15歳の水村まなみ(西川愛莉)と坂平陸(武市尚士)は,一緒にプールに落ちたことをきっかけに心と体が入れ替わってしまう。
その後,ふたりは何度が一緒にプールに飛び込むとかしてみるが,一向に元に戻らない。
陸の心を持つまなみは,その後,まなみと仲の良かったクラスメートが陸の悪口で盛り上がっていたことから友だちづきあいが減り,まなみの心を持つ陸と陸の親友の田崎くらいしか話す相手がいなくなる。
一方,まなみの心を持つ陸は,なぜかイケイケになり17歳で童貞を卒業する。
陸もまなみも高校卒業後,東京の大学に進学するが,東京で会うことはなく,地元に帰ってくると毎年同じ喫茶店で近況を報告し合う。
まなみの心を持つ陸(高橋海人)は,その後も色々な女子と付き合い,この顔はかなりモテると言う。
陸の心を持つまなみ(芳根京子)もルックスの良さから何度も告白されたというが,まなみの心を持つ陸のように気楽に男と付き合うことはできない。
だが,同窓会で陸の親友だった田崎(中沢元紀)に告白され,ブルース・リーの死亡遊戯の流れる彼の部屋で初体験をする。
陸の心を持つまなみは,帰省するたびに自分の身体を持つまなみを連れて自宅に帰り,まなみを自分の両親に会わせてやる。
陸の心を持つまなみは,まなみの両親(赤堀雅秋,大塚寧々)とはあまり上手くやれていないが,まなみの心を持つ陸は両親と仲良くやっており,両親は将来,ふたりが結婚するものと思っている。
一方,陸の両親(山中崇,片岡礼子)は,陸の心を持つまなみとは会おうともしてくれず,家の外から家族の様子を眺めることしかできなかった。
やがて2人は大学を卒業し,東京で就職するが,陸の父春樹が亡くなったとき,陸の心を持つまなみが,葬儀で母葉月に何かできることはないかと尋ねても,何もないと冷たく拒絶される。
ただ,陸の弟禄(林裕太)は,陸の心を持つまなみに親しく話してくれ,陸しか知らないはずの禄との思い出話を驚いて聞く。
陸の心を持つまなみは,田崎とは別れ東京で知り合った蓮見涼(前原滉)と付き合い,結婚し,子どもも生まれる。
陸の心を持つまなみは,出産の苦しみの中で,このまま自分が死んでしまったらまなみを殺してしまうことになるという恐怖に駆られる。
ふたりが入れ替わって15年が経ち30歳になったとき,まなみの心を持つ陸が,元に戻れるかも知れないと言い出す。
地元には,入れ替わりの伝説があり,それには一定の条件があり,それが満たされるのが今日であり,次は100年以上先だという。
まなみの心を持つ陸し元に戻ることを切望していたが,陸の心を持つまなみは結婚し,子どももいるためこのままの方が良いのではないかと迷う。
陸の身体になったまなみは,その直後から性同一性障害のような苦しみを味わっていたが,陸の身体が女子から求められることが多いことで自分の存在意義を確認していた。
陸の身体になったまなみが,次々と女性と付き合うものの恋愛ではなく,セフレ関係を続けているのはそういう理由だった。
陸の心を持つまなみは,迷った末,必ず元に戻るとは限らないので,やってみての結果に任せようと考え一緒にプールに飛び込む。
その後,ふたりはいつもの喫茶店で会う。
おなじみの入れ替わりものだが,少なくとも15年も元に戻らず,女性側が結婚,出産までするという設定はかなり異例。
入れ替わりに対するリアクションよりも他人の人生を生きるという話が中心で,定番の入れ替わり当初のドタバタ,特に異性の身体と入れ替わったことによる戸惑いのようなものはほとんど描かれていない。
かなり意外なのは,女性の心を持つ陸がすぐに童貞を卒業するという成り行きだが,その理由は終盤に明かされる。
芳根京子の演技はやはり上手いが,高橋海人に関してはこの映画に限ったことではないが少しもの足りない。
突っ込みどころとしては,元に戻れる条件というのは,どう見てもどこかの誰かが更に入れ替わる条件でしかなく,かつて入れ替わった者同士が元に戻る条件とは言えないように思えるところ。
この映画の中では,元に戻ったのかどうかは明らかにされないが,ふたりのアクセサリーの付け方から見ると戻ったのではないかと感じる。
まなみは,元に戻ることを望んでいたが,戻ったら夫と子どもがいるというのはどうなんだろうか?





































































































































