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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

『バイオハザードⅤ リトリビューション』を観ました。

 

アルカディアを襲撃するアンブレラ社の大軍を相手に応戦するも、アリスは転落し意識を失う。

幸せな家庭生活を送る夢から覚めたアリスはアンブレラ社の実験施設に監禁されていた。アリスは、かつての仲間だったジルがアンブレラ社の手先になっていた事に愕然とする。

尋問のさ中、警備システムが停止した隙に監房から脱出したアリスだったが、これを手引きしたのはウェスカーだった。今やアンブレラ社は人工知能レッドクイーンに掌握され、全人類の絶滅を目論んでいた。これを阻止せんとウェスカーは反乱を起こし、アリスに人類最後の望みを託す。訝しみながらもウェスカーを信じたアリスは、工作員エイダと共に施設からの脱出を試みるが……といったお話。

 

シリーズ第5作。

非感染者がどんどん少なくなって、いよいよ人類がジリ貧の極みに陥ってきます。アリスが宿敵ウェスカーと手を組まざるを得ない状況は、その表れですね。

次作=第6作でシリーズは完結しますが、お話はあまり動かず、最終回直前感があまりありません(笑)。

なので、まぁいつものノリで楽しめばいいと思います。

 

前作に登場したキャラのみならず、第1作から今作に登場した、割と出番の多いキャラが総登場しているのは見どころの一つ。

辻褄なんか考えず、今作まで見続けてきた人たちへのご褒美と捉えて素直に喜びましょう。『バイオ~』シリーズは尺を短くしてスリムにしているせいか説明不足が多いので、あまり深く考えずにスピーディーな展開に身を委ねるのが正解ですから。

にしても……現実には反対している人たちもいるけど、映画界の人たちはクローン技術に平伏しなきゃいけないよね(笑)。そのおかげで続編が作れた作品はゴロゴロあるだろう?

 

歴代キャラのみならず、ゲーム=原作に登場したキャラが多々集まっているようです。

俺ッチはゲームは遊んでいないので、その辺で盛り上がっている人たちを横目で見る程度ですが…。

ゲーム内のキャラが登場したところで映画版での役割は違うだろうし、ゲームを遊んでいないからって置いてけぼりを食う事はないと思います。

 

今作で再登場したキャラの中で割と重要なポジションにあるのは『~Ⅱ』のジルなんですが……ジルなの?というくらいのルックスの変貌ぶりに戸惑ってしまいました。遠目ながらでも気付けたアリスは、やはりただ者ではない(笑)。

作品内での時間も経過しているから、髪も伸びるし染めたりもするんでしょうが、黒髪orショートというキャラの記号はなるべく残しといて欲しいんですよ、別キャラ感が強まっちゃうので。

 

尺は96分。ヘタに屁理屈ばかりごねて時間を増やさず、スピーディーに観終えられるのは『バイオ』シリーズの一貫した長所です。

ただ、それでもまだ長いというか、無駄に感じるシーンは少なくありません。

オープニングクレジットの逆再生は新鮮に感じるものの、その後、わざわざ順再生させちゃうのはクールじゃないなぁ。アクション(格闘)シーンもちょっと長めで、スローモーションが多すぎに思えます。

これらをスリムにして、けっこう重要な説明がある未公開シーンを未公開にしない方が良かったんじゃないかな。

 

尺が相変わらず短めなのが良いんですが……エンドクレジットが約10分くらいあるのがチト無粋に感じます。

本作のそれは大作に比べれば短い方ではあるものの、年々長くなっていくエンドクレジットは今後の映画が抱える小さな問題になるんじゃないかな。近年では見習いの名前まで載せちゃうんだから目も当てらんない。

あれだけのド大作でありながら、エンドクレジットは3分くらいで終わる『史上最大の作戦』にまで遡れとは言わないけど……どうにかしましょうよ?

 

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↑の廉価版Blu-ray版には映像特典はないようです。ソニー製品の廉価版を出す際は、映像特典を削るためにわざわざ作り直すんだから、嫌らしい真似をするよね。

せめて未公開シーンを収録するくらいの配慮は欲しいですよ。本編内に入れなきゃイカンだろ?と思わせるものが多々あるし。

何を今さら『トゥームレイダーⅤ:クロニクル』を遊び始めたんですよ。

発売日に買ってまで気合いを入れたはいいけど、何だかんだで後回しになった挙句、おおよそ四半世紀ぶりに再開するというね。

なにしろ対応OSはWin95/98/Meってんだから、大昔感も半端じゃありません(笑)。

 

そんな化石ソフトが、まずはWin10で動くかどうかの確認からヒヤヒヤします。

おお、一応は起動したぜ。

…が、↑を見て分かる通り、ウインドウ画面での起動なので上部のタイトルバーは出っぱなしなのがどうも…。

ゲームに没入してりゃこんなの気にならなくなるし、別にいいじゃん?とは思うんですが、しっかりフルスクリーンで遊びたいんですよ。

 

なので、

起動前のセットアップ画面から色々と弄ってみたけど、特に解像度を変えるとフリーズするっぽい。PCの再起動を余儀なくされるので、フリーズというよりクラッシュと呼ぶ方が相応しいかも(笑)。

プレイ中に解像度を変えられるけど、ゲームオーバーになって再プレイすると同じ現象になるので、この辺の設定はアンタッチャブルな領域と考えるのが正解かな。

まぁ、元が古っり~作品だし、どんなに解像度を上げたところで昨今の美麗なグラフィックには到底追い付かないので、まぁこれでいいでしょう。

…ただ、せめてフルスクリーンにさせてくれ…!

 

トゥームレイダーと言えば、Xboxあたりで出るようになってから=『トゥームレイダー レジェンド』くらいからグラフィックが超絶進化し、操作性も格段に良くなりました。

これまでのストレス要素を解消したかったのか、デタラメにジャンプしても勝手に張り付いたり掴んだり、崖っぷちを動いても落ちる直前で勝手にブレーキが掛かったり、容易く落下死する場面が皆無になりました。

これね~、個人的に好きじゃないんですよ。

なるべく死なせないための配慮が過剰すぎるというか、コントロールをサポートしてもらってるようでスゲー過保護な感じがするんですよね。

 

個人的に、トゥームレイダーシリーズはオープンワールド内の探索に魅力があります。

怪しい場所をいちいち調べ抜いて謎を解き、時には素早く&時にはゆっくり慎重に進むという地道感が好きなんですよ。緩急がある物語性すら感じます。

それ故、1秒でも早くゴールを目指して全力疾走するアクションゲームではないと思うんです。タイムアタックなんて上級プレイヤーが余興として楽しむものであって。

崖っぷちから下を覗き込んだ時の高所感や、そういう場所はそ~っと歩かなきゃいけない緊張感こそトゥームシリーズの醍醐味に思うんですよね。

そんな風に捉えてるモンだから、第1作=『トゥームレイダース』のリメイクというワードに釣られて買ってみた『トゥームレイダー アニバーサリー』には盛大にガッカリしたなぁ。

 

…って事で、しばらくはコレに費やす時間が増えそうです。

旧世代ゲームでも余裕で楽しめるのは年寄りの特権なんだぜ!

『バイオハザードⅣ アフターライフ』を観ました。

 

”仲間”と共にアンブレラ社の東京本部を強襲するアリスたち。ウェスカーを追い詰めたものの、アリスはT-ウイルスを中和する血清を打ち込まれ、超人的な力を失ってしまう。

ウェスカー打倒を果たし、アラスカにあるという感染がない安住の地=アルカディアに向かうアリス。その道中で、アンブレラ社により記憶の一部を失ったクレアと再会する。

旅を続ける二人は堅牢な刑務所に身を潜めながら救助を待つルーサーたちと出会う。そこにはクレアの兄、クリスの姿もあった。

アルカディアが目と鼻の先にある事を知ったアリスたちは、四方を囲むアンデッドの群れをかいくぐっての脱出を試みるが……といったお話。

 

シリーズ第4作。

アンブレラ社の東京本部に乗り込み、いよいよ最終決戦!と思いきや、それはもう少し後の話。

これまでの作品でアリスたちはアンブレラ社をギャフンと言わせてきましたが、大局的に見れば刹那的で小さな勝利にすぎません。まだまだアンブレラ社には致命的なダメージを与えていないんですよね。

世界規模のバイオハザードから復興するのも一筋縄では行かなさそうだし、何よりアンブレラ社のあくどさも変わらなさそうだし(笑)、最終的にどう着地するのか、最終作=第6作までの展開が気になります。

 

これまでアリスは超人的な力を以て数多くの強敵を倒してきましたが、それはT-ウイルスとそれに適合する自分の体質があってのもの。

冒頭でアリスはT-ウイルスの中和剤を打ち込まれ、これまでの力を失いますが、これは大正解。

というのも、前作=『~Ⅲ』くらいになると身体的な能力が超人的なだけでなく、念動力のような超常的な力まで使えちゃうのはやりすぎに思えたのでね。ここで一旦リセットというか、せいぜい第1作くらいの強さに回帰させて良かったと思います。

とは言え、元々は特殊部隊に属していた人だからか、せいぜい超能力が使えないくらいで、やってる事はいつもと変わんないけど(笑)。

 

我々日本人としては、東京を舞台にしているのが興味深いですね。まさか渋谷の直下にアンブレラ社の施設が建造されていたとは!

が、施設内にある警告や注意書きはチト胡散臭い日本語というね。個人的には、警備兵が着用する服の背中にある“アンブレラ社”というロゴがジワります(笑)。

こういう文言はアンブレラ社の本社で決めているんだろうと解釈しています。職員でもある現地人の建設的な意見には耳を貸さない、みたいな感じで。

…と、自分の中での落としどころを考えるのも映画の楽しみの一つではあるんですが、日本の文明を曲解しているとかなんとか揚げ足を撮ってハシャいじゃうような、さもしい連中もいたんでしょうね。

そもそも、せっかく日本人スタッフもいるのに(カプコンの人とか)、こういうところに関して意見を言えないのかねぇ…。

 

このところ、ある映画を想起させる描写が多くなったなーと感じるのは俺ッチだけでしょうかね?

まさか泳げるアンデッドが登場するという意外性は『エイリアン4』を思い出したし、クライマックスのバトルは、もちろん&否応なしにも『マトリックス』。

後者に関しては、エージェント・スミスのようなルックスも追い打ちをかけるようで…(笑)。

 

原作=ゲームファンにとっては、クリスの登場を待ちかねていたようですね。そっちは不勉強なので、ああそうなんだ、くらいにしか思ってません…。

この後、何作目まで生き残るかは分かりませんが(笑)、ラストに向けてレギュラーキャラが増えるのはワクワクします。

 

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Blu-ray版の映像特典はメイキングに加え、未公開シーンやNG集を収録。

本編を見ていて、なんでショットガンからコインを撃てるの?という疑問を感じますが、この答えは未公開シーンの中で見せています。門外漢の俺ッチには分かりませんが……そんな事できんのかいな?

『プロゴルファー祈子』を観終えました。


対立していた人々との確執も徐々に氷解し、プロテスト合格を目指し練習に打ち込む祈子。
その傍らで、父の無実を晴らすための証拠を集める祈子は徐々に真実に近づいて行く。真犯人は一体…?

ざっくり言えば、殺人の濡れ衣を着せられた父の汚名を晴らすため、犯人を捜し出しつつもプロゴルファーを目指す少女のお話です。
それだけの内容であれば2時間もあれば済みそうだし、連ドラとして23話もあれば話が横道に逸れる回、いわゆる捨て回があるものですが、だからってじれったくもならない。
話数が長くなってきたからって場当たり的に新キャラを登場させて人物相関図を肥大化させるのではなく、あくまで既存のキャラだけでお話を回転させる事で相互関係に深みが増すのが面白いんです。

ストーリー自体が面白いのもありますが、これを盛り上げるのはやはり俳優の力あってのもの。
ド主演の安永亜衣さんの健闘っぷりはもちろん、脇を固めるベテラン陣の好演も見逃せません。
令和の俳優にももちろん個性はあるけど、昭和の俳優は個性のみならずクセの強さというか、モノマネしやすい人が多いんですよね。昭和ドラマは芝居がクサいと揶揄される所以は、こういうところにあるのかもしれません。
個人的に注目していたのは萩原流行さん、長門裕之さん、国広富之さん。
中でも、役柄の上でも国広さんは正統派なカッコ良さがあるだけでなく、声や喋りがどことな~く池田秀一さんを感じさせるんですよ。
俺ッチの思い込みとは言え、同意見の人、この世にいるかな…?

さて、全ての誤解は解けたし、障害も乗り越えたところでハッピーエンド……と思いきや、最後の最後になってもひと波乱があるという…。
1ミリの妥協も許さない潔癖な生き方というか、ビターな終わり方は『このこ誰の子?』を思い出します。

でもオープニングのラストカットを見ていれば、時間は掛かるけどハッピーエンドになると確信できるんじゃないかな。

――というわけで、やっぱり面白かったです。この頃の大映ドラマにハズレはないんだぜ!

当ブログは『このこ誰の子?』と『プロゴルファー祈子』に関する記事のアクセスがまぁまぁ多いので、大映ドラマを見たい人は少なくないんだと思い込んでいます。

なので、TOKYO MXはあの時間を大映ドラマ枠として続けて欲しいですね。放送し尽くしたら2周目でもいいんですよ。

当ブログを読んで気になったお前たち、その際はぜひ1話から見るんだよ、いいね? GOOD LUCK!

『バイオハザードⅢ』を観ました。

 

ラクーンシティに留まらず、今や全世界に蔓延したT-ウイルスにより地上は荒廃した。果てしなく増え続ける感染者=アンデッドに覆い尽くされた世界でアリスは一人で旅を続けていた。

そんな中、非感染者が集まるクレアの旅団に遭遇したアリスは、そこにいたかつての仲間たちとの再会を喜ぶ。

アリスが旅の途中で拾った手帳によれば、アラスカには感染者がいない土地があるという。一行はこれを信じ、安住の地を目指す。

一方、世界規模のバイオハザードにより、規模が縮小されながらもアンブレラ社は地下に潜み活動を続けていた。アイザックス博士はアンデッドの調教、そしてT-ウイルスの抗体に必要なアリスの血液を求め……といったお話。

 

シリーズ第3作。

『バイオハザード』シリーズは全6作あるので今作で折り返し地点……でありながら、ラクーンシティがあったアメリカのみならず全世界にT-ウイルスが蔓延し、世界どころか地球の滅亡にすら繋がりそうな世界観には絶望しか感じません。

シリーズ後半戦がどうなるのか、否応なしにも気になります。

 

感染者=アンデッドたちとの戦闘はさておき、それに決着をつけようとするアリスに隠された謎を追うのも本作の見どころです。

T-ウイルスの影響を受けないアリスは、これまで超人的な力を以てアンデッドたちと戦い抜いてきましたが、その理由は未だに語られません。

…ただね~、超人的な身体能力を秘めているのはいいんだけど、超常的な力まで使えるのは反則じゃない? それ理力でしょ!みたいな(笑)。

のみならず、ロボットだかクローンである可能性を示唆する描写もあり、回を重ねるごとにアリスの正体に関する謎が深まります。こんなにドデカく風呂敷を広げちゃって……あと大丈夫?

 

1作目から登場しているアリスに関しては微妙なところですが、アリスのクローンはほぼ完成というか実験中のようです。

超人的な力を持った女主人公のクローンという事で、『エイリアン4』の連想は免れませんね。

この他にも、人類の文明が終わりを遂げ世界が荒廃した上で砂漠化した光景は『マッドマックス2』を(これは明確に意図している)、アンデッド化したカラスの大群が旅団を狙う画は『鳥』を思い出します。

どちらにせよ、ちょっとやそっとじゃどうにも復興できなさそうな未来観が本作の雰囲気を盛り上げています。

 

にしても、『バイオ~』シリーズは、あくまで娯楽に徹している点に好感が持てます。

回を重ねればお話が大層なものになり、帳尻合わせのために理屈っぽくなるせいで最終作あたりでは尺も2時間半くらいになりそうなものですが、全作の尺はおおよそ90~100数分というスリムさ。

主人公の苦悩や葛藤だの、複雑な人間関係だのといった時間を食いがちな描写は最低限で済ませ、ストーリーの進行を妨げる要素がほぼないのが潔いんですよ。

シリーズとして前作の知識はある程度は必要ながら、1本の映画としては何も考えずに楽しめるのがいいんです。シリーズを途中から見る一見さんでも、それなりについて行けるのは大事ですよね。

 

って事で、今作での問題を解決し、シリーズの黒幕らしきアンブレラ社のウェスカーに宣戦布告するアリスよ、次は日本の夜空雪風駅で会おう!

そんな駅ねーよ!という初心者ツッコミも聞こえそうですが、あれはヘンテコな駅名が増えている近年の日本を茶化しているんですよ。たぶん。

 

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Blu-ray版の映像特典はメイキングや未公開シーンを収録。メイキング以上に面白い話が聞ける音声解説があるのもいいですね。

エアテックスの『ノズルレスキュー』を買いました。

当ブログを愛読している皆無に等しい諸兄であれば、エアブラシのノズルをねじ切った旨を綴った記事を読んだ記憶があると思いますが、約1年のスパンを空けての続報たる記事です。

コレね。

思い出すだけでも悔しいというか、自らの至らなさに嘆息が止まらぬ…。

ちなみに、エアブラシはRAYWOODの『PROFIX Tech Liner TH-T01 トリガーハンドピース』。

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詳しくはこっちに綴っていますが、RAYWOODのエアブラシはヘッドアセンブリシステムという、簡単に言えばノズルに触れずにニードル径を替えられる独自の設計がなされています。

実にいいアイデアだと思うんだけど、アフターケアについては色々と落とし穴がありまして…。

 

で、本題。

ノズルのネジが切ってある部分がねじ切れ、半分は埋まったまま。

そこにこのノズルレスキューを突っ込みます。

この状態で反時計回りに回転させると、

あっという間にレスキュー完了。拍子抜けするくらいに簡単に取り出せました。

塗装用の持ち手クリップ程度のものに噛ませて、残骸を取り外せばミッション・コンプリート。

 

けど、RAYWOODはノズル単品の販売がないんだよね(0.3mmだけはニードルとのセットがある)。

0.5mm用のノズルが欲しいだけなのにヘッドアセンブリ一式として買わなきゃならず、となると古いヘッドアセンブリは再利用価値もないゴミと化す……商売っ気とは言え、勿体ない真似させるよな。

 

RAYWOODのエアブラシは安かろう悪かろうながらも、値段以上の価値は見い出せます。特に2丁目以降のサブ機にはもってこいです。

この”悪かろう”の部分は精度で、塗装をするだけならけっこう使えるけど、メンテナンスに手間を感じます。

その一例として、

エアブラシ本体に付属するノズル用レンチは、コの字の溝にノズルを入れて回すのが普通ですが、

これが奥まで入りきらないものに出くわしたのは初めてです(笑)。同じメーカーでこうまで寸法が安定しないのは、ちょっとね。

レンチの細っせー溝をゴリゴリ削るのもメンド臭ぇし…。

 

これに関する対策として、ノズルレスキューに出番が回って来ます。

ノズルレスキューのお尻の部分には

ノズルレンチのような溝があるので、

こうしてクルクル回せるようになっているんですね。

付属のノズルレンチはポロポロ落っことしがちだし、こっちの方が遥かに使いやすいです。

ねじ切れたノズルのレスキューよりも、こっちの方に価値を見い出せます(笑)。

 

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クレオスからも同様の製品が出ていますが、筆とかグリスは別に要らないのでエアテックスのものを選びました。

ノズルをねじ切るほど力加減のできないヘタクソじゃないわい!という人も、そっちの使用用途はさておき、ノズルレンチとして持っておくといいと思います。ノズルを回すのがホントに楽になりますよ(あんま頻繁に外すようなものでもないけど…)。

まぁまぁ広めの100均に行ったところ、ちょっと面白い物が売ってたので買ってみました。

その名も、『ジオラマ人間 軍人ver.』。

 

スケールは1/150との事で、Nゲージ向けのアクセサリーフィギュアを連想しますが、アレって塗装しなければ泥人形じゃないですか(笑)。

こちらは無色の成型品ではあるものの、原型としてはかなり緻密です。

バンダイやウェーブから発売されている1/144スケールのフィギュアと比べれば若干ながら見劣りするものの、その差は僅かなものです。

まぁ、老眼の人が見れば、どっちも変わんないと思います(笑)。

細い&薄い形状も多く、かなり攻めてるというかこだわりを感じますね。形状で上手くごまかしてあり、パーティングラインが目立ちにくいのもいい。

足の裏にあるゲートが台座への固定ピン代わりになっているのはナイスなアイデアですね。ただフィギュアの足がスッゲー細いので、台座に差し込む際に折っちゃう未来がチラつく…(笑)。

 

正面を見る限りでは唸らされるものが多いけど、

背面はずいぶんアッサリです…。

 

多少は至らない部分を感じたとしても、お値段たったの110円ですからね、コスパは最強です。これぞ、安いは正義の典型なり!

逆に、塗装をやらないor楽しめない人にとっては、ただただつまらない商品です。

ついでに言うと、薄刃ニッパー必須ですね。

 

――ここで個人的に思うのは、100均とコラボしてロボダッチ(という企画)を復活できないかなぁと。

40~50mmのミニロボダッチよろしく、小さいけど種類を豊富に、あくまでちびっ子が気軽に買える値段である事が大事。

かつ、キミの考えたロボットがプラモになる!的な、読者参加型企画なんて夢を感じるんだけど……子供のためのオモチャを全力で横取りするような、いい歳こいたオモチャバカに荒らされて終わっちゃうんだろうなぁ。

『LBX アキレス』、完成しました。

 

…という記事をコチラに綴ったので、お手透きの際にでも覗いてやって下さいな。

もちろん愛着はあるんだけど、どうって事のない作品なのでご了承を…。

『グラン・プリ』を観ました。

 

モナコを皮切りに今年もF1のシーズンが到来。

マシンの不調から事故を起こしただけでなく、第2ドライバーのストダードを巻き込み重傷を負わせてしまったアロンは所属するBRMを解雇される。

一方でベテランドライバーのサルティや、二輪から四輪に転身したニノを抱えるフェラーリは盤石の体制だ。

ヤムラのオーナーにスカウトされたアロンは第3ドライバーながらもレースに復帰、ストダードもまた負傷が癒えないまま再起に臨む。

抜きつ抜かれつ、熾烈なトップ争いを続ける4人。チャンピオンを目指し、いよいよイタリアでの最終戦の日を迎える……といったお話。

 

俺ッチは『フレンチ・コネクション2』と『RONIN』くらいしか観ていませんが、それらを監督したジョン・フランケンハイマーさんの手腕に感銘を受けてね。

両作ともかなり面白く、特に『RONIN』でのカーチェイスの迫力は圧倒的で、本作も車を題材にしているという共通点があるので興味を持って鑑賞に臨んだ次第。

 

で、観終えた感想としては、やっぱり面白かったです。

尺は176分=約3時間、しかも開始早々オーバーチュア(=開幕の序曲)があるんだから、こりゃ長い戦いになりそうだと覚悟しましたが、セルフ休憩か眠気を感じる事もなく観終えられたんだから本物ですよ。

映画としてドライバーたちのエピソードは不可欠とは言え、だからって退屈する事はありませんでした。

ドライバーたちのドラマも淡白で、あまりドラマドラマしていないんですよね。ドキュメントっぽさすら感じます。

主に描かれるのはトップを争うアロン、サルティ、ストダード、ニノの4人ですが、誰がチャンピオンになっても不思議ではない雰囲気があるので、どんな番狂わせが起きるのかとハラハラします。

 

で、一番の見どころになるF1のレースシーンはと言えば、思った以上に良かったどころか、1966年の作品である事を考えると画ヂカラが強すぎます。

実際にスピードが出てるだけでなく、車載カメラによる主観映像は迫力満点。これは劇場の大画面に相応しい!

今ではテレビゲームでレースゲームは多々出回っていて、本物と見間違うほどの情報量がありますから、そっちを見慣れていても本作の映像で見せる空気感には迫力を感じると思います。クライマックスでのサルティに起きるアクシデント要素なんて、ゲームには皆無でしょうからね…。

古い作品だから大した事もやってないだろうと小馬鹿にするつもりで見る方が驚けますよ。

 

そんな陰の主役であるF1マシン群。

本作は1966年の作品という事で、やっぱり車の見た目も古っちぃんですよね。ウインナーパンみたいでカッコ悪いし(笑)。

が、実際に走っているのを見るとどんどんカッコ良く見えてくるんだから、まさに映画の力だよね。

ウイング類など一切なく、メカが多分に露出したバイクの延長線上にあるようなデザインは野性味すら感じます。あくまで人間が体を張る原始的な競争というかね。

車をフィーチャーした映画は見た目の美しさばかりを追求したがるものですが、車を構成するよく分かんねー部品がカチャカチャ動くとことかを見せるあたりは、メカ好きにも見逃せないポイントですね。

 

レースシーンはスピード感だけではなく、俳優本人が運転している(ようにしか見えない)点にも迫力を感じます。

カット割りでごまかすような姑息な真似もしないし、チャチな模型を使っての特撮もないので、本当に本物感があるというかドキュメントっぽいんですよ。

主演の4人のうち、一人だけ真っ黒ゴーグル&マスクで顔を見せないのがチト興醒めでしたが…(笑)。

ちなみに、常勝のベテランドライバーであるサルティを演じるのはイブ・モンタンさん。

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さすが昔取った杵柄、サルティはニトログリセリンを積んだトラックの運搬をした経験があったんだろうね(←なら、なぜ生きてる…)。

 

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Blu-ray版は映像特典が多め。

ジェームズ・ガーナーさんやエバ・マリー・セイントさんらが本作、かつフランケンハイマーさんを回顧するメイキングはいいですね。ガーナーさんが撮影に協力してくれない現地人を怒鳴りつける映像は、色んな意味で貴重です。

『プロゴルファー祈子』、ようやく12話まで観ました。

 

――ここで注意喚起。

これから本作を観ようとしている人は、この先は読まない方がいいと思います。明確なネタバレはしてないつもりだけど、先入観や予備知識のない状態で見るほど面白さが倍増しますから。

12話まで見終えた時に、またお立ち寄り下さい。

 

チビチビと1日1話づつ観るより、数話をまとめて観る方が好きなんですが、観始めると止められなくなるのが困りもの。

昨夜は調子に乗って、一気に4話分も観ちゃったよね(笑)。

それでも退屈に思える時間がないんだから、やっぱり面白ぇんですよ。

 

不良を辞め、プロゴルファーを目指して健全に生きる決意をした祈子は鑑別所送りに。

所内でのイビりに耐え抜き、無事に出所した祈子はゴルフの練習をしつつ、父の無実を晴らすための調査を続け……というのが今のところの大まかな展開。

 

次回に繋げるための引っ張り方が巧みなところが大映ドラマの白眉ですが、その多くは人間関係に関するもの。

そこに謎解き要素が加わり、ミステリーっぽい雰囲気もあるんですよ。

まぁ、大映ドラマにある秘密要素と言えば十中八九、誰が親なんだ問題ですが(笑)。一見、何の関係もなさそうなキャラ同士が顔見知りで、過去に深い因縁があったというパターンね。

そこで出生の秘密が明らかになったキャラがいるんですが、真の親に詰め寄るシーンには悲哀を秘めながらもカタルシスを感じます。

婚外恋愛の代償はあれほどまでに大きいんだ、皆さんもほどほどに…。

 

そんな謎の一つは明らかになりましたが、やはり最大の謎は祈子の父=友平が犯人とされていた丸元利一郎殺しの真相。

利一郎を殺した真犯人の候補(?)は徐々に狭まっていますが、その犯行や動機は未だ謎のままながら、キチンと徐々に明らかになっていくし、連ドラとして進展があるのがいいですね。

野沢剣二が祈子を目の敵にする理由はうっすら分かりましたが、野沢に命令を下しているという華粋会のトップが何者なのかも気になります。

12話という折り返し地点あたりで、黒幕らしき新キャラでも登場して欲しいものです。ある意味、本作の黒幕は丸元社長=賢三の妻、律子にしか思えなくてなぁ…。

 

新キャラと言えば、11話で突如として登場を果たした司鏡子[ツカサ・キョウコ]と名乗る不良少女が気になりますね。

あのファッションに身を包んでいるのも驚きでしたが、例の装備を外さずにピアノを弾く姿も強烈です(笑)。大映ドラマはこうでなきゃな!

あれだけ根性が図太い丸元夫妻が名前を聞いただけで震え上がるくらいなんだから、どれほどの強キャラなのかも楽しみです。

 

ところで、本作の主題歌『THE WIND』はいいですね。

歌うのはお馴染み、大映ドラマの専属歌姫(?)こと椎名恵さん。

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大映ドラマの主題歌になったものが3曲収録されているからオススメしたいところだけど、『THE WIND』が入ってないのが惜しい(原曲『風に抱かれて』もない)!

本当は、

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こっちがいいんだけど、ニーズがありすぎるのかトンデモ価格になっているので…。

当ブログを含むディープな所で大映ドラマが話題になっている今こそ再プレスの時だろうに!