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ステロイドを塗る適切な量「フィンガー・チップ・ユニット」とは?


こんにちは。橋本です。


今日は、塗り薬のお話です。


フィンガー・チップ・ユニットって、聞いたことありますか?


これ、塗り薬を塗る量の単位です。


ワン・フィンガー・チップ・ユニット、ツー・フィンガー・チップ・ユニット、スリー・フィンガー・チップ・ユニット・・・。と1回に塗る量を数えます。


ちょっと言葉が長くて、覚えにくいし、舌もちょっともつれそうですけど。


カタカナで、ワン・フィンガー・チップ・ユニット。


英語で、1 Finger Tip Unit。略して、1FTU(ワン・エフ・ティー・ユー)。


じゃあ実際に、「ワン・フィンガー・チップ・ユニット」の量は、どれくらいでしょうか?


人差し指の先から第一関節まで


「フィンガー・チップ」の意味は、「指先」。「ユニット」は、「かたまり」とか「単位」とかいう意味。


なので、ワン・フィンガー・チップ・ユニットは、おおよそ大人の人差し指の先から第一関節まで、薬をチューブから出した量です。


普通のステロイド外用薬のチューブは、5グラムなのですが、1FTU出すと、約0.5グラムになります。


正しい塗り方は「ワン・フィンガー、ツー・ハンド」。


1FTUを手のひら2枚分の面積に塗ります。


ワンフィンガーティップユニット


ステロイド外用薬を塗るときに、1FTUをそれ以上の面積に塗ってしまうと、効き目が弱くなってしまいます。


塗り薬の単位、フィンガー・チップ・ユニット。


これを意識することで、ステロイド外用薬の正しい量を塗れるようになるわけですね。


子どもの背中:ステロイド外用薬を塗る


 


 


 


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