保護者がカウンセリングを受けるメリット① | 親子心理研究所 ~不登校、登園・登校しぶりの子の「生きる力」を考える~

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公認心理師/臨床心理士の古田です

保護者がカウンセリングを受けると
どのようなメリットがあるのか
2回にわたり書いていきたいと思います

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夏にたくさん食べた箱アイス白くまシリーズ

 

 

今回はカウンセリングの効果について記しますね


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「カウンセリング」「効果」で調べると
たくさん出てきます
大体以下のようにまとめられます

①悩み(についての気持ち)を話すことで、心が軽くなる。スッキリする
②自分自身を客観的に見ることができる
③抱えている問題について整理できる
④問題解決について考えられる

さて、カウンセリングの肝はズバリ①です

不登校に限らず
悩み事や困難がある時全般において
次のような気持ちになると思います

 困った・どうしよう【困惑】
 どうしてこんなことになったんだろう【驚き・混乱】
 これからどうなるんだろう【不安・心配】
 こうなったのは自分のせいかも【罪悪感】
 周囲に分かってもらえない【寂しい・悲しい・孤独】
   こんなことが知られたらどう思われるだろう【恥ずかしい】
 周囲にこんなこと言われた!【怒り・悲しい・傷つき】


このブログは不登校や

いきしぶりのお子さんがいる保護者の皆様が

読んでくださっていると思います
お子さんが辛そうにしているのであれば
見ている親としては
ものすごく辛い気持ちになりますよね

ただでさえ辛いうえに
上記のような不安や悲しさなどの

気持ちがたくさんあってそれを言わない 

または
言っても分かってもらえないということは
たくさんの荷物を
一人で抱えている状態と言えます


もうね(急に前のめりな感じになってきましたw)
子供が学校に行かないっていうだけで
このような気持ちになる機会が
ぐんと増えるんですよ

倍以上になるのではないでしょうか


パートナーや祖父母、ママ(パパ)友など
子供に関わる人間関係全般の中で
それが生じてくるので
そりゃもう大荷物で大変です

誰かに聞いてもらって荷物を預けようとしたら
「あなただけでも明るくしっかりしないと」

など言われ
しっかりしなきゃいけないのか…
さらには「ウチでもね」と相手が話し出したりして
さらに荷物が増えたり

いやいやいや
ムー--リーー-!!

辛い悲しいなどの感情は悪いものではないのですが
人間(哺乳類)は一人でそれらを
たくさん持てるようには出来ていません

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甘いもので解消…は一時しのぎです💦

なのでカウンセリングの初回では
問題解決についての具体的なアドバイスはせず
まず共感的に話を聞きながら
湧き上がる気持ちに【 】内のような

感情のラベルを一緒に貼り
言葉として表出することで
荷物を降ろしていく

専門用語では外在化と情動調律と言いますが
これを最初にします

親子研のおしゃべり会が
アドバイス禁止!になっているのは
そのような意味もあります
 

荷を下ろすと手が空きますね
つまり心にも余白が出来て
③問題について見直したり
④解決を考えるような余裕が出てきます

辛さが強い
感情が沢山あって混然一体となっている
子供のことだけでなく
他の問題絡み合っている場合
などは時間をきちんととって
一対一で話すカウンセリングをお勧めいたします

 

まとめ

今回は、カウンセリングを受けるメリット①

カウンセリングの効果は

こころが軽くなり、すっきりすること

するとこころに余白ができて

問題に取り組みやすくなる

について書きました

 

②では、保護者と子供の気持ちのリンク

について書きますね

お読み頂きありがとうございました!

 

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大切にしたい「気持ち」

チームメンバーが考える「生きる力」その2

 

 

 


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