6月ですね。
日々上がり続ける気温を肌で感じ、季節の移り変わりをまざまざと実感しています。
もうすぐ梅雨入りして、それがあけたら本格的に夏になっていくのでしょうな・・・
季節が移り変わるように、森羅万象は常に変化してきます。
一人前になるための研修を今まさに受けているボクの状況もまた、少しずつ変化が出てきました。
今週の月曜と火曜、再び集合研修のために幕張の研修センターに行ってきました。
これで5回目の集合研修。
これまでは、ビジネスマナーだのコミュニケーション能力の向上だのグループワークだのと言った、どのような業務においても大切な根幹の部分を学んでいました。
が、ついに集合研修も専門的な技術を学ぶところまできました。
先日、ネットワークとデータベースのeラーニングを皮切りに専門分野に突入したボク達。
文系出のボクには少々難しい分野で、やっていけるかかなりどうか、不安になっていたところに矢継ぎ早に次なるミッションがやってきました。
JAVA言語。
プログラミングの世界へのいざないです。
今回の集合研修はJAVAの入門編として、講義と実際の作業が中心だったのですが・・・
とにかく訳がわかりません。
もう、自分が何が分らないかすら分らないという、始末に負えない体たらく。
クラスの講師の方に、つきっきりで教えてもらったりして何とかついていこうとするも、すぐに思考がフリーズして、置いてけぼりくらってしまいます。
自分の理解能力が低いこともさることながら、進行が早いのです。
知っていること前提で行なわれているのか、重要なところですらサラッと流すように進んでしまい、ボクの様なズブの素人はわけわかめちゃんな状態。
自分があまりにも理解できないことに歯痒いし、情けなかった。
どんどん取り残されていき、寂寥感を否応無く味わう。
途中、JAVAをつくったヤツをぶち殺して輪切りにしてやりたいという衝動に駆られる。
様々な思いが自分の中で錯綜した2日間でした。
だから月曜日も火曜日も、その日の研修が終わってから、大学時代プログラミングしてた同期を捕まえて勉強会をしました。
自ら勉強会に参加するのは、ボクからすれば珍しいことと言えます。
とはいっても真面目だとか、前向きだとか言う、プラスの感情からの行動ではありません。
むしろマイナスの感情からの行動です。
「これが理解できなければ、ボクは無能だ・・・」だとか、
「ボクのアホさ加減が周りに知られ、冷たい目で見られたくない。」とか、
「集合研修後に行なわれるテストで不合格になれば、会社に迷惑がかかる。」といった、恐怖に突き動かされた哀れで矮小な俗物的考え方からの行動。
しかし、そうやって必至にあがく姿を嘲笑うかのように、JAVAはボクを翻弄する。
コンパイル 、リテラル、int、 float、 args[]、String・・・
刹那の瞬間に押し寄せる雪崩のように、留まることなく流れ落ちる滝のように、専門用語がボクに強襲をかけてくる。
気付いたときには、もはや胸まで雪に覆われて動くこともままならない状態だった。
な~ん状態になっても何らおかしく無いくらいに、ボクはこの2日間の集合研修だけではJAVAをまるで理解できなかった。
勉強を教えてくれた同期は言った。
「こういうものの組み立て方や考え方は、慣れが必要だ。」と。
なるほど、プログラミング経験皆無の人間が、たかだか2日間の勉強でJAVAを理解しようという考え方すら、非情におこがましいといえよう。
ただでさえ理解力が乏しい俗物が、短期間で理解しようとするから駄目なんだ。
まず集中して説明を聞き、専門用語を押さえる。
考えるのに必要な材料が”知識”なのだから、ボクはおそらく「わからない」と悩む段階にすら到達できていないのであろう。
だから、まずは基本の専門用語をしっかり覚えることから始めなければいけない。
知識が無ければ、知恵を活かすこともままならない。
こんなことに今更気付いた俗物。
成長していくことって、本当に難儀ですね・・・