自費出版文化賞。
へぇー、こんなのあるんだ。
チラッとどこかで見た記憶にはあったけど、知らない賞です。
それは、市立図書館で、見つけた一枚のすごく立派な案内リーフレット。
紙質もよく、その分、なんだか怪しげで、また勧誘のためなんじゃないか、と疑ってしまう。
調べると、詩関係では有名な人は入賞していない様子だから、その是非はますますわからない。
詩集は基本、谷川俊太郎と最果タヒを除けば、みな自費出版なんですがね。笑
少なくとも、セミプロ以上の方は応募してなさそう。
(恥ずかしいから?)
入賞した作品の書影を見る限り、装丁にもお金の掛かった立派な、ご本ばかりです。
僕のチープな装丁の第一詩集が入選するとはとても思えないけど、
一応、出しておこうかな。
'21年に出した僕の第一詩集を、もう応募できるところはないから。
何より、この第一詩集『ことわり 付喪神』は、ちゃんとした詩専門の自費出版社・七月堂から出しました。
30万円近く掛かりました。
これでも、詩集としてちゃんとした出版社から出したものとしては格安で最低限の装丁です。
その分、宣伝は、一切なしですから。
たぶん、来年出す予定の第二詩集や、その後の詩集たちも、貧乏な僕にはもうそんなお金は出せません。
よりチープな無名の自費出版社からのものになるのは間違いない。
ですので、このご立派な装丁の立ち並ぶ賞には、
二度と出せないでしょう。
応募料3.000円は、こんな立派なリーフレット代や、事務処理代、審査員代も掛かるから、どうなのだろうか、とも考え合わせました。
各部門の応募者数を合計すると、結構な数、800人近くにはなりそう。
だから、この応募料だけで十分賄えそうだ。
だから妥当なのか、
それとも儲けようとする商法なのか、
僕には判断はつかない。
もし5.000円なら儲けるための被害者ビジネスの類だと思う。
果たして、内容で公平に精査されるのか、後援の自費出版社の力関係で決まるのか、どうなんだろう。
以上、いろいろと勘案して、一応、応募することにしておきます。
今度、来週行くリアルの詩の教室で、プロ詩人である先生に、この賞のことを尋ねてみます。
よっぽどダメ出しされなければ、応募してみよう。
また、webページに掲載して欲しいなら、もう5.000円追加せよとのことだが、
そんなところに載っても何にもならないから、そこはスルー。笑
詩集の在庫はまだ40部ほどある。
これ、僕がいつかちゃんとした小説家になったら、売れるかな、と思ってます。苦笑
今はメルカリでこっそりと出品してるだけ。
それと、ちゃんとした詩の賞を貰うのと、どっちが難しいのだろう。爆笑
ちゃんとした詩の賞をもらえたら、またお金をかけて詩集を作るつもりでいます。