本日はあちらこちらで
卒業式に向かうご家族をたくさん見ました。
春、本番はもうそこまで来ていまね。
春と言えば、
私たち害獣防除の業界は
そろそろ出産シーズンに突入します。
本日、見積調査依頼でお伺いした
兵庫県尼崎市のお客様宅での出来事
お客様からの聞き取り調査では、
ここ1週間ほど夜間だけではなく
昼間でも毎日天井裏を軽やかに
走っている足音がするというお話と、
都会部の生息地域性から
だいたいイタチではないか?
と予測出来ましたが、
天井裏の形跡や糞など
証拠になるものを確認するのが
プロのセオリーですから
点検口内などを調査した結果、
「糞」「足跡」から侵入害獣は
シベリアイタチ(以下:イタチ)
だと特定しました。
ユニットバスの点検口蓋を閉じて、
養生シートをかたずけていると
お客様が
「アスワットさん!
今、ユニットバスの
反対方向の天井で
イタチがネズミを追っかけて
走り回っていますよ!」
とお声がけを頂きました。
そのお客様の言葉を聞いて
「ああ・・とうとう今年も
イタチの出産が始まったかぁ」
と、心の中でつぶやきました。
なぜ、
イタチの出産が
始まったと思ったか。
アスワットでは、
イタチが屋根裏で
子育てをしていると判断するのは
3月~8月の期間において
以下の4項目の内、
2~3項目が当てはまった場合
と決めています。
【屋根裏でイタチが子育てをしていると判断する4項目】
① 直近1週間ほど毎日天井裏に侵入する。
② 夜間だけではなく昼間も天井裏で物音がしたり、足音がする。
③ 一カ所から「カサカサ、コソコソ」音や「ミューミュー、キューキュー」など小さな鳴き声が聞こえる。
④ 家の周囲で昼夜を問わず頻繁にイタチを見かける。
以上のことから
このお客様宅では、
聞き取り調査で
項目①と項目②はすでに該当。
その上で
本日の調査時に
私が天井裏をのぞき、
調査したため
メスイタチが危険を感じ、
幼獣を安全な場所に移動させた。
その際、
幼獣をくわえて移動させるため、
「キューキュー」と鳴く幼獣の声を
お客様が「ネズミの鳴き声だ!」
と勘違いされていたのです。
この鳴き声によって
項目③も加わり、
こちらの
お客様宅でイタチが出産、
子育てをしているということが
ほぼ、確定したというわけです。
アスワットでは
2024年で初めて、
イタチの子育てを
確認致しました。
例年より少し遅い
「イタチ子育て」の初確認ですが、
他のところではもう少し早く
始まっていたのかもしれませんね。
この話を
アスワット大阪支社長に伝えると、
「代表、そうすると
アライグマはもうすでに
屋根裏での子育てが
始まっていますね!」
との返答。
そう、私たちアスワットでは、
イタチよりアライグマの方が
少し早い時期に出産をするという
共通認識がありますので、
大阪支社長が言うように、
もう早いうちにアライグマの子育ても
始まっているかもしれません!
屋根裏で
害獣たちが子育てをすると、
通常の侵入時期より
「親子の追い出し」や
「急激な糞尿被害拡大」によって
防除費用のお客様負担も
増えますので、
害獣による家屋侵入対策を
お考えの方は早めの対策が望まれます。
まずは前述の4項目が
当てはまるのか?
確認してみてくださいね。
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