アニメ映画『パプリカ』の話、もう一つ。

最後のセリフがかっこよかったのでした。



「嘘から出たまことじゃないか。大事にしろよ」
「ああ、嘘もまこともな」
(『パプリカ』より)





物質肉体にとっての現実

精神世界での現実

ゲームの世界での現実

インターネットの世界での現実

物語の世界での現実

などなど


現実にはいろいろある。



そして、自分があんまり重心を置いていない

つまり自分には実感が湧かない現実を

「夢」「幻」「眠り」と呼んだりする。



スピリチュアルなことに気持ちが向かう人は 物質的現実ばっかりの人を「眠っている」と言い、

物質的現実に気持ちが向く人は 精神世界を見る人を「幻を見ている」「病気だ」「騙されている」と言う。


(病気のこともあるし、騙す人もいないわけではない。

統合が進んでいない不安定な状態のときは 精神世界でいうようなビジョンとは違うものを見る。)




ともあれ

私たちには、自分が属していない現実を 夢や幻や眠りというふうに呼びたくなる傾向があるみたい。


あちこちで「お互いさま」なことが起きているね。




誰かの現実が 自分が見ている現実とは違っても、わざわざそれをニセモノ呼ばわりして咎めるのも なんだか寂しい。

私はいろんな現実があると思うことにしているよ。


相手が見ているものに「ええやん」と言えるようでありたい。





というのをときどき思うので、

映画の最後に出てきた
「嘘から出たまことじゃないか。大事にしろよ」
「ああ、嘘もまこともな」
の言葉に「おお!」とうれしくなったのでした。




もう一つ。

映画『パプリカ』の中で、「映画という作品」もまた 現実に対するもの、夢やウソの仲間として出てくる。

ここにも、なにかとてもオシャレなものがある気がしたよ。




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というのが、下書きのまま放置されていた(爆)

「作品パプリカという夢のフィールドに、ほかのいろんな夢も乗せてあって…」という話も書こうとして、考えているうちによく分からなくなって放置していたようだ。

もうこのまま公開してしまおう。