皆さま、こんにちは!
最近はあまりいい話を耳にしなくなったJR北海道のローカル線。
札沼線の末端区間(浦臼駅以北の区間)も昨年3月のダイヤ改正で
ついに、1日に1往復の列車しか運行されない区間になってしまいました。
自分は一昨年の秋に、この区間の駅巡りを楽しみましたが
その際に訪れたのがこちらの駅でしたよ。
札沼線(学園都市線)鶴沼(つるぬま)駅です!
この区間は利用者が僅少のために列車が大削減されましたが、
中でも鶴沼駅は特に乗車客数が少なかったようです。
昨年3月に公表されたJR北海道のプレスによると、
1日の乗車客数1人以下のクラスにランクしていたらしく。
駅から国道275線までは100メートルちょっとしか離れてませんので、
決して秘境駅って感じの駅ではないのですけどね。
鶴沼駅は、短いホームの隣に待合室があるだけの簡素な造りです。
待合室の隣にごっついコンクリートの構造物があって
「これは古い鉄道遺構か!?」
と期待しながら見てたのですが…
鶴沼駅のど真ん中には用水路が敷かれてまして、
水量を調節するための設備だったみたいですね。
そもそも鶴沼駅が開業したのは昭和31年と歴史が浅く、
当時から停留所タイプの駅でしたので、
鉄道ファンがワクワクするような遺構は無かったみたいです。
鶴沼駅は単式ホームが1本あるだけの棒線駅でした。
当初のホーム長は列車1両分だったようですが、
のちに2両分に延長された模様。
延長された箇所が木造ホームな点に萌えポイント高し!
そして待合室、駅名標すら掲げられていない、ぶっきらぼうな仕様でしたよ。
中を覗きます。
中は想像以上にキレイで、しかも広い。
壁の木目が美しいですけど、こちらは本木ではなくてプリントされたモノ。
仙台地区の701系電車の壁面と似たような感じのモノですよ。
仙台の701系、アレのために妙に安っぽく感じるのよね。
そして鶴沼駅の駅便、待合室のコーナー部分にありました。
それにしても、真っ白な便器の美しいことときたら…
まるで松崎しげるさんの歯のようです。
それにしても、どうしたらここまでホワイトニング出来るのよ?
その方法がわかれば自宅のトイレでも試してみたいわ。
最後は鶴沼駅の駅前風景で〆ます。
とても閑散とした景色ですが、
実は近くには鶴沼公園がありまして、
道の駅やキャンプ場、温泉施設まであるみたいですよ。
現地には、鶴沼駅から徒歩で20分ほどで着けるみたいですけど…
鶴沼温泉のHPを見たら、
鉄道アクセスは函館本線・滝川駅で下車、
バスに乗り換えて鶴沼公園前バス停で下車を推奨しているようですね。
さすがに1日1往復のみの列車はおススメしなかったか。
それにしても、こんな長閑な閑散区間でも
札沼線の愛称は「学園都市線」なのですね。
自分、結構ツボってましたよ。
列車の本数は激減しちゃいましたけど、
趣味的な魅力はますます増したと感じてるのは自分だけ?
訪れるためのハードルが、高くなればなるほど来たくなるこの気持ち、
ひょっとして自分、ドMなのかしら?
鶴沼駅(平成27年10月21日)
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