親子心理研究所 ~不登校、登園・登校しぶりの子の「生きる力」を考える~

親子心理研究所 ~不登校、登園・登校しぶりの子の「生きる力」を考える~

親子心理研究所は、不登校、登園・登校しぶりの子の生きる力について考える心理師のチームです。
月に1回~2回、オンラインでお話会をします。
お問い合わせはWEBサイトにお願いいたします。 https://andfinallydare.jimdofree.com/

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公認心理師の京です。


事例B君は5歳。

姿勢の保持が難しく、『眠い、疲れた』と行って外遊びが好きではありません。

力加減も苦手です。


みたて1前庭覚(平衡)縦揺れに対して受容出来る刺激を広げましょう。

シーツブランコ、バルンポリン等。


2固有覚(力加減)グッと力が入る活動でセンサーが動く。

またぐ+くぐる+すり抜ける、リズム体操、コインつまみ等。


3抗重力進展活動−うつ伏せから体を反る。

ブリッジ、手押し車、雑巾がけ等。


4抗重力屈伸運動−仰向けからお腹に向かって体を丸める運動。

四つん這い、トンネルくぐり、綱引き、登り棒等。


サーキット活動の中に、楽しく遊びを取り入れてみて下さい。

こんにちは。

公認心理師/学校心理士の東(ひがし)です。

 

 私は一週間の中で、あちらこちらの相談業務(学校・大学・病院)に携わらせてもらっています。

同時期に小児~青年+保護者世代やその関係者も含めると、幅広い年齢層の方々とお会いする機会をいただいています。

その中で、最近思うことがあります。

 

 それは困難な状況の時、周りから支えてもらった経験のある人は、環境や状況が変わって、再び困難な状況になったとしても、避難先を探し出し解決に向うことができる傾向があるということです。

学生相談室に来る大学生と話していると、彼らにはいくつか共通点があることに気が付くようになってきました。

 

 過去のつらい時期に「学校の先生やスクールカウンセラー(あるいは外部の相談機関等)に話しを聞いてもらっていた。」という体験を持ち、「困った時は、相談できる人に聞いてみよう。」と、相談室を訪ねることに比較的抵抗感がない(むしろ興味をもって訪れてくれる)印象を受けます。

一方で、これまで少々の困りを抱えつつも相談する経験のないまま、どうにか大学まで進学してきた学生さんや、大学生になってはじめて困難に直面することになった学生さんは、他者に弱みを打ち明けることや人に頼ることに抵抗感があり、相談することに対してネガティブなイメージを持っている場合が多いような気がしています。

 

 小中高のスクールカウンセラーは、ずっとその子の成長過程に付き合うわけでもなく、一時的な関りで終わってしまうことに、時々考えさせられることがあります。

しかし、泳ぎ方を学んだら、ある程度はどの海やプールでも泳げるようになるのと同じで、少しでも「話してみて良かった。」と感じることができた子どもたちは、自分たちの手元を離れても、新しい環境の中で再び安全な関係や場所を見つけ出す力を身につけていることに、目の前の学生さん達から学ばせてもらっています。

それと同時に、学校の中で初めて出会う心理士(になる場合が多い)として、相手が「話さなければよかった。」「もう二度と相談したくない。」という残念な印象で終わらないよう、責任の重みを感じつつ、日々緊張感をもって研鑽を積み続けていくしかないと思っています。

 

 多くの子どもたちが気軽に「困った時は誰かに相談する」という体験をして、そこから自己解決力を身につけ、さらには「誰かが困っていたら、今度は自分が支える」という良い循環が、今よりも、もっと広がっていくといいなぁと思っています。

 

 

 

              私の“良い循環”のイメージはこんな感じ

 


前回の記事【チームメンバーが考える「生きる力」その7】左矢印こちらをクリック

セキセイインコ青ぜひ読んでみてください(*^^*)

 

 

【親子コミュニケーションをイチから見直す勉強会】11/26体験説明会は下矢印こちらをクリック

 

 


 



こんにちは

臨床心理士、公認心理師の川本ですニコニコ

前回に続き、知能検査について書かせていただきたいと思います。

 

小中学生のお子さんに実施することの多い検査にWISCがあります。

WISC-Ⅳの検査をとったことがある、

検査結果の書面が手元にある、

という方も多いのではないでしょうか。

 

ご存知の方も多いと思いますが、

WISC-Ⅳは全検査IQが算出される他、

言語理解指標

知覚推理指標

ワーキングメモリ指標

処理速度指標

という4つの領域から本人の能力を考察する検査です。

 

私は今現在もWISC-Ⅳの検査をとることがあります。

検査を実施し、報告書を作成し、保護者や学校の先生にフィードバックするという一連の作業は、

何度やっても緊張感があるものですし、緊張感をもって取り組むべきだと思っています。

その中でも私個人が特に気を遣うのは報告書の作成です。

というのも、検査をとった自分が直接フィードバックできるのは保護者と学校の先生のみということが多いのですが、

自分の作成した報告書を知らない先生や医療関係者、療育の担当者さんが目にする機会や、

何年か後に見返されたりする可能性もあると思うからです。

その時、自分の作成した報告書がお子さんの理解のために役立つ可能性があるかも知れないと思うと、

やはり手は抜けませんびっくりマーク

 

前回のブログにも書きましたが、検査の結果はこうでした!とまとめるだけでなく、

その時の主訴と検査結果を併せて検討することが大切だと言われています。

抱えている主訴の原因は、検査結果から考えると〇〇の苦手さかも知れない、

だとしたら、例えば〜や〜といった工夫が有効かも知れないといったことを検討していくわけです。

保護者や先生、そして本人が「やってみよう」「取り入れてみよう」と思える支援策のアイデアを出して、

一緒に検討するのも心理士の大切な仕事だと感じています。

 

 

以下のような方がおられましたら、親子心理研究所でお手伝いできることがあるかも知れません。

 

・検査をとりたいが、とったことがない

・検査を受けるよう勧められたことがあるけれど、抵抗があって受けずにきた

・検査を受けることのメリット・デメリットを知りたい

・幼児期にとったことはあるが、かなり時間が経っている。検査を受けるタイミングが分からない

・検査をとって、結果を書面でもらったけれど、検査結果について詳しい説明がなく、理解できていない。説明をして欲しい

・検査結果については理解したが、その結果を日常生活に生かせていない気がする 

・検査結果を本人も知りたがっているが、伝えておらず、どうしたらよいか困っている 等

 

このような知能検査に関するご相談もお受けすることが可能です。

お子さんのご様子や困り感等をお聞かせいただいた上で、検査の必要性やメリット、検査結果の生かし方についてお話できたらと思います。

お気軽にお問合せくださいね。

 

 

2回に渡り、知能検査についてお伝えしてきました。

お子さん自身の能力や特性を検査などでアセスメントすることは大事なことだと思っています。

それとはまた違った角度、親子の「関係性」に着目することでも新たな気づきが得られると思います。

 

併せてお読みいただきたい記事・・・

子どもの気持ちを知りたい方へ 心が通う親子コミュニケーションVol.0

指示や禁止が信頼関係を壊すわけ 心が通う親子コミュニケーションVol.1

信頼関係に最も必要なもの 心が通う親子コミュニケーションVol.2

 

 

 

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