保護者がカウンセリングを受けるメリット②  | 親子心理研究所 ~不登校、登園・登校しぶりの子の「生きる力」を考える~

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公認心理師/臨床心理士の古田です
保護者がカウンセリングを受けるメリット②です
前回の記事はこちら


近くにいる人の感情が伝染る(うつる)

という経験は誰にでもあると思います



画像は下の記事よりお借りしています


イライラや不機嫌な人の側にいれば
ピリピリした雰囲気を感じるでしょうし
元気な人や嬉しそうにしている人の側にいれば
自分も元気になるというように


経験的に分かると思いますがそれを
生理学的な観点から検証した興味深い研究もあります

 

 

すごく簡単にまとめると
ポジティブな感情は
4~5メートルの距離にいる人と
身体レベルでシンクロするとあります
(安定して落ち着いた心拍の人と
近くにいる人の脳波は同期する)


つまり
お子さんの近くにいる家族が
安定して落ち着いた状態・気分でいる事は
身体レベルでお子さんに伝播して
よい影響を及ぼすのです



前回の記事で
カウンセリングの効果について書きましたが
保護者の方の不安や心配などの

ネガティブな気持ちを
一旦下ろして軽くなり
落ち着いた状態になると
それがお子さんやご家族にも伝わり
よい循環になっていくきっかけになる


私自身も次男(現在中2)の不登校が始まった時に
SCさんのカウンセリングを受けていました


カウンセリングを受けて

私自身が落ち着くことで
家族全体のこころの安全基地の起点となり

(この こころの安全基地 が

子供にとってすごく大事なのですが

他のメンバーが書いてくれると思いますので

ここでは割愛)

 


次男は
「行きたくないけど

お母さんが不安そうだから学校行かなきゃ」
にならず十分に安全基地で休めたかな
また

「辛い時には周囲に助けを求めていいんだ」
というモデルになれたのではと思っています


ちなみに
夫:「次男の気持ちを大事に。自分の気持ちを押し付けない」
長男:「自分は自分のやるべきことをやろう」
になったかな?



当時のことはこちらの記事に詳しく書いていますので
お読み頂けると嬉しいです


〈カウンセリングのメリット②まとめ〉
カウンセリングで得られる落ち着きや安心感が
近くの子供や家族にも

身体レベルで影響を与えることが

生理科学的にも実証され始めている

 

また、家庭が安全基地として機能し

よい循環になるためにも

まずは保護者のこころの落ち着きや安心が重要

 

という事について書きました
お読み頂きありがとうございました!

 

 

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