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きちんとした先生に子どものアトピーを診てもらいたい


こんにちは。橋本です。


100%誰にでも合うお医者さん。必ずアトピーを治してしまうお医者さんはいません。


だからこそ、納得できるお医者さんをみつけるのは、なかなか難しい。


運次第なところもありますよね。


診察、治療、説明を聞いていて、「この先生、大丈夫かなあ?」と正直、思ってしまうこともあるかもしれません。


ここでは、知識や経験がある先生を探す。より実践的な方法をお話したいなと思います。


きちんとした先生に診てもらう


病院の看板だけでは、あてにならない


まず日本の制度で問題なのは、医師免許さえあれば、知識や経験の薄い診療科でも、病院を開業するのが許されてしまうことです。


参考記事:
病院が看板に「○○科」と表示する基準とは


医師免許さえあれば、能力や経験にかかわらず、基本的に何科でも自由に開業できてしまうんですね。


つまり、気軽に皮膚科にかかっても、その先生が、きちんとした知識をもっているかどうかは保証されないわけです。


病院の看板をみても、きちんとしたお医者さんかどうかはわかりません。


では他に、「専門的な知識があるお医者さんかどうか」を見分ける方法はないのか?


カンタンな方法が1つだけあります。


それは、「学会に所属しているか」を調べる方法です。


専門医であるかどうか


小児科には、日本小児科学会。皮膚科には、日本皮膚科学会。アレルギー科には、日本アレルギー学会。


それぞれの科に、学会があります。


これら学会にには「認定制度」があって、試験、審査、研修などを受ける必要があります。


この審査にパスできたお医者さんが、学会認定の「専門医」となることができます。


そのおかげで、「専門医」であれば、その科目の知識や技量、経験を持っていることが、ある程度保証されることになるわけです。


子どものアトピー分野の専門医6つのパターン


ひとりのお医者さんが所属できる学会は、「ひとつだけ」という制限はありません。


複数の学会に所属している先生も、たくさんいます。


そうすると、アトピーの治療について、きちんとした知識がありそうな先生は、


「日本小児科学会」の専門医

「日本皮膚科学会」の専門医

「日本アレルギー学会」の専門医

「日本小児科学会」「日本皮膚科学会」の専門医

「日本小児科学会」「日本アレルギー学会」の専門医

「日本皮膚科学会」「日本アレルギー学会」の専門医


この6つのどれか。


これ以外。たとえば、専門医じゃないお医者さんにはアトピーに関する知識がない、というわけではありません。


しかし、このような専門医であれば、少なくとも「運まかせ」よりは、きちんと診てもらえる可能性がアップするはずです。


専門医が完璧とはかぎらない


ただし、専門医であれば、人間的にも、技量も、知識も、経験も、すべて優秀な先生であるとはかぎりません。


あくまでも、「専門医であるかどうか」は、参考のひとつに過ぎません。


また、病院のウェブサイトやブログを開設して、病気や治療について、ていねいに説明しているか。


ブログで治療に対する熱意が伝わってくるか、なども参考になります。


参考サイト

学会


社団法人 日本小児科学会


社団法人 日本皮膚科学会


社団法人日本アレルギー学会


専門医検索


日本小児科学会専門医名一覧(PDFファイル)


日本皮膚科学会専門医MAP


日本アレルギー学会専門医・指導医一覧


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