冬から春にかけて重要な害獣の繁殖期の話。
害獣たちの繫殖期は3月から
シベリアイタチ(以下:イタチ)をはじめとする
屋根裏に侵入する害獣のほとんどは、
3月頃から繁殖期に入ります。
(ニホンテンの発情・交尾行動は除く)
今回は害獣の代表としてイタチを取りあげ、
3月から始まる繁殖期にどの様な行動をとるのか、
判りやすく説明させて頂きますね。
イタチは一夫多妻制単独行動。
10月〜2月頃まではオス・メスとも
一頭づつ別々にマーキング(自己主張)した
数十箇所のフィーディングポイント
(立ち寄り所)を転々と渡り歩きます。
なので秋から冬にかけて屋根裏などに
住み着くことはありません。
しかし繁殖期(春〜初夏)になるとオス・メスとも
異性のマーキング臭に興味を持ち、
活動が活発化(発情)、交尾行動が始まります。
俗にいう求愛ですね。キャー!
イタチの交尾って?
イタチの交尾は特徴的で、
オスがメスの首筋を強く噛んで
押さえつけながら約90分ほど続きます。
天井裏で交尾が行われた場合、
ほとんどのお客様がイタチの交尾が
行われていると思っていないため、
『ギャァーギャー鳴きながら
2頭が喧嘩して、天井裏が
落ちるんじゃないかと心配した。』
とか、
『キーキーいいながら
追っかけあいしてたから
ネズミがイタチに
食べられたのかなぁ?』
と、おっしゃるくらい
かなり激しく感じられるようです。
イタチの子育てはいつから、どこでするの?
交尾の後、
メスのお腹に子どもが宿ると
約1ヶ月の妊娠期間をへて
4〜6頭の幼獣を生み、
メスのみが子育てを3ヶ月間行います。
最近は、
暖かく外敵が来にくい民家の
屋根裏で子育てするため、
住んでいるお客様にとっては、
これがイタチの家屋侵入被害の中で
一番の問題となります。
今まで
時々しか侵入しなかったイタチが
屋根裏で子育てをし出す訳ですから、
メスイタチとその幼獣頭数分の糞尿と、
食べるために持ち込んだ食べ物の残骸が
どんどん蓄積されるとともに、
寝床となる断熱材の荒れなど
急激に屋根裏が汚れるハメに。
なのでアスワットではお客様に、
『害獣防除対策は
害獣が屋根裏での子育てが
一段落する、10月〜2月後半までに
行なった方がいいですよー』
と、常々お知らせしていますが・・・
その期間は
害獣の侵入頻度も少なくなり、
『もうこれで
来なくなるかも知れないから』
と、そのまま放置。
屋根裏で害獣が子育てし出し、
慌ててお電話頂く方が
毎年、後を経ちません。
そうならない様、
昨年害獣の家屋侵入で悩まれた方、
最近頻繁に害獣が屋根裏に
侵入していると気づいた方は、
3月までに早めの害獣防除対策の
検討をお勧めします。
まとめ
- 2月後半から天井裏でイタチが鳴きながら走り回っていたら交尾の可能性あり。
- 3月以降、イタチが屋根裏で子育てをすると3ヶ月間定住する。
- イタチが子育てをすると急激に屋根裏が汚れるなど被害が大きくなるため、イタチをはじめとする害獣防除対策は3月までに。
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