おそらく、これをご覧になっている方々で、放送大学に在籍の方は、
よく知っていられることなんでしょうが、卒業関係のことです。
昨日、所属する兵庫学習センターへ電話して、卒業のことを尋ねました。
僕も放送大学の教養学部を卒業まで、(今期の7単位を修得すれば)残り11単位になります。
「在籍期限が、まだ’24年4月から2年・4期あるのですが、
もし、この11単位を4期ギリギリの’26年3月以前に修得してしまうと、どうなりますか」
と尋ねました。
答えは、「その段階で卒業になります」でした。
「多く、その質問や、勘違いで困られた方がいます。
卒業したくないのに、卒業してしまい、と相談されます」
とのことです。
そうなんです。
放送大学へ長く在籍している方って、何度も卒業して、別のコースへ再入学され、繰り返しチャレンジしている場合が多いです。
全くの学びそのもの、新しい知識の更新そのものに関心をお持ちで、知的な興味関心の探究者なのでしょうね。
それは、生涯学習そのものです。
他の通信制大学にはあまり見られないケースです。
たぶん、科目履修生のように、さまざまな形態が盛んなのと、日本各地でスクーリングが多種多様にあること、
何よりも1年の在籍が安価でできることが主たる原因でしょうね。
他大学の通信は、1年の在籍費用が、履修単位とは別に、最低でも10数万円かかることが多いですが、
放送大学は、全科生になると、入学時以外は、とった履修科目1単位5,500円掛ける単位数だけのお金しかかかりませんから。
放送大学を、BSとかで無料で見られるからか、老人大学の類の非正規のものだと誤解されている方が、たまにおられます。
違います。
正規の大学で、大卒になりますから。
他に、こうした何度も入学されるレアケースは、同じ通信制大学では、京都芸術大学が同じように何度も卒業される方の多い学校だと思います。
芸術系の実技って、他分野と興味が重なっていて、興味を深く持つと探究・拡散してゆきやすいんですよね。
僕も、京都芸術大学を、旧名の京都造形芸術大学で、洋画コースと文芸コースを二つ卒業していますから、
その気持ちがよくわかります。
放送大学が、生涯学習の知的なエンジンだとすれば、
京都芸術大学の方は、ややそれとは違う芸術的な求道者の趣があります。
(大学側が、興味をひきやすいように、意図した巧みな戦略を組んでいる、と思います。
すごく魅力的なんですが、在籍費用が十万円以上かかるのでね。
僕には、もう無理です。
せいぜい、芸術学舎の科目をちょこちょこ取るぐらいです)
いわば、そちらは、感性の発心(ほっしん)・発露がエンジンになっているんでしょうか。
僕の文学への対応は、後者の、この感性の方ですが、求道的な修行にもなってますね。
僕は、’26年に、今の「人間と文化コース」を放送大学で卒業しても、別コースへそのまま継続入学するつもりです。
すると、
WEB上のシステムWAKABAからの手続きだけで済み、紙での証明書は不要とのお返事でした。
全科生の入学金24,000円は、18,000円に減額されます。
それで、3年次編入の在籍6年間は、履修単位分以外は無料になりますから。
科目履修生になるよりお得で、かつスクーリングを受けやすいです。
学割も大手振って使えますから。
この減額は卒業後3年以内なら同じですが、間を置くと、紙ベースの証明書や書類が必要になるみたいです。
何よりも、そのまま継続入学で、特定期間に申請すると、1年目からスクーリングが取れるんですよね。
同じ継続入学でも、その特定の申請期間をのがすと、4月からスクーリングが取れませんから。
今期、とった3つのスクーリング(各1単位ずつ)がどれも当たりだったので、
残り11単位全部、スクーリングにしようと思っていますし、再入学の継続後も、極力、卒業せずに、6年間在籍して、笑、
スクーリングを取り続けようと思っています。
実は、放送大学のスクーリングって、科目履修生だった’15年に1単位取っただけで、
この全科生になってからも、去年’23年の一学期に1単位「物語と臨床心理学」を取っただけだったんです。
仕事が忙しくて、かつ文学系のカルチャー講座を受けていたから、日が取れず、全科生在籍の初め’20−22年の3年間は1度もスクーリングへ行ってなかったんですよ。笑
で、4月からの2年間はスクーリングの嵐にしてやろう、と画策している次第です。
みなさんも放送大がで学びませんか。