貴族のピエールは故郷に戻ったが、彼の城は知事のナルボンヌに盗られて、さらにオランダ人のカトリーナのものとなっていた。
カトリーナはナルボンヌが持っている「インドの星」というサファイアを取り戻してくれたら、城を返すと言う。
ピエールはルイ14世がナルボンヌの城を訪問するタイミングを狙って、ナルボンヌの城に向かった。
製作年:1954:監督:Arthur Lubin,脚本:Denis Freeman,Herbert Dalmas,John H. Kafka
■ はじめに
登場人物(キャスト)
ピエール・サンローラン(コーネル・ワイルド)
ナルボンヌ(ハーバート・ロム)
カトリーナ(ジーン・ウォーレス) オランダ人
ルイ14世(ベイジル・シドニー)
モンテスパン夫人(イヴォンヌ・サンソン) 国王の愛人
本作当時コーネル・ワイルドとジーン・ウォーレスは夫婦、二人とも最後の結婚で30年余り一緒にいた。
■ あらすじ
◆ 城は他人の手に渡っていた
フランス、17世紀。若い貴族のピエール・サンローランは戦争が終わって故郷に戻った。
だが彼の土地と城は州知事ナルボンヌに盗られて、さらにオランダ人未亡人のカトリーナに売られていた。
◆ インドの星
カトリーナは意外にも友好的であった。
ナルボンヌが持っている「インドの星」と呼ばれる価値あるサファイアを取り戻したくれなら、土地も城も返すと言う。
カトリーナはオランダ政府は平和を維持するため、これをインドに戻すのだという。
◆ ナルボンヌの城
ナルボンヌの城をルイ14世が訪れる。それを見計らってピエールも城を訪れた。
ルイ14世、その愛人のモンテスパン夫人、ナルボンヌとともにピエールも列席した広間で、いろいろな絵芸が出された。それが長く続いた。
モンテスパン夫人はピエールに好意的であった。
スキを見てピエールは城の中を探りまわった。結果ナルボンヌが「インドの星」を自分の剣の柄にはめ込んでいることが判明。
◆ カトリーナに「インドの星」を戻した
ピエールとナルボンヌが剣の試合をしてピエールが勝った。
ピエールは「インドの星」を手に入れて逃亡した。ナルボンヌの兵が追いかけてきた。
ピエールは「インドの星」をカトリーナに渡して、カトリーナを逃がした。
カトリーナはオランダ行の船に乗るために急ぐ。
◆ ナルボンヌとの決闘
ピエールはカトリーナを逃がすために、いったん自ら捕らえられるが、逃亡してカトリーナを追いかけた。
オランダ船に乗り込んだが、ナルボンヌと兵も追いついて乗り込んできた。
ピエールとナルボンヌは剣を抜いた。激しい戦いだったが、ナルボンヌを刺し殺した。
ピエールとカトリーナが乗ったオランダ船は出港した。
■ 出演作
◆ コーネル・ワイルド
(1941)ハイ・シェラ/High Sierra
(1945)哀愁の湖/Leave Her to Heaven
(1947)永遠のアンバー/Forever Amber
(1948)深夜の歌声/Road House
(1952)剣豪ダルタニアン/At Sword's Point
(1945)魔法のランプ/Magic Lamp
(1952)カリフォルニア征服/California Conquest
(1954)怒りの刃/Passion
(1947)ホームストレッチ、美女の迷いと競馬/The Homestretch
(1942)人生が始まる夜/Life Begins At Eight Thirty
(1955)ビッグ・コンボ:刑事の執念とギャングの反撃/The Big Combo
(1950)二つの国旗:南軍捕虜部隊が北軍に/Two Flags West
(1949)仮釈放から逃亡へ/Shockproof
(1948)ジェリコの壁/The Walls of Jericho
(1947)結婚式からの逃亡/It Had to Be You