皆さま、こんにちは!

 

前回のブログで札沼線・晩生内駅のことを書きました。

今から13年前にJR北海道で試作された

DMV(デュアル・モード・ビークル 線路と陸路の双方を走行可能な車両)

の実地試験で、線路→陸路の乗り換え試験が行われた駅でしたけど、

それじゃ、陸路→線路の乗り入れ試験はどこで行われたかというと…

 

札沼線の非電化区間で唯一の社員配置駅であるこちらの駅でした。

札沼線・石狩月形駅

札沼線・石狩月形(いしかりつきがた)駅です!

たぶん、有人駅であることが選定の理由だったのでしょうね。

構内には試験に使えそうな側線も残ってますし。

 

駅前にはなにやらパビリオンらしきものが…

札沼線・石狩月形駅

…と思いましたらコレ、便所でやんの!

立派過ぎやしませんかね?

空調付きでとっても快適な駅便でした。

表札さえ変えれば、図書館辺りに転用できそうな広さでしたよ。

 

石狩月形駅は昭和10年に開設された駅。

開業当時から有人駅のため(途中に休止期間がありますが)

駅舎は大きな改装を受けておらず、

札沼線内ではもっとも国鉄時代の面影を残す駅でした。

札沼線・石狩月形駅

 

待合所スペースはこんな感じです。

10月半ばだってのに石油ストーブが用意されてるとは、さすが北海道!

札沼線・石狩月形駅

 

待合所では駅員さんが手入れされてるグリーンが心を和ましてくれました。

札沼線・石狩月形駅

余談ですが、先週訪れた

サイバーエージェントさんのオフィスビルに並ぶお花たちも

造花じゃなくて、すべて生花でしたっけ。

お金があるのね。

 

石狩月形駅は有人駅ですけど、ユニークなのは

札沼線の非電化区間で運行される列車はすべてワンマン列車のため、

改札業務が行われてないこと。

道内で唯一の「みどりの窓口」が無い有人駅なんですって。

札沼線・石狩月形駅

札沼線・石狩月形駅

 

駅員さんに駅構内の写真を撮りたい旨を伝え、入場券を購入したところ…

札沼線・石狩月形駅

硬券入場券じゃないですか!!!

これはマジで嬉しかったです。

小さな頃はこれを集めるために駅巡りをしてましたから。

駅員さんに「すぐに戻ってきますから」と伝えてホームに入ろうとしたら、

「列車はしばらく来んから慌てんでええ。」ですって。

駅員さんが鉄道員(ぽっぽや)の健さんに見えちゃいましたよ。

 

それでは遠慮なくホームを眺めさせていただきます。

札沼線・石狩月形駅

 

石狩月形駅は列車の行き違いが可能な島式ホーム1面2線構造でした。

札沼線・石狩月形駅

札沼線・石狩月形駅

矢印にある「札幌」の文字に注目。

札沼線は現在、北海道医療大学駅以西の区間が電化されたために、

石狩月形駅から西に向かい列車はすべて石狩当別駅止まり。

札幌駅に直通する列車は廃止されてしまいました。

 

さてさて、冒頭に書きましたDMVのことです。

札沼線・石狩月形駅

黄色の矢印は試験の際にDMVが走行した軌跡。

保線車両が留置されてる辺りにガイドウェイがあったはずなのですが、

さすがに試験から13年が経過した今は、何も残ってませんでしたわ。

 

線路に乗り入れたDMVはこの側線を走行して…

札沼線・石狩月形駅

 

そのまま本線に乗り入れてた模様です。

札沼線・石狩月形駅

なお、試験に使われた車両は今でも苗穂工場で保管されてるらしく。

ここの一般公開日は秋ですか!

今年はぜひ見に行ってみたいですね。

 

最後は石狩月形駅の駅名標で〆ます。

札沼線・石狩月形駅

エアー駅名標。

 

もちろん普通の駅名標もありましたよ。

札沼線・石狩月形駅

駅名標はやはり、こうじゃなきゃね。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

札沼線(学園都市線 北海道医療大学駅-新十津川駅)

 

↑(北海道医療大学駅・桑園駅方面)

石狩金沢駅(平成27年10月21日)

本中小屋駅(平成27年10月21日)

中小屋駅(平成27年10月21日)

月ヶ岡駅(平成27年10月21日)

知来乙駅(平成27年10月21日)

石狩月形駅(平成27年10月21日)

豊ヶ岡駅(平成27年10月21日)

札比内駅(平成27年10月21日)

晩生内駅(平成27年10月21日)

札的駅(平成27年10月21日)

浦臼駅(平成27年10月21日)

鶴沼駅(平成27年10月21日)

於札内駅(平成27年10月21日)

南下徳富駅(平成27年10月21日)

下徳富駅(平成27年10月21日)

新十津川駅(平成27年10月21日)

 

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