夢のつづき
(前回のつづき。ちなみに前回はこちら )
近代的なエントランスを抜け、私どもはエレベーターを最上階まで上った。
ピムポ~ム♪
インターフォンを鳴らし、扉が開き、「どぞ」と中へと通される。
通路を抜ける。
私達はそこで見る。
数多の料理を。
テーブルに乗り暖かく私達を迎えてくれる料理達を見る。
驚く。見る。驚く。見る。驚く。を繰り返す。
強引に押しかけたにも関わらず、料理まで用意して頂いてるなんて。
ありがたやありがたや。
そう思い心の中でお手手のシワとシワを合わせた。
と同時にその方はきっと食神に違いない、そう思った。
食とお金と女性と運と才能と銀座と六本木には縁のない私がその内の一つにありつける。
「食べなさい」と促される。
それはもう神の行為としか私には考えられない。
中野に住む食神。
私はそんな神に中野で出会った。
ちなみにこの料理と一緒に8000円程する最高級芋焼酎を飲ませて頂いた。
私と友人の二人は遠慮と言うものを知らない大馬鹿者なので「美味い美味い」とガバガバ飲んだ。
あっという間に一本が空いた。
果たしてこの二人に8000円の味が本当に理解できたかは、はなはだ疑問である。
と、後日正気を取り戻した時に思った。
そんな私達は散々飲んで食い散らかし颯爽とタクシーで帰った。
失礼極まりない行動である。
と、後日正気を取り戻した時に反省した。
そして、こんな二人を受け入れてくれた中野の食神に本当に感謝したい。
「美味しかったです。ご馳走様でした!」とね・・・


