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■ Among The Living
ポールは幼いころに脳に障害を負い、死んだことにされて秘密裏に育てられた。
父親が死亡し、ポールの双子の兄弟ジョンが戻ってきて、ジョンはポールが生きていたことを知った。
ポールには異常音を聞くと、意識がなくなり何をしたか分からなくなる障害があった。


製作年:1941、監督:Stuart Heisler、脚本:Garrett Fort、Lester Cole、原作:Brian Marlow、Lester Cole


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 マキシム・レーデン(-) 本作当時死亡
 ジョン・レーデン(アルバート・デッカー:二役) 息子
 イレーヌ・レーデン(フランシス・ファーマー) ジョンの妻
 ポール・レーデン(アルバート・デッカー:二役) 息子
 ビル・オークレイ(ゴードン・ジョーンズ) レーデン家の執事
 ポンペイ(Ernest Whitman) レーデン家の使用人
 ベン・サンダース医師(Harry Carey)

 ピッケンス夫人(Maude Eburne) 貸し部屋の経営者
 ミリー・ピッケンス(スーザン・ヘイワード) 娘
 ペギー・ノーラン(Jean Phillips)

ポールは異常音を聞いた時におかしくなる。異常音を聞いた時におかしくなる映画には、例えば「(1945)戦慄の調べ/Hangover Square」がある。

ミリーの年齢設定は示されないが、まだ10代と思われる。ミリーのキャラクターがチャラい感じで生き生きとしている。素晴らしい。スーザン・ヘイワードは演技の幅が広いと感心する。
 


■ あらすじ

◆ ジョンとポール

製粉所を経営しているレーデン家の屋敷は町から少し離れたところにあった。

30年ほど前、マキシム・レーデンには双子の息子ができた。ジョンとポール。

マキシムが妻に暴力をふるった時、まだ幼いポールが母親を庇おうとした。マキシムはポールを壁に叩きつけて、ポールは脳に障害を負った。

ポールは死んだことにされて、偽の死亡証明書が作られ、偽の葬儀が行われた。

ポールは屋敷の中の一室で世間から隠されて育てられた。

一方、ジョンは大人になって屋敷にを出て働き、イレーヌという女性と結婚した。

◆ マキシムの葬儀

マキシムが死亡して葬儀が行われた。ポールとイレーヌは戻ってきてマキシムの埋葬を見届けて、屋敷に入った。

葬儀と埋葬の間、ポールは拘束衣に包まれていた。終わったところでポンペイから拘束を解かれた。

この時に大きな音が発生し、ポールは頭を抱えた。

◆ ポンペイが殺された

ジョンとイレーヌがいるところにポールが現れた。

ジョンはポールが生きていたことを知り懐かしがった。

その後、ポールは姿を消した。ジョンたちはポンペイが殺害されているの発見した。

◆ ポールはミリーと知り合った

ポールは町にでて彷徨った。

新聞にはポンペイ殺害のニュースが出ていた。それを見てもポールには何のことだが分からないようである。

ポールは貸し部屋を借りた。

経営者の娘ミリー・ピッケンスは、ポールが気に入ったようで、楽しそうに話しかけてきた。

◆ ペギーは殺された

ポールは貸し部屋をでて、また町を彷徨った。

ダンスホールに入った。大きな音楽がかかり、みんなはジルバを踊っていた。

ペギー・ノーランという女性と踊った。だがあまりにも騒がしいのでポールは頭を抱えた。

ペギーはポールをバカにした。

ポールは外に出た。ペギーが出てきたので追跡した。

次の日にはペギー殺害の記事が新聞に載った。

ジルバ。「jitterbug」だが日本人が聞くと「ジルバ」と聞こえる。動きが激しいダンス。どんなものかは動画で見てね。昔の話だが、秋冬のダンスの季節になると、教習所に「ジルバだけでも教えてほしい」と若者が来るそうである。ヨーロッパではもう少し上品な動きのジャイヴ/jiveになる。

◆ ポールとミリーが外出

ポールが貸し部屋に戻るとミリーが入って来た。

ミリーは新しく買ったワンピースを持って来て部屋の中で着替えた。

二人は腕を組んで町に出かけた。

洋服屋に入ってポールは服を新調した。それからミリーに香水を買った。

◆ 殺人犯の懸賞金

さてペギー殺害犯に対する懸賞金がレーデン家より出された。補足。無関係のレーデン家が懸賞金を出すのはおかしいのだが、そのようなストーリーになっている。

それを見て町中が興奮した。みんな懸賞金を目当てに走り回った。

ポールとミリーも記事を見た。ポールは自分が関係していることは認識していない。

ミリーの主導で、みんなに交じって町を走り回った。

◆ 二人はレーデン家の屋敷に

二人はある屋敷が怪しいと見て入り込んだ。

ある部屋に入ったところ、ポールは、その屋敷がレーデン家の屋敷で、その部屋が死んだ母親の部屋であることに気がついた。

ポールは怒ってミリーに食ってかかった。

◆ ジョンは死亡した

二人を追いかけて、他の人々も屋敷に入って来た。ポールに殴りかかった。ミリーはポールを守って戦った。

ポールは屋敷から逃げ出した。人々は追いかけた。

森の中に逃げてきた。まだ追いかけてくる。

ポールは何かに躓いて倒れた。それは瀕死のジョンであった。ポールはジョンに抱き着いた。ジョンは死亡した。

補足。我々にはジョンを傷つけたのもポールであると暗示されるのだが、ジョンを傷つけるタイミングがない。
 


■ 出演作

スーザン・ヘイワード
(1942)奥様は魔女/I MARRIED A WITCH
(1938)黄昏/THE SISTERS
(1951)狙われた駅馬車/Rawhide
(1942)絶海の嵐/Reap the Wild Wind
(1946)暁の死線/タイムリミット25時/DEADLINE AT DAWN
(1958)私は死にたくない/I Want to Live!
(1947)私は殺さない/THEY WON'T BELIEVE ME
(1954)悪の花園/Garden of Evil
(1947)Smash-Up,The Story of a Woman
(1949)タルサ/Tulsa
(1949)他人の家/House of Strangers
(1955)一獲千金を夢みる男/Soldier of Fortune
(1959)愛は憎しみの彼方に/Woman Obsessed