勘違いカロリーブルース
昨日は久しぶりに何やらかんやらに買い物に出かけたんだけど。
前々から買おう買おうって思ってたダイエットな物どもがあったわけ。
「買いてーなー安しーもんだから買いてーなー痩せてーなー」ってさ夜な夜な思ってたわけ。
腹触りながら。
んなもんだからいっそまとめて買っちまえ、てなもんで買った。
まず、健康グッズコーナーに小走りで行った。
そんでもって物色。
発見。
易々とアンクルウェイトと万歩計をゲットした。
「ポケモンゲットだぜぇ~!」
俺の意味不明な雄叫びがフロアーに虚しくこだまする。
ま、んな感じで2匹ゲットして勢いに乗ったんだわ。
で、その勢いを殺さず次のポケモンを探すんだけど、これがなかなか見つからねーわけ。
それらしい売り場は見つけたんだけど、俺が欲しいもんのバッタもんみてーなのしか置いてねーわけ。
俺が欲しいもんはブランドもんなんだよ!
日本人がイカれて欲しがるようなブランドもんなんだよ!
それがねーわけねー!!
つって思ったので素直に横に居た店員さんに聞いた。
「ブランド物こんにゃくゼリーどこですか?」(スマイル)
「あそこの棚です」(無表情)
「ありがとう」(スマイルアゲイン)
「いえ」(無表情アゲイン)
・・・・・・
俺の笑顔って何?
俺のこの無駄な笑顔は何?
生きる意味って何?
神様っている?
ビックフットは?
じゃさじゃさイッシーは?イッシー?
そう心に問いかけても答えは出そうにねーからいーや。
っと悟って言われた場所に行った。
山ほどあった。
「ポケこんゲットだずぇ~!」
ポケットこんにゃくをゲットした俺は満足して家へ帰る。
そして、その夜。
少量の晩飯を食い夜が更けるにつれ空腹感が襲う。
「ここだ!」
と思いおもむろに冷蔵庫からポケこんを取り出し自室へ戻る。
「へへへ、これを食っても太らないぜ~へへへ」
と、何気なしに袋の後ろを眺めた。
(栄養成分表 1個(25g)あたり)
エネルギー26kcal
アレ・・・?
エネルギー?エネルギー?
26kcal?
1個26kcal?
5個食ったら130kcal。
これ・・・カロリー・・・高くない?
勝手なイメージでダイエット食品だと勘違いした俺の敗北。
何か・・・何か悔しいよ・・・
そう俺はお月様に向かって呟き涙を零した。
ぼくの夢
意を決して平日に禁酒をしてる訳なんだけれども。
酒を飲まないとほぼ夢を見ないって事に気づいちゃった。(てかおそらく憶えていないだけ)
飲んでへべれけになっていた時はやたらめったら見まくってうなされて朝泣いた。
「びーびー」つって泣いた。
何か得体の知れないビロビロの物体Xから全力で逃げたり。
緑色の宇宙人に変なビームビビビ~!って照射されて「ワー!キャー!」つって逃げ回ったり。
時に突然恋したり。
時に恋焦がれたり。
時に振られ気分でロックンロールだったり。
白蛇にパクっと噛まれて金運アップ!するんじゃない?マジで!マジで!!って思ってロト買ったり。
でハズレてロトびりびりに破って空に向かってばら撒いて、
「ちゃんちゃら可笑しいや・・・へへ」って涙ぐんでたら。
「コラァ~!!ぼんず道汚すんじゃねぇ~!!」って近所のおやじに怒られてションボリしたり。
だからして、ほうきで「レレレのレ~」つって半笑いでロト紙ふぶき片付けたり。
忙しいな~俺~出来る男はやっぱ違うな~ってにわかに思ってた。
酒飲んで一人全裸ではしゃいでた頃は間違いなく思ってた。
だけども今はそんな事まるでない。
土日以外は何もない。
酒を飲まない。
夢も見ない。
そんなちっぽけな大人になってしまいました。
「こんな自分に誰がした!おまえか!!」
って壁のペナントに突っ込んだりしてる。(富士山の)
怖いでしょ?
キモイでしょ?
ペナント集めてたでしょ?
うん。
そんな感じのプレイを妄想をしてまた今日も遊んだ。
エクスタシー!!
サイババからの贈り物
何か昨日の夜は暇だな~つー感じで脇の下から得体の知れない物質をかもし出し始めたその時、
そうだ!キャップをカスタムして遊ぼう!と何故か閃いた。
以前、買ったキャップがシンプルでつまらないブツだったので、
ワッペンやらバッジやらを買って賑やかに健やかにカスタムしようと思っていた。
それが「暇だっ!!今だっ!!」ってな感じで啓示がサイババから降りてきたのです。(サイババは神だ!)
とりあえずワッペンはアイロニングでドッキングするシロノモだったので、
簡単に付けられるし、バッジは針をブスリッっと刺せば装着など容易。
「キャンタン、キャンタン(簡単、簡単)」
と雑誌キャンキャンを読みふけりながら不埒に押切もえの事を想っていた。
だがしかし!
フーズ・バッド!
「そうは問屋が卸しませぬ」と言わんばかりに壁が立ちはだかる。
どうもツバの部分は容易くワッペンが付くのだが、
前頭部に位置するオープンスペースにはお洒落ワッペンのドッキングが上手く行かない。
私は焦り何かを滴らせそして考えた。
ありったけの知恵を振り絞って妻や子供をないがしろにしてまでも考えた。
が、我に返って冷静に考えてみれば、そもそも私は結婚していないし、
妻や子供は存在しない事に気づいて、えらく落ち込みもした。
それでも人は生きて行かなければならない。
「負けんな!ミー!!」
と、流れる涙を手の甲で拭いながらシャツの袖で鼻も拭った。
そしたらば、袖がテカッて月夜に照らされてえらく綺麗だった素敵な夜。
そう思ったその時!またもや天より舞い降りてきたサイババティーチャーの啓示が私の体を貫き、
ビリビリと体の細部、足の指先からホクロに生えた毛の先に至るまで伝えられた。
それはコレだ!!
「縫っちゃえばいいじゃん!いいじゃん!」
私は心の底から感動した。
今、ティーチャーの全てを信頼し尊敬出来た気がする。
そんな私は馬車馬の如く針と糸を用意し縫い始める。
キュッキュキュッキュ、せっせせっせ、と縫い合わせる。
普段は見せない桁外れの集中力を発揮し、
そして、実に1時間30分を要してそれは完成した。
神、サイババより授けられし帽子ここに降臨。
私はまた止めどなく涙がこぼれそれを手でそっと拭った。
春の夜風がまだ頬に冷たいそんな夜の日の話だ。
あとリュックにも付けて遊んだ。
ここに新しいおっさんの夜遊びスタイルが誕生した。
結論:裁縫は意外と楽しい。
真実を映す鏡
今朝方「ウィ~ンウィ~ン」つって発声しながらヒゲ剃ったらカミソリ負けして鼻の下赤くなった。
鼻血出したみたいな間抜けな俺の顔が鏡に映し出されて驚く。
「ラ・電気カミソリの野郎やりやがったな!コマンタレ・ブー!」
(訳:そこの電気カミソリのお方やりやがったわね!ご機嫌いかかが?)
とか一瞬お得意のフランス語で腹を立てたけれど。
よくよく考えたら「高校1年生の春から共に17年生きてきたじゃないか!」と思い許す。
いや、許すと言うかその前に俺の肌の弱さを呪う。
黒魔術かなんかの古(いにしえ)スタイル!俺のスタイル!で呪う。
トカゲのシッポとか、使ったシップとか、ウコンと力とか、ジャングルに生えてるシダ植物の胞子とか、
俺のジャングル(陰毛)とか、トシちゃんのジャングルってシングルとか、
兎にも角にもてんやわんやな物どもを、
ボギバギに砕いてパラパラ上からふり掛けてグツグツ煮込んで飲ます。
確実にこれは呪われる。
デスお腹壊す。
で、「うぉー!(吉田A作)ポンポン痛ーい!めんごめんごー!ジャンゴージャンゴー♪」
とか細胞の昭和の断末魔が聞こえたら完了です。
月にかわってお仕置き完了!
っていう火星で今大流行の最先端の妄想ゲームをして朝からプチ遊んだ。
ナウなヤング。
だけれども鼻の下は今だ赤い。
それは鏡に映るリ・ア・ル・ナ・リ。
お通じと読書と私
日常的な飲酒を止めた途端に便秘になった。
人の体って実は単純に出来てるのじゃないか?と思った。
飲酒→快便
禁酒→便秘
一体何が正しい世の中なのか分からない。
僕にはもう分からない。
いや、一つだけ分かる事があるとすれば、
それは屁が異常に臭いと言う事だけだ。
そんな異臭騒ぎの巻き起こる本日は最近読んだ本の感想だぞっ!
- 伊坂 幸太郎
- 重力ピエロ
運命に翻弄される兄弟のお話。
兄の泉水は遺伝子を扱う会社に勤め、弟の春は街の落書きを消す仕事をしている。
ある日、春は兄に電話を掛ける。
「兄貴の会社が放火にあうかも知れない」と・・・
そこから兄弟、そして父親おも巻き込み放火犯を追う。
果たして犯人は誰なのか?
そして、残酷な運命とは?
みたいな感じで話は進む。
どんどん読まされ引っ張り込まれる文章表現は素晴らしい。
まさに伊坂節炸裂の本だった。
しかし、やはり気になるのがラストの辺りで、
どうも僕としてはしっくり来ない終わらせ方をするのもこの伊坂幸太郎だ。
拭い去れないモヤモヤ感。
そこが惜しいな~
と個人的にはいつも読後思ってしまうのです。
でも面白い。
- 東野 圭吾
- 天使の耳
交通事故を巡る人々の運命を綴る短編ミステリー集。
表題の「天使の耳」は兄弟で交通事故に遭う、
運転手の兄は死亡し同乗していた妹が生き残る。
だがその妹は目が不自由だった。
現場を見ていない。
この事故の原因は?
どちらのドライバーに非があったのか?
だが、妹の証言から謎は徐々に解き明かされてゆく・・・
みたいな感じの話が盛りだくさん。
以前から東野作品を読みたいと思っていた所、友人が貸してくれた。
実際読んでみると非常に読みやすかった。
イメージでは重い感じの話ばかりではないのかと思っていたのだが、
短編だからなのか重い感じはあまりしない。
細部まで作り込まれていて、ドキッ!っとさせられる話などもあってなかなか楽しく読めた。
次は短編ではない作品も読んでみたいと思う。
- 安達 千夏
- モルヒネ
在宅医師をしている真紀の前に突然、7年前に別れた元恋人の克秀が現れる。
かつて心の痛みや傷を唯一共有出来た克秀、
しかし、その時真紀にはもう既に婚約者がいた。
それでも真紀の心は揺れる。
やがて、克秀が余命3ヶ月だと判明する。
どうすればいいのか、何かしてあがられる事はあるのだろうか・・・
みたいな恋愛小説?
読んでいてこの女に腹が立った。
「婚約者があまりにかわそうだぞ!」
「婚約者は蚊帳の外か!」
「てか真紀さんあんた婚約者にあまり興味ないだろ!」
と読みながらかなり突っ込んだ。
久しぶりに夜中一人で本に突っ込んだ。
こんな怪しい光景はない。
深夜「おいおいおい~そりゃねぇ~よ!」
とか何とかブツブツ呟く男が居た。
それは俺の事だ。
みたいな感じで読んだ本を紹介した。
いつにも増してグダグダな感じは否めないがしょうがない。
グダグダは俺の・・・せっ・・・専大・・・?いや専売特許だっ!!
と言うグダグダな宣言で今日は終わりたいと思う。
夢のつづき
(前回のつづき。ちなみに前回はこちら )
近代的なエントランスを抜け、私どもはエレベーターを最上階まで上った。
ピムポ~ム♪
インターフォンを鳴らし、扉が開き、「どぞ」と中へと通される。
通路を抜ける。
私達はそこで見る。
数多の料理を。
テーブルに乗り暖かく私達を迎えてくれる料理達を見る。
驚く。見る。驚く。見る。驚く。を繰り返す。
強引に押しかけたにも関わらず、料理まで用意して頂いてるなんて。
ありがたやありがたや。
そう思い心の中でお手手のシワとシワを合わせた。
と同時にその方はきっと食神に違いない、そう思った。
食とお金と女性と運と才能と銀座と六本木には縁のない私がその内の一つにありつける。
「食べなさい」と促される。
それはもう神の行為としか私には考えられない。
中野に住む食神。
私はそんな神に中野で出会った。
ちなみにこの料理と一緒に8000円程する最高級芋焼酎を飲ませて頂いた。
私と友人の二人は遠慮と言うものを知らない大馬鹿者なので「美味い美味い」とガバガバ飲んだ。
あっという間に一本が空いた。
果たしてこの二人に8000円の味が本当に理解できたかは、はなはだ疑問である。
と、後日正気を取り戻した時に思った。
そんな私達は散々飲んで食い散らかし颯爽とタクシーで帰った。
失礼極まりない行動である。
と、後日正気を取り戻した時に反省した。
そして、こんな二人を受け入れてくれた中野の食神に本当に感謝したい。
「美味しかったです。ご馳走様でした!」とね・・・
晩餐へ向かう道すがら
東京某日、中野のとあるマンションでその会合は開かれた。
と言うか押しかけた。
プチおっさん二人で。
餃子40個とコロッケ何個かと最中に包まれたアイス(俺用)を手に向かった。
と、その途中桜がずらずらと道路沿いを埋め尽くしていた。
俺の隣に居るもう一人のおっさんは鳥肌を立てながら感動していた。
確かにこれは美しい。
薄ピンク色に覆われどこまでもどこまでも続くような道を眺めながら、
一瞬に懸ける美しさを思った。
「綺麗は悲しい」
そう誰かが言っていたのを思い出しもした。
そんな感傷的なのか何なのかよく分からない感情を抱えながら、
餃子やらコロッケやらの入った袋をブラブラさせ桜並木を歩いてマンションへ向かう。
その光景は休日そのものと言った雰囲気を漂わせていたに違いない。
ブラブラ。
と、いつの間にか気づけばマンションの前へ着いていた。
大きく深呼吸を一つ。
「いざ、突撃ーっ!!」
勝どきを心の中で叫び、騎馬隊が土煙を巻き上げ坂を下って行った。
いや、上の階なので上って行った。(つづく)
パワースポット浅草
雷門を激写!!
人がいっぱい居てワクワクする。
何せ人を観察するのが3度の飯より好きなのです。
ハンバーグを除けば。
ハンバーグ!ハンバーグ!(フォークとナイフを広げた両腕で上下させながら)
そんなハンバーグ運動はさて置きまして。
もうこんだけ人が居ると妄想しっぱなしエンドルフィン出っ放しですね。
あ~あの人、奥さんの尻に敷かれてんのかな~
「あんたボーナス下がったんだからお小遣い今月1万円ね!」
「えぇ~そんなぁ~殺生なぁ~タバコ、タバコ買えないよぉ~」
「じゃ止めればいいじゃない?」
「よし子ぉ~生きがいを奪わないでくれよぉ~」
「へっ!?それが生きがい?ちっぽけな男だねぇ~!だからあんた出世しないのよっ!!」
「・・・・・・・」
ションボリ・・・
みたいに生活してるんだろうな~とか。
家族で来てるけどこの子反抗期かな~
「ヨシオ!未成年のくせにタバコを吸うとは何事だ!」
バコ~ン!!
「痛ってぇ~!クソ親父!!俺の気持ちも知らねぇ~で!!」
ドンガラガッシャーン!!
ちゃぶ台に倒れこむ二人。
戸惑う家族。
そこに止めようと間に入る妹の樹音(ジュネ)
「お兄ちゃんもお父さんもやめてっ!!」
泣きじゃくりながら樹音(ジュネ)は叫ぶ。
はっと我に帰り和夫の胸倉から手を離すヨシオ。
「ご・・・ごめん・・・」
ヨシオは樹音(ジュネ)に向かってそう呟き家を飛び出した。
ヨシオと樹音、血の繋がりがない事をこの時二人は既に感じとっていた・・・
絶対そんな家族に違いない!結ばれない二人だ!可哀想だよ!とか。
前に写ってる娘が私の彼女になる、絶対になる、いや、なれっ!!とか。
二人の若者がフュージョンを使って悪さをする前に、
私がペガサス流星拳を繰り出してそれを阻止する。とか。
色々妄想してたら楽しくなった。
お陰でその日はグッスリ眠れた。
とてもよかった。
追伸:雷門のちょうちんは実はちょうちんではない。
アレは実はロボットだ。
両脇からウィーンつって手と足が出てくるから。
ガシーン!ガキーン!つってロボに変身するから。
んで、悪い奴らをワッサワッサ蹴散らしてくれるんだから。
俺はその事を知っている。
ちなみに歴史的建造物は基本的に全てロボット。
これは国家機密事項だ。
あっ!言っちゃった!!
A‐BOYを知る
上京した私は憧れのA‐BOYを目指すべく未来都市秋葉原へと出かけた。
テレビで見る秋葉原とは違い、生粋のA‐BOYは見当たらない気がする。
「テレビで拝見した憧れのA‐BOYが何処にも居ないではないか!」
「バンダナを頭に巻いた奴なんて居ないぞ!」
「迷彩服を着た奴は何処だ!」
「貴様リュックはどうした!リュックが基本じゃないのか!」
そう半狂乱になりながら街を歩いた。
正直ショックだった。
テレビに騙された自分がバカだとも思った。
そんな抜け殻のような、使い終わったコンドームのような、私がヨタヨタヘナヘナと歩いていると。
「ど~ぞ~」
と、レフトサイドから一枚のビラを手渡された。
私は無意識にそれを手に取り、虚ろな瞳でビラを眺め、そして手渡した人とを交互に眺めた。
その人はチェーンのついたメガネを掛け、俗に言うメイド服?を着て微笑んでいた。
私は焦った。
背中毛からケツ毛まで逆立って、毛羽立った。
心のテンションが上がった。
「テッ!テレビと一緒じゃ~ん!!」
「コレってメイド喫茶じゃ~ん!!」
そう心が雄叫びを上げた。
私は、上がるテンションとパッションを右に受け流しながら尋ねた。
「こっ!こっ!このお店はどこですか!?」
その人は答える。
「ここをこう行って、ここを曲がって、うんぬんかんぬんの3階です!」
と、オキャン に答えてくれた。
と、同時にいい匂いがした。
「秋葉原も捨てたもんじゃないぜ!!ごきげんだぜ!!m.c.A・T!!」
そう思い悦に入った。
2秒経過。
私ははたと我に帰り、軽く会釈しグイグイとその店を目指して大股で歩いた。
2分16秒経過。
発見。
それは小汚い雑居ビルの中にひっそり、こっそり、もっさり、あった。
看板はポップかつプリティーでありどこか怪しい。
私は勇気を振り絞って足を踏み入れた。
つもりだった。
が、足は前に出ず入り口の1m27cm手前で止まった。
「動け!動け!動け!」
心に言い聞かせるが一向に前には出ない。
「チキショー!!」
クルミが潰れるくらい拳を強く握り締め、春の真っ青な天を仰ぎ叫んだ。
自分の不甲斐なさ勇気のなさに悲しみを覚えた。
突き抜けるように空が真っ青なのが、悲しみを加速させるようで落ち込み度も増す。
ボソリッ。
「意気地なし」
トボトボと自分の脆弱さを呪いながら駅へと戻った。
電車に乗った。
意味もなく山手線を1周回った。
そのくらいのダメージがその時おそらくあった。
A‐BOYの道は棘道。
人は極めると、とてつもない高みに登れるような気がした。
そんな春の1頁だ。
未知との遭遇
ひょいと電車に飛び乗り、
ぶらり浅草に行ったんすよ。
したらば何か建物の上に変なの乗ってんすけど、
「アレ何?」
「金色のアレ?」
「金玉?」
「ちげーな」
「ウンコ?」
「違うわ」
「キン斗雲?」
「いい線いってるかも」
とか何とか浅草の多国籍旅行者達は口々に囁いてる。
でも
「ノン・ノン・ノン」
「Non・Non・Non」
「ありゃー金玉でなければ、ウンコでもねーし、キン斗雲でもねー」
「じゃアレ何かって?」
「マジ知らねーの?」
「てかUFOに決まってんだろーがっ!!」
「U・F・O、つまり未確認飛行物体だっつーの!」
「丑三つ時にビューン!つって飛ぶっつーの!」
「発光しながらユラユラ漂うっつーの!」
「俺の目に狂いはねー!なんつったって矢追純一の弟子だからな!(自称)」
「言い換えれば単なる狂信的なファンだな、いや・・・ストーカーか?」
「いや別に執拗に追いかけたりしてる訳じゃねーしストーカーって訳じゃねーな」
「じゃなんだ?胸が熱くなるこの感じ」
「胸を焦がすようなこの想い」
「もしかして恋か?俺は恋してるのかい?」
と語尾を優しく表記した所でおそらくこの恋は叶うまい。
そう思ったら何だか悲しくなってきた。
この想い断ち切ろう。
今この場所で。
さようなら純一、ありがとう純一。
俺は左右に大きく手を振りながら何故か隅田川を流れて下って行った。
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
れぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。








