屋に並ぶ、アイディア商品とかって、面白いものがありますよね。


「へぇー、こんなものもあるんだ」っていうのが、時々あります。


たとえば、「泡で出るタイプ」のポンプ容器


これに、市販のボディーソープを水で薄めて入れる。


そうすると、ポンプをプッシュするだけで中身が泡になって出てきますよー、という便利なものです。


経済的だし、楽だし、肌にもやさしいし。


いいことずくめな感じがします。


ですが、このポンプ容器を使うのは、あまりおすすめしません。


泡ポンプ:ボトル容器


テレビの生活情報番組


最近は、雑貨屋、100円ショップなどでも、「泡で出るタイプのポンプ容器」が並んでいます。


洗剤やハンドソープ、ボディーソープなどを水で希釈して、この容器に入れて使うんですね。


テレビ、雑誌でも、泡ポンプの容器がすすめられているのを、目にしたことがあります。


希釈して、泡ポンプ容器に詰め替えるメリットは、次のようなものです。


経済的

泡立てる手間がかからない

肌にやさしい


これだけを聞くと、すごくうなずけますし、実際、このポンプを使えば便利だと思います。


しかし、メリットばかりではありません。


デメリットもあります。


品質が低下する可能性


デメリットといっても、「泡ポンプ容器が欠陥品だ」というわけではありません。


問題は、ボディーソープなどを「水で薄めて保管する」こと。


一部の業務用のものを除き、ほとんどのボディーソープは、水で薄めてからボトルに詰め替えること。そのこと考えて、製造されているわけではありません。


水で薄められたまま放置すると、中身が分離する可能性があります。


そうすると、洗浄能力、泡立ちなど、製品の性質が変わってしまうかもしれません。


さらに、菌が繁殖したり、腐敗、異臭の原因にもなります。


現在のところ、品質低下による大きな被害は、報告されていないものの、注意は必要です。


水で薄める詰め替えは、自己責任で


はじめから、泡ポンプ容器に詰め替える目的で製造されている、ボディーソープ。


そういった製品を泡タイプのボトルで使うことは、問題ありません。


詰め替えるときに、水で薄めるわけではないですからね。


問題は、通常のボディーソープを、水で薄めてから、ボトルに詰め替えることです。


製品が原因でトラブルがおこったときは、製造メーカーが責任を取ることになっています。


しかし、使い方、保管のしかたが問題で、思わぬトラブルがおこっても、メーカーは責任を取ってくれません。


たとえば、容器内でカビが繁殖して、アトピーが悪化しても、「それはお宅の使い方が悪いんですよね」と、言われてしまいかねないわけです。


なので、「水で薄めてから、ボトルに詰め替える」のは、自己責任での使い方なんですね。


ただ、ボディーソープは、そのままでは、濃すぎます。


薄めて使うほうが、肌に対して刺激をおさえるのは、間違いありません。


ボディーソープは使う時に、その場でお湯で薄めて泡立ててから使うのを、おすすめしています。


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こんにちは。橋本です。


質問などありましたら、お気軽にどうぞ。


できる範囲で、お答えします。


とくに、子どものアトピー、スキンケアのお役に立てるような、質問は大歓迎です。


ただし、私は医師ではありませんので、治療を指示したりするようなことはできません。


治療は必ず、お医者さんの診察、診断のもと、おこなってくださいね。


患者としての立場で、アトピーに関する資料を集めて、内容を一度疑い、ふるいにかけた、より正しい情報にもとづいて、質問にはお答えします。


私がアトピーで苦労した経験、思いが少しでも、子どもの健康をバックアップすることにつながれば、幸いです。


質問は、このブログのコメント欄、アメブロのメッセージ機能、Eメールなどで受け付けています。


 


橋本夏樹


 


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ボディーソープとか石鹸って、薄めずに使ったらヤバイの?


こんにちは。橋本です。


スキンケアを考えると、ボディーソープを、原液そのまま肌につけて洗う。


とか、石鹸をそのまま、肌に塗りつける。


タオルに石鹸を削り取るようにつけて洗う。


スポンジ、ブラシにボディーソープを直接プッシュして洗う。


こういう、洗浄剤を使う時に、薄めないで肌につけるのは、NGです。


洗浄剤をそのまま使う


 


洗浄成分が溶かし出すもの


ボディーソープの洗浄成分である、石鹸分界面活性剤などは、肌の汚れを落とすのには、とても便利。


汚れが、カンタンにすばやく洗い流せますよね。


しかし、いくら便利でも、ボディーソープや石鹸をそのまま、肌につけて洗うと、肌の汚れだけではなく、肌を正常に保つ成分まで、必要以上に洗い流してしまいます。


洗浄成分が濃すぎるわけですから。


洗い流されては困る「肌を正常に保つ成分」というのは、たとえば、皮脂膜天然保湿因子(NMF)セラミドといったものです。


肌の水分をキープするのに役立つもの、ですね。


水分をキープしてくれるものまで洗い流してしまったら、肌が乾燥してしまうのもしょうがないわけです。


 


刺激に弱い肌にしないために


さらに、セラミドは、外からの刺激をバリアするのに大きな役割をする成分でもあります。


そのため、セラミドが外に溶け出してしまうということは、スキンケアにとって大きなマイナスです。


石鹸やボディーソープをそのまま使うような、皮膚のバリア機能が弱めてしまうことにつながる習慣は、アトピーにとっては大敵。


つまり、「肌をきれいに洗う」のと「乾燥肌」は、背中合わせなんですね。


 


スキンケアを考えた洗浄剤の使いかた


そうならないためには、


適量のお湯を洗面器に注ぐ

そこにボディーソープを混ぜる

もしくは、石鹸を溶かす

サクッと泡立てる

泡を使って、素手で、すばやく洗う


こういうような洗い方を、おすすめしています。


アトピーの症状が出にくい肌、乾燥しにくい肌に育てていくには、ボディーソープ、石鹸は、「使うときに水で薄める」


ぜひとも、これを心掛けてくださいね。


ほかに、洗浄剤の泡立てかたには、こんな裏技もあります。


 


 


 


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