皆さま、おばんです！
JR移行期～平成10年前後にかけて
多くの木造駅舎（しかも古いやつ）が姿を消したJR東日本エリアですが、
生き延びた木造駅舎も、ここ最近になって
再び建て替えラッシュが進行しているようです。
先週訪れた津軽線でも、
６月に駅舎が建て替えされたばかりの油川駅に出くわしましたっけ。
他にも、東北本線の安達駅、奥羽本線の大久保駅に羽後飯塚駅、
それに男鹿線の脇本駅と…
このままいけば、JR東日本エリアから
古い木造駅舎が姿を消す日も遠くないのかもしれませんね。
ということで…
木造駅舎にめっちゃ飢えてるの！
そんな自分にとって、
北海道は古い木造駅舎が残る夢のような地域でしたの。
一昨年の秋に札沼線の駅巡りを楽しみましたが、
ここにもステキな木造駅舎がありましたよ。
札沼線（学園都市線） 札比内（さっぴない）駅です！
見てくださいよ、この佇まいを！
JR東日本では絶滅危惧種の木造駅舎が
JR北海道エリアではまだまだ現役で頑張っております。
自分は札比内駅の駅舎に出会えただけで幸せですよ。
札比内駅は昭和10年に開業した駅で、
駅舎は開業当時から使われているモノです。
随分とこじんまりした駅舎ですが、オリジナルはこのサイズではなく、
昭和54年に無人駅化された直後に事務スペースを撤去され、
現在のサイズに縮小されたみたいですね。
撤去された部分の基礎部分が、今でも生々しく残ってましたよ。
大好きな駅舎を目の前に、はやる気持ちを抑えながら中に入りました。
先にも書きました通り、札比内駅は昭和54年に無人駅化されましたが、
しばらくは業務委託を受けた職員さんが窓口で切符を販売していたそうです。
こちらがその窓口。
現在は、窓口での営業は終了しましたが、
駅の向かいにある薬局さんで引き続き切符を販売しているらしく。
切符を販売している薬局さん、正面に見えるお店みたいですね。
窓口にはでかでかと、
「札比内駅-豊ヶ岡駅間の乗車券170円」の看板が掲げられてましたが…
まさか、薬局さんで常備されてる切符ってコレだけではありませんよね？
札比内駅からこの額面の切符で唯一行くことが出来る豊ヶ岡駅って、
こんな雑木林の中にある秘境駅なのですけど。
多分、ここ以外に行ける切符も売られているとは思いますが。
いや、そうじゃなきゃ困る！
札比内駅は無人駅ですので、ホームの出入はFREEDOMでした。
札比内駅は単式ホームが１本あるだけの駅。
有人駅時代は貨物の取り扱いもあったようですけど、
その当時からホームは１本しかなかったみたいですよ。
それじゃ、札比内駅で荷卸しをする貨車はどこに留置されてたかというと…
駅舎とホームとの間に空き地がありますが、
ここに昔は貨物側線があったそうです。
札比内駅周辺は超高級メロン「キングメルティ」の生産地だそうですが、
これらもここから出荷されてたのでしょうかね？
そんなことを考えていたら、
JR北海道のコーポレートカラーの萌黄色がメロン色に見えてきましたわ。
念のために言っておきますけど、
JR北海道の萌黄色はメロンじゃなく「野山を彩る草原」ですから。
こうして構内をひと通りチェックし終えた後は、
駅舎が居心地が良くて、ちょっぴり長居しちゃいました。
駅に備え付けの駅ノートに今日の日のことを記しながら…
…ではなく、大量に置かれていたパチンコ必勝ガイドを読む！
ところでこの本、近所の方が持ち寄ったモノだと思いますが、
この周辺にパチンコ店ってあるんです？
この日、札沼線沿線でパチンコ店は一軒も見なかったのですけど。
毎回、最後はどうでもいい話で申し訳ない。
札比内駅（平成27年10月21日）
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