人生をピンセットでつまむ -25ページ目

1×2

手のひらに『人』と言う字を書いて飲み込み、

その後、屁をプスゥ~っとこいたら、

尻から私に瓜二つの物体が現れた。

やや臭うそいつは笑って立っている。

これは面白い。


そう言えば、二十代前半の頃遊園地に遊びに行ったら、

正面に私とそっくりな人が立っていた。

私はあまりの驚きに同行者に尋ねた。

「に・・・似てる・・・」同行者は言った。

あちらもこちらに気づき私を見つめる。

不思議な時間。

これは俗に言うドッペルゲンガーなのだろうか?

いや、これがドッペルゲンガーならば私はもう死んでいるに違いない。

だが私は今もこうして頭にトンカツを乗せ、

全裸で太鼓を叩きながら色々な部分を、

ぶらぶらぶらぶらさせて生きている。

ではただ似ている人に遭遇しただけだろうか?

あるいは生き別れになった双子の兄だろうか?

もしくは私の分身が知らぬ間に世に放たれ、

(あるいは私が彼の分身なのかも知れない)

神のいたずらで出会ったのだろうか?

私の人生において謎の残る出来事であった。

この空の下、何だか彼が元気で居る事を願う。


私はまた手のひらに『人』と言う字を書いては飲み込み屁をこいた。

ひとり、またひとりと私が増えて行き、

やがてはこのコーポ岩沢家賃3万8千円の六畳一間が私であふれる。

私達はギュウギュウになりながら立っている。

あの時も、もしかしたらこの内の一人が逃げ出したのかもしれない。

そう思うと何だかほっとして思わず屁をこいた。

また部屋そしてパーソナルスペースが狭くなった。

ギュウギュウの部屋で私は私に囲まれている。

コーポ岩沢にてギュウギュウなのである。

熟す



何だか最近、宮沢りえが気になって仕方がないので、
色々な動画を見たのだが、これが非常に良い。
スタイリッシュな髪型に艶のある表情。
非常に『素敵』と言う言葉が似合う人になったなと思った。
資生堂の映像、音楽などのCM作が上手いのもあるのだろう。
吸い込まれるようにこの動画を見入ってしまう。
そして気づいたのだが、
どうも私は大人なバツイチ女優にエロスを感じる傾向があるらしい。
竹内結子、広末涼子、宮沢りえ、その他もろもろ。
素敵なエロスの女達!!
この人達のかもし出すエロスに負けないよう、
私のエロスも全開で生活して行こうと思う。
ちんこっ!!
艶のあるちんこぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
もう私のエロスは誰も止められないぜっ!!
ホヨヨ♪

追走

目と口に穴を開けた黒の皮袋を頭から被り、

夕暮れのカフェテラスでアイスココアを飲んだ。

この格好にはアイスココアは不釣合いな気がしたが、

飲みたかったのだからしょうがない。


カフェテラスから私は町並みを眺めた。

やや湿った生暖かい風が吹き不快感を与えた。

皮袋の中が徐々に蒸れだす。

滴る汗は首筋を蛇行し流れ、着ていたTシャツの首元を濡らした。

私はアイスココアのグラスを手に取りストロオを口に運び一口飲んだ。

すると突然、目の前の歩道を風の様に走る物体が横切る。

その物体に一瞬目を奪われ、次の瞬間には体が動き走り出していた。

物体を追う。

アイスココアの代金?

それは前払いの店だから問題ない。

私は持っている力の7割程を出し追った。

物体の背は見え距離は縮まっている。


やがて並走するまでに追いつくことが出来た。

その物体が何であるか確認する為に私は横を見やった。

モヤをまとったその向こうには人影が見えた。

そして、その人影はこちらを見て笑った様に見えた刹那、

それは更にスピードを上げ私から遠ざかる。

私は7割以上の力出す事を逡巡した。

それ以上の力を出す為には皮袋を脱がなければいけないからだ。

だが、その物体を確認したいと言う好奇心が勝ったその瞬間、

皮袋を横の植え込みに投げ捨て本来の姿で追った。

それの背は近づき私の持つ力の全てを出した。

背中を捕らえる距離まで来た。

私は左手をその左肩であろう人影にグイリッと伸ばした。

私の左手が吹き飛び後方に遠ざかっていく。

手首から先を失いそこから大量の血が流れている。

だが、やはり痛みよりも好奇心が勝っていた。

私は右口角をやや上げ笑った。

そして、そのモヤに包まれた物体に突っ込んで行った。

目の前が真っ白な世界に包まれ心地よい気分になった。

お前の正体はなんだ?

そう心の中で問いを投げかけた。

それに反応するかの様に物体、いや人は振り向いて笑った。

私は暗闇に包まれた。


死んだ?


おそらくはそうなのだろう。

その証拠にいつまでも闇は終わらなかった。

だから私はそっと目をつぶった。

そして、闇が闇に包まれた。

少年

何かテレビを見ていたら、

夏休みにおじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに来た子供が、

ホームシックで泣いているのをやっていた。

そんな映像を見て、そう言えば自分は子供の頃どうだったのだろう?

などと昔の記憶を引っ張り出してみた。

私の母は夏休みになるとキャンプやらヨット合宿やらに私を送り出した。

まったくはじめましての人々と共同生活をし、自然を知った。

で、その間に自分はホームシックになっただろうか?

と考えてみたのだが、キャンプ中に台風に見舞われ、

夜中テントの中が水浸しになった時意外は、

『家に帰りたい・・・』とか思った事がない。

むしろ家から出れて自分は自由だーっ!!とか思っていた様な気がする。

ここで話はちょっと変わるが、

子供の頃三つ上の従兄弟と伯母さんと母と私で車で出かけた時、

母が交通違反で捕まった。

私と従兄弟と伯母さんは車内に残され、警察車両に連れて行かれる母を見て、

従兄弟は「○○おばさんが警察に捕まったよぉ~」と言い泣いた。

そんな横で私はゲラゲラ笑いながら、

「母ちゃん警察に捕まった!凄げぇ~!警官超ーかっこいい!!」

とか言っていたみたい。

そんな子供だった。

好奇心が不安を飲み込んでしまう。

そんな人間なのだろうか。

打楽器

家の前でトライアングルをチ~ン♪チ~ン♪

と叩くきながら音に合わせ腰を突き出し遊んでいたのだけれど、

近所の人は目を伏せるばかりで、

私に挨拶する事はない。

が、私は気にせずはつらつとした大きな声で、

「おはようございまーす!!チ~ン♪」

そう叩き告げる。

走り出す近所の人々。

その遠ざかる背中を眺めながら、

私は手を振り見送る。


チ~ン♪


美しい響きが残暑の空へと消えて行った。

カナカナカナ。

遠くで鳴くひぐらし。


消える

やっとこさ『ザ・ベスト・オブ・サキ』を読み終えた。

これは実に二ヶ月を要した。

それは何故ならば内容を理解するのに時間が掛かったからだ。

この作品は42篇の短篇を集めた物で、

各作品にブラックユーモアが散りばめられ、

それを読み解くのに時間を要した。

しかも作中の登場人物の呼び名がファーストネームだったり、

ミドルネームだったりと、ころころ変わるので、

読んでいる内に誰が誰だか分からなくなり、

「誰だお前は?おい!この野郎!チンポコポン!!」などと本にツッコミつつ、

また遡って読み返し気づけば本を放り投げ酒を飲み寝てしまう。

と言った様な事をくり返していたらこんな事態に陥った。

これは私にとってちょっとした苦行の様な感じであった。

いや、ただ私の理解力、読解力、そして恋愛力が乏しかったからであろう。

ちなみにいまだにオチが分からない物がいくつかある。

それは何度読んでも『ん?それ?どゆ事?』と言った感じで分からない。

そして、その理解できない事が非常に悔しい。

この何とも言えない敗北感。

本を読んで受ける敗北感。

これはある意味新感覚だった。

新感覚ソリッドシチュエーションスリラーだった。

そんな思いをして読み終えた現在。

42篇の内容を思い出そうとすると何と驚くべき事に!

3篇しか思い出せない。

何たる私の二ヶ月間。

39篇は忘却の彼方へと消えた・・・

気配

突然ですが、私は怖い話が結構好きです。

夏になるとワクワクドキドキテカテカします。(額が)

そんな怖い話なんですが、

よく風呂に入って頭洗ってると背後に気配が・・・

みたいな話あるじゃないですか?

んでそういう時って後ろいるんだよ。

みたいな。

だから頭流しつつ半開きの目でビビりながらも後ろ確かるじゃないですか。

でも振り返って見るけど誰も居ない。

そう、大体この世に幽霊なんて居ないし、

振り向いたって居る訳がないじゃん!ジャンバルジャン!!

なんつって思うんですけど。

アレって~実は、後ろに居るんじゃなくって、

上に居るらしいですよ。

そりゃ上に居たら後ろ向いたって見えないよな♪

ハハハハハーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!


























うえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえ

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うえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえ

うえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえうえ

うえ・・・上・・・う・・・え・・・う・・・ぇ・・・ぅ・・・ぇ・・・ぅ・・・・・・・・・・・・ぇ・・・・・・・・・


私は洗いかけの髪に手を突っ込みながら首をひねり、

半開きの目で斜め上を見上げた。

そこにはざんばら髪の女がじっとこちらを凝視していた。

その目には深い憎悪と闇が浮かび、

刹那。

私の叫びが重く小刻みに空気を振るわせた。

闇夜に狂気の声が吸い込まれては消えて行く。

4WD

その日

底抜けの青空に向かへそうな坂道を

テラノが軽快に蛇行し進んだ

雨上がりの濡れた路面が

ギラギラとした太陽の光線で

キラキラと反射した

あの日

置いてきた物は何だったろう

それを思い出す事が面倒で

輝く道に目をやるんだ

この光景はケアンズの午後

当たり前に降り注ぐスコールの様に

今目の前に広がっている

あの雨で出会ったのは

今見てるのとは違いそうで

時間が屈折を生んだようだ

握るハンドルは左右に揺れ動き

強弱のダンスをその路面に刻み

青の向こうを目指す

手にしたラッキーストライクの箱は

後何本もないらしく

カラカラと音を立て踊る

僕は箱を握り潰し

ダッシュボードに投げ

更にテラノを走らせた

その先に見える夕日の影を

追って探し

回転数を上げる

ステレオからは

背を押すような

ナンバーが流れている

君も知っているナンバーだった

テラノが左に揺れた

路面の影が踊る

私生活

腰に付けた定番小太鼓スタイルと、

新たに導入した吹き矢を、

町で遭遇する魑魅魍魎共に吹きつけ、

小太鼓を叩き舞い倒せば。

そのあかつきにはわずかばかりの経験値と、

これまたわずかばかりのゴールドを手に入れる事が出来る。

そうして、町を練り歩き時に、


テレレレテッテ~♪


と、言った音と共に私のレヴェルは上がり、

『ケツパカパカ、ケツ割り箸、ギャンタマアタック、etc』

などの攻撃魔法を習得する事が出来る。

ちなみにケツパカパカはしりこだまから発するビーム。

ケツ割り箸はケツに挟んだ割り箸がケツ圧で粒子レヴェルに砕け散った後、

空中に舞った粒子を吸い込んだ相手にダメージを与え足止めをする。

またギャンタマアタックは魔法で肥大したギャンタマ玉を、

頭上でブオン!ブオン!と振り回し、

最後に敵へ叩きつける攻撃だ。

そんな魔法を駆使して私はこの町の魑魅魍魎を排除している。

これは意外と知られていない事実だ。

そして、私はおもむろにウエストポーチに入れた携帯木魚を取り出し、

左手のバチでポクポクと8ビートを刻み、その音に合わせ鎮魂歌を歌う。


歌:ソソマスクwithライフプランズ


Yes!Yes!Yes!

この世を彷徨う魑魅魍魎

吹き矢と魔法でイチコロさ

今日の昼飯なんですか?

トンカツ定食800円(たまの贅沢ぅ~)

今月小遣い1万円(将来のためぇ~)

世の中何だか世知辛い

だけども僕らは生きて行く

通帳眺めてほ糞笑む

ちちちちちんちん鎮魂歌

振り込め詐欺には気をつけろっ!!

Hey!


こうして町は平和になった。

めでてぇー!!

昔からのトモダちんこから連絡があり、

「俺・・・結婚する!」と報告された。

ななな何だって!?

さささ先を越された!!

俺、彼女いねーけど!!

しかし、まさかこんなにも早く君が行ってしまうとは、

油断していたよ。

まったくもって私は油断ちんこである。

トモダちんこに油断ちんこである。

でも、ちんこ同士だからまあいっか♪

って事で、


「心からおめでとうー!トモダちんこーっ!!」


取り合えず後で結婚祝いに新巻鮭を送った気になりま~す!

貰った気になれればいいなあぁ~