皆さま、こんにちは!

 

函館本線の桑園駅と新十津川駅を結ぶ札沼線。

幌駅と留萌本線の石狩田駅を結ぶ路線として

昭和10年に全通した路線です。

起点・終点の両駅名からこの路線名が付けられましたが、

昭和47年に石狩沼田駅寄りの区間が廃止されて、

現在は新十津川駅が終着駅であることは周知の通りですよね。

 

桑園駅寄りの30キロ弱の区間は交流電化されていて、

近代化された駅が並びます。

ちなみにこちらは電化区間の終点、北海道医療大学駅の様子でした。

札沼線・石狩金沢駅

 

なのになのに…

お隣の石狩金沢(いしかりかなざわ)駅は同じ札沼線の駅で、

しかも、北海道医療大学駅から2キロちょっとしか離れてないってのに、

この様相ってスゴクありません?

札沼線・石狩金沢駅

 

北海道医療大学駅-石狩金沢駅間の所要時間は

鈍足のキハ40でもわずか4分。

クルマで移動しても、たった3分しかかからないってのに、

まさかダルマ駅が現れようとは…

札沼線、面白すぎますって!

札沼線・石狩金沢駅

 

石狩金沢駅は昭和10年に開業した駅で、

ダルマ駅舎に変わる前までは、大きな木造駅舎があったらしい。

残されたコンクリート基礎に、当時の面影がバッチリ残ってましたよ。

石狩金沢駅、ずいぶんと小さな駅になっちゃったようで。

札沼線・石狩金沢駅

手前側には汲み取り式便所のマンホールも残ってました。

 

貨車好きな自分は、満足いくまでダルマ駅舎をチェックします。

道内には廃貨車の車体を利用したダルマ駅が数多くありますけど、

これほど原型(貨車の姿のまま)に近いモノは

他では見当たらないのではないかしら?

 

製造銘鈑を発見!

昭和29年に日本車両で製造された車掌車のヨ3500のようです。

ダルマ駅に貨車時代の製造銘鈑が残ってるとか、衝撃的なのですけど。

札沼線・石狩金沢駅

 

わおっ、台枠部分には車番まで残ってたわ!

札沼線・石狩金沢駅

Wikiによれば、ヨ4436は昭和28年製造のロットの車両のはずですが…

謎が深まりますね。

 

かつての緩急車の名残である尾灯。

札沼線・石狩金沢駅

 

デッキもほぼ原形のままでした。

札沼線・石狩金沢駅

 

こちらも、ほぼ原形のままの側窓です。

リベットの数は、製造工場や造年により変わりますの。

車体に打ち付けられたリベット、鉄道ファンにとっては萌えアイテムですよね。

札沼線・石狩金沢駅

 

もちろん中もチェックしましたよ。

車内は昭和初期の車掌車で見られる板張りのまんま。

札沼線・石狩金沢駅

札沼線・石狩金沢駅

内装がリフォームされてるダルマ駅が多い中で、

これほど原型に近い(手付かず)なのは珍しいと思いますが…

小さな頃は貨車に乗ることが憧れのひとつでしたけど、

ダルマ駅に入ってもワクワクしないのは何故だろう?

 

最後はホームの様子を確認して石狩金沢駅探訪を終了しました。

札沼線・石狩金沢駅

今は単式ホーム1本だけの棒線駅に変ってしまいましたが、

見ての通り、このホームはかつては島式だったみたいですね。

もう1本、反対側に相対式ホームがあったらしいですよ。

 

以上、駅前にわずかな数の民家があるだけの石狩金沢駅でした。

札沼線・石狩金沢駅

 

ちなみに、この路線の愛称名は学園都市線

札沼線・石狩金沢駅

インなんとかとか、ビリビリがいる街だけが学園都市だと思ったら

大間違いですぜ。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

札沼線(学園都市線 北海道医療大学駅-新十津川駅)

 

↑(北海道医療大学駅・桑園駅方面)

石狩金沢駅(平成27年10月21日)

本中小屋駅(平成27年10月21日)

中小屋駅(平成27年10月21日)

月ヶ岡駅(平成27年10月21日)

知来乙駅(平成27年10月21日)

石狩月形駅(平成27年10月21日)

豊ヶ岡駅(平成27年10月21日)

札比内駅(平成27年10月21日)

晩生内駅(平成27年10月21日)

札的駅(平成27年10月21日)

浦臼駅(平成27年10月21日)

鶴沼駅(平成27年10月21日)

於札内駅(平成27年10月21日)

南下徳富駅(平成27年10月21日)

下徳富駅(平成27年10月21日)

新十津川駅(平成27年10月21日)

 

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