子供たちの通っていた幼稚園では、、、
サン・テグジュペリの『星の王子様』に出てくる
言葉をモットーにしていた。。。
例えば、、、
「大人だってみんな、はじめは子供だったんだよ」とか。
「大切なものは、目には見えないんだよ」
・・・とか。
園長先生が、この、『星の王子様』のお話を、
多分、好きだったのだろうと思う。。。
『星の王子様』のお話は、母も大好きで。。。
やっぱり昔から、我が家の本棚にそれはあった。。。
学校の図書室にもあったっけかな?
だから私は、幼いころから、何度もその本を
パラパラとしたことはあったけど。。。
マトモに読んだことはなく。
子供たちの幼稚園で、再びそのお話に
出会った時。。。
初めて、母の言っていたことが解った。。。
母は昔から。。。
「これは、良いお話よ」
・・・って、言ってたっけなぁ。。。と。
そんな幼稚園の園長先生は、、、
人脈が広かったようで。。。
園の行事の時にはいつも、
なにやらすごいゲストをお迎えして。。。
子供たちを楽しませてくれていた。。。
ある時は、ディズニー映画の、
『リトル・マーメイド』でアリエル役の吹き替えを
やっていた方が来てくれて。。。
そして、『パート・オブ・ユア・ワールド』を
目の前で歌ってくれて。。。
子供たちはもう、目がキラキラになっていた。
子供だけでなく、私達親の目も、、、
同じように、キラキラになっていたけど(笑)
クリスマスの時は、、、
西洋人のサンタさんがやってきて。。。
その風貌は、まるで本物のサンタさんのようで。
子供たちは絶対、信じただろうと思う。。。
「サンタさんが幼稚園に来てくれた!!」
・・・ってね。。。
そういう園長先生は、当時、
こんな風に言っていた。。。
「こういうことをたくさんしてあげても。。。
子供たちはおそらく、ほとんど忘れてしまいます。
でも、たとえ忘れてしまっても、
それでも『なにか』が、子供たちの中には、
必ず残ります」
あの時のあの言葉に、自分がものすごく
共感したことを、今でも覚えている。。。
********
私は、松本ひろみ先生のところで、
しばらくカバラを学んできたけれども。。。
あの頃、松本先生は言っていた。。。
「私たちは、もう大人だから、、、
子供の頃と違って、覚えるのは大変。。。
だから、何度も何度も繰り返して、
ゆっくり覚えていけばいいのよ」
・・・って。
先生は長いこと、中学校で教師をやっていた人だから、
「教えること」に関しては、本当にプロだったのだと思う。
大人になってから覚えたことは本当に、、、
しばらく離れると、すぐに忘れてしまうよね。。。
特に、、、
知識的なことは。。。
私も今ではもう、、、
カバラのいろんなこと、忘れてしまっている。。。
けれどもきっと。。。
表面的な知識は、忘れてしまっていても、
見えないところで、私の中に残っているものは、
たくさんあるのだろうと思う。。。
それは。。。
智恵に昇華され。。。
今の私を創る素材の一部となって、、、
私の中で、生きているのだろうと思う。。。
********
カバラというのは、伝統的には、
男性しか学ぶことを許されていなかったそうだ。。。
男性であることの他にも、
いろいろと「制限」があって。。。
まず、ユダヤ人であること。。。
40歳を過ぎていること。。。
既婚であること。。。
なぜ、その制限が必要だったのか。。。
・・・については、松本先生は説明しなかったけど、
私はあの頃、いろいろ考えた。。。
「男性であること」という制限は、、、
時代的なものもあったのだろうと思った。。。
でも、その他の制限に関しては。。。
当時の私には、その必要性の意味は、
ほとんど、見当がつかなかった。。。
でも。。。
あれからだいぶ、年齢と経験を重ねた今は、、、
その意味も、なんとなく、解るようになった。。。
そうやって。。。
あの頃は、あまり理解できなかったことも、、、
今だと、よく解るな。。。ということは、
たくさんある。。。
これは、カバラに直接関係のあることでは
ないのだけど。。。
松本先生は、中学校の教師の経験から。。。
子供たちに対して、時には力圧しをしないと
いけないこともある。。。と。
そんな風に言っていてね。。。
そうでないと、子供たちは図に乗ってしまって、
なめてきたりするから。。。と。
あの頃は、私の子供たちはまだ
小学生くらいだったのだけど。。。
そんな松本先生の言葉に、当時の私は、
すごく抵抗感を持ったのを覚えている。。。
でもその後、、、
子供たちが成長していくにつれ。。。
松本先生が言っていたことが、
解るようになったりもした。。。
「占星術」と「タロット」は、カバラの双子の娘。
・・・と、シモン・ハレヴィさんは言っていて。
なので、カバラの授業の中で、
占星術やタロットを学ぶこともあったのだけど。。。
その時に、松本先生が。。。
「相手の誕生日を聞いて、ホロスコープを見て、
それで、あぁ、この人とは合わないなと思ったら、
サッと離れるようにしてるのよ」
・・・と言っていてね。。。
同じクラスには、占星術を仕事としている
プロの占い師さんもいたのだけど。
その人も、同じようなことを言っていて。
で、当時の私は、先生たちのそういう言葉に対して、
ちょっと、嫌悪感を持ったりしたの。。。
占星術なんかに囚われて、
それだけで人のことを判断してしまうのって、
どうなんだろう?
・・・と、そう思っていた。。。
でも。。。
あれから長年、占星術と関わっていくうちに、
当時、松本先生や、あの占い師さん達の
言っていたことが、よく解るようになった。。。
あの頃小学生だった息子も、、、
「〇〇座だからどうの。。。みたいな話、
俺は嫌いなんだよね」
・・・と言っていて。
そんな息子を見て私は、、、
「以前の私にそっくりだ。。。」
・・・なんて思っていたりもした(笑)
私も、昔は「占い」が大嫌いだったから。。。
「占い」が。。。というよりは。
占いに、囚われてしまうことが。。。
そういう時期を経て。。。
「うん、占星術ってありだよね。。。」
・・・と、自分が納得するまでにはおそらく、、、
20年以上はかかったと思う。。。
それまではどこかで、「反発心」を持ちながら、
占星術と関わってきていた。。。
でもそういうものは、きちんと学ばずに、
表面だけしか見ていなかったからであって。。。
あれからもう、10年以上経った今。。。
その間に、いろんな経験を重ねてきた息子が。
最近では自ら、星座の話を持ちだすこともあり。。。
面白いものだ。。。なんて思ったりする。。。
そうやって、占星術を認めたあとも。。。
一般的に相性が合わないと言われている
星座同士でも。
そこには、学びがあり、魂の約束があり。。。と。
そう思って、その付き合いを避けるということは、
私は、しないできていた。。。
でもこれは、多分。。。
年齢を重ねたことによって、、、
自分の、残り少ない貴重なエネルギーを、、、
あまり、余計なことには使いたくない。
・・・みたいな心理が働いたからだろうと思うけど。。。
最近ではとみに。。。
当時の松本先生が言っていたことに、、、
心から共感してしまう自分がいる(苦笑)
でも。
なんだかんだ言いながらも、私にとっては
占星術さえも、「過去生を辿る旅」だったんだな。と。
今は思う。。。
それを理解した今はもう。。。
ホロスコープは使っていない。。。
使わなくても、、、
そういうのは、「匂い」で解るものだしね。。。
********
それにしても。
あの時勉強した、「知識」は忘れてしまっても、
こういう、世間話的なものは、、、
けっこう、よく覚えているものだ(笑)
でもこういうこととは、また別に。。。
当時の自分にとって、もっとも重要だったことも、
カバラは教えてくれた。。。
そこは今でも。。。
忘れていない。。。
ハッキリと、覚えている。。。
********
つづく
