読む味
ポール・オースターの『幽霊たち』を読んだ。
登場人物が、ブルー、ホワイト、ブラック、ブラウン、etc
などの為か何だかタランティーの『レザボア・ドッグス』を思い出した。
だが、登場人物が色という事以外二つに関係はない。
この小説は脳裏に淡くかすれた様な風景が浮かび、
色の付いた登場人物がその世界で動いている。
そんな不思議な印象を感じながら読んだ。
話は、ホワイトと言う人物がブルーと言う探偵に依頼をする。
ブラックと言う名の男を見張り、必要がなくなるまでつづけてくれと・・・
そうしてこの物語は始まる。
ブラックのアパートの向いにホワイトが借りたアパートで、
ブルーはブラックを見張る。
何のおかしな事も起こらないまま時だけが過ぎて行く。
ブルーはブラックを見張りながら考える。
この依頼の意味は・・・
ブルーは頭が錯綜する。
そして、ブラックに接触する事を考え始める。
果たしてこの依頼の目的は何か?
そしてどこへ向かうのか?
と言った様な探偵小説であり、
私が今まで読んだどれとも似ていない小説だった。
また私が小説や映画で大事だと感じているラストについては、
体から指先までそのシーンがしっとりとしみ込む様な余韻を感じた。
読み終えた私はその本を閉じ机の上へと置き、
ゆっくりと初めから終わりまでを咀嚼し味わい思い起こした。
今、口の中に広がっている味。
それは好物の味噌ラーメンに似ているかも知れない。
いや、やっぱり似ていない。
そうしてまた、次に出会うであろう本を想像し、
私は唇をぺろりと舐めた。
甘美な世界がそこには待っている。
その人が投げた言葉
「どうも志茂田景樹です」
ちょー似てる!
ク・リ・ソ・ツッ!!
このモノマネで飯三杯は食えるな。
うんうんうん。
って事で何かいい兆しが見えた気がするので、
話を突如変えるのですが、何だか最近、
ソソマスク=ギャン玉
だと言われた。
私は決して等式で現される程確かなギャン玉ではない。
いやそもそも人であってギャン玉である訳がない。
なのにその人は私をギャン玉だと言う。
私はギャン玉の様にシワシワしてはいないし、
二つもぶら下がってはいない。
だけれどもその人は声を上げ、
ギャン玉野郎と私に向かって叫ぶ。
そんな必死な姿を目の当たりにしていると、
若干だが『もしかして・・・私はギャン・・・玉・・・なのか・・・??』
などと逡巡してしまう事がある。
私は何者か?
そんな事は私にも分からないし、
きっとこの先も分からないだろう。
だがこの事をちょっぴり考え、
そしてこれからの人生も思案し歩んで行くのであろう。
ギャン玉=ソソマスク
等式ではないが近似値だと、私は薄々感じてはいる。
おそらく世に言うプチギャン玉辺りであろう。
さあ映画を観に行こう
先日『パコと魔法の絵本』 を観て来た。
本当は『デトロイトメタルシティー』 を観ようと思ったのだが、
時間等の都合がありパコを観る事となった。
『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督の作品と言う事で、
どんなファンタジーな繰り広げられるのか期待をし、
映画館へと向かった。
前半、何だかよく分からないカオスな世界に、
『アレ~これやっちゃったかな~』
とか思いつつ、不安にスクリーンを眺めていたのだが、
ストーリーが進むにつれそんな世界観に引き込まれ、
気づけば涙が零れそうになっていた。
が、涙と笑いが交互に来る様な展開で、
泣きそうになると笑いが襲ってくる。
そんな素敵な構成の映画だった。
元が舞台作品の様なので全体的な役者の演技が、
オーバーで馴れるまでやや時間が掛かるなぁとは思ったが、
役所公司、上川隆也、國村 隼、妻夫木聡、
などの役者陣が普段観た事の無い様な奇抜な役を演じきり、
実力があるのだと思い知らされた。
また、阿部サダヲも相変わらずのキャラで存在感があった。
そして、主人公?のアヤカ・ウィルソンの演技が良く、
あまりの可愛さに食い入って観てしまった。
ただちょっと残念な所は、
全編に渡るCGがもう少し少なくても良かったのではないだろう?
などと思った。
もっと役者陣の演技を味わいたかったな~
しかし、全体的には観て損のしない映画の様に個人的には思う。
また、舞台を観て見たいとも思った。
久しぶりに映画館で観たが、
やはり映画は映画館で観るに限る。
そう思い、家路を辿り今日の映画をハンドルを握りながら反芻したのである。
チームウェア
今週末は我らがフットサルチームカンツォーネのカリスマこと、
ドンイルくんが前々から製作に着手していた、
チームポロとチームTが出来上がったとの事だったので、
急遽召集がかけられ酒を酌み交わしつつのお披露目会となった。
原案ではチームらしいイメージとしてピンクのポロシャツとなっていたのだが、
私個人としてはピンクなどの色が似合いそうもないキャラなので、
一抹の不安を抱きながらもその完成を待った。
そして、ついに袖を通す日が来たのである。
私はドンイルくんから渡されたその鮮やかに輝くポロシャツを手に取り、
マジマジとソレを眺めた。
『ほ・・・本当に・・・これを私が着ていいものだろうか・・・?』
そんな不安を脳裏に浮かべながら、
私は恐る恐るソレに袖を通した。
そして、私は周りの反応を怯えた眼差しで確認する。
「あれ?普通じゃね?」
そんな声がどこかから聞こえた。
私はピンクのポロシャツをまとった自分を確認する。
『あら?以外に違和感ないかも?』
とか何とか思って胸を撫で下ろすのであった。
てかみんなピンクを着こなしてて、
着てみないと分からないものだな~
などと34歳ソソマスク、しし座、乙女チックな男の子は思ったのであります。
かっこいいじゃねーかっ!!
黒がTシャツなのだが同じデザインです。
これから寒くなるけれど、
半袖フルチンで走り回ろうぜっ!!
玉袋が冷たい風に吹かれギュ!!ってなるね。
風邪には気をつけよう♪
玉が球の様さ
ギャン玉をちぎっては壁に投げ壁に投げすれば、
ピシャリと言う音を立て壁にそれはくっつく。
そしてその後、地面へと落下する様を見ては、
その儚さに涙を流した。
か?それは定かではない。
が、小学生が野球のボールを壁当てをする様に、
私ことアダムスキーはその行為にいそしむ。
ちぎっては投げられるギャン玉は、
どういう訳か私ことアダムスキーの股間に無尽蔵に出現し、
それをちぎっては時速200キロを超えるスピードで放る。
ほうる。
ホウル。
HOURU。
シュ!!っと音を立て壁へと直線的に飛んで行き、
ビシャリ!!っと音を立て弾け飛んだ。
水滴が地面に到達し、その後放物線を描いて飛び散るかの様だ。
水滴には美がある。
だがギャン玉に美はあるか?
アダムスキーこと私は胸を張って言える。
それもまた美を持ちどこぞの世へと消えて行く。
形あるものいつか壊れる。
始まりがあれば終わりがある。
投げつければ壊れる。
そんな事を思い想像し、
アダムスキーこと私は時速200キロで股間からちぎったギャン玉を、
何の迷いも無く再び放った。
やはり200キロは速い。
目で追うのがままならないの程である。
そんな行為がループする。
私はアダムスキー、玉を球の様に放る男だ。
飛散するくしゃみ
何だか夜が涼しくなってきたので、
秋用のシーツやら掛け布団やらを出したら、
埃っぽかったのかもう鼻がズビズバでくしゃみ連発である。
ダストの脅威を目の当たりにしているからして、
さっき薬を飲んだのがまだ効く気配はない。
非常にイライラが募る夜。
鼻かみ過ぎの為、鼻頭は赤くなり、
目はうるうるとまるで恋する乙女の様だ。
その目で私は何を見る?
グシュバシュタァーーーーーー!!ボルッシュシューーーーーーッ!!
だが私のくしゃみでハクション大魔王は現れてはくれない。
私はカンちゃんではないからだ。
でもこんな私はアクビちゃんに恋をする。
それは何故なら私がMだからだ。
変身~カフカではない~
土曜、日曜とサナギの様に家でじっとしている。
ここのところ週末は家を飛び出し遊びほうけていた。
ので今週はサナギになる事を決めた。
タオルケットをまといビールを、もとい発泡酒を飲み、
買ったばかりの秦基博 『コントラスト』と言うアルバムを聴き、
心をじんわりと浸している。
ちょっとした興味で買ったアルバムだが、
素晴らしく良く、何度も休日の部屋に流れている。
休日の私はと言えばセルフレームの眼鏡をかけ、
短パンに一枚150円程のTシャツをまとい、
寝癖頭で生活全般をこなすスタイルを貫く。
凄げぇおっさんなのである。
いや、普段いくら着飾りコンタクトを付け、
髪型をセットし外へと飛び出しているかもしれないが、
本当の私は寝癖短パン眼鏡おやじであり、
鼻くそをほじくり屁をこき加齢臭を漂わせ生活している。
真の私は家族以外には知られること無く、
そうしてひっそりと八畳間で暮らしている。
おっ!秦基博のいかしたナンバー『鱗』が流れる。
私は三本目の発泡酒のプルトップをプシュリと開け、
目を閉じ喉へと流し込んだ。
シュワシュワとはじける炭酸が踊り消えた。
私はタオルケットをまとったサナギ。
蝶を夢見るサナギ。
外は雨が降り続いている。
誰かがどこかで泣いているのだろうか?
花びらに落ちた雫がスローモーションで零れる。
行商
寝転んで家の中をゴロゴロ転がって遊んでいたのだが、
色々な所に激突し思うように進めないので、
外へと飛び出す事に決めた。
私はこんな狭い家の中で転がっている場合ではないのだ。
飛び出せ外へ!
飛び出せ青春っ!!
そんなスローガンをかかげまずは外へと飛び出した。
私は国道をゴロゴロとひた転がり、
やがては二車線道路に突入した。
ブンブンと横を通り過ぎる車に恐怖しながらも、
スピードを上げ転がる。
が、ある時に気づく。
こんな道路を転がった所で、
私が行ける範囲はジャポンに限定されている。
『お前はジャポンで終わってしまうのか?え?ちんぽこぽん?』
などとしきりに心の住人が問いかけてくる。
だから私は意を決し海へと転がった。
音はゴロゴロからシャシャシャシャへと変わり、
大海原へと進む。
どれ位の時が経ったか回転している為、
時計を見る事もままならずよく分からないが、
ふと気づけば横にはマグロの群れが美しく速く泳いでいる。
!?
私にある考えが浮かんだ。
と同時に回転数を最大限に上げ泳ぐマグロに突っ込んだ。
気絶しプカプカと浮かぶマグロ。
一匹、二匹、三匹・・・
そんな気絶したマグロの尾に持っていた紐を結わい、
私は鵜飼いならぬマグロ飼いよろしく、
世界を回遊し旅をする。
他力で大海原を突き進む。
それに飽きたら陸に上がって売る。
マグロを激しく売りさばく。
金を稼ぐ。
荒稼ぎをする。
そんなビジネスモデルなんてどう?
結構良くない?
などと夢想しながら現在も部屋を転がっている。
ゴロゴロゴロ。
私は転がっている。
酔人
週末の夜、酔っ払い記憶を無くしては、
後日そこに居た人々に私の発言&行動を恐る恐る確認し、
嫌悪感に駆られる。
がっ!!
日が経ってしまえばまた同じ行為をくり返しているのです。
あ~学ばない人間・・・
とか思いながら、
先日行ったお店で暴れる客を発見した。
ベロンベロンに酔っ払って人々に絡み、
知らない者までも巻き込んでの惨事。
ってな光景を目の当たりにすると、
自分が非常に怖くなります。
もしや・・・?
私もあんな感じであるのか・・・?
なんて思いつつも今日も私は酒瓶片手にパソコンをカタカタ打ち付けるのです。
いや、家ならいい家なら。
お外で粗相が無い様にしたい。
でもきっとまたそれを忘れ私は酒を飲んでの記憶喪失。
誰か止めてぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!
後悔後を絶たず。
しゆうまつ
本日は金曜日であります!
なんだか金曜はワクワクします。
まあ一番は土曜なんですけど、
でも金曜はその先の事を想像してテカテカするのです。
ギャン玉を音速で振り回し、
ソニックブームを巻き起こすのです。
ブオンーッ!ブオオオンーッ!!
ふらいでいないとぉーーー!!
そう月夜に叫びながら今日も、
私は小魚をバリバリと食らい酒を飲み玉(ぎょく)乱舞。
ぎょく♪ぎょく♪ぎょく♪

