たとえば
ブラックホールが強い引力で恒星を飲み込んだり破壊したり
恒星どうしがぶつかったり
銀河同士がぶつかったりすることもある。
宇宙にはいろんなことがある。
私たちがヒトの形を得ていないとき
恒星やブラックホールや銀河のような大きなありようで存在していたとき
ぶつかったり 引力でほかの星を壊したり
そういうこともあったろう。
たくさんの星を飲み込んだこともあったろう。
ヒトの形を得た私たちは
その頃の記憶とつながるとき、
ヒトフィルターがあることによって
「ほかの星の人と争いをした」
「ほかの星を侵略した」
のように ヒトの形でイメージすることがあったりするかもしれない。
ヒトの形でそれをやったら
ヒトの尺度でそれをはかったら
それは争いや侵略に見えるかもしれない。
でも、その当時 私たちが星だったのなら
ましてや恒星や ブラックホールや 銀河だったのなら
それはヒトの尺度や世界観ではかれるようなことではないものだったかもしれない。
ただ、星々のふつうの営みがあっただけかもしれない。
侵略や争いと捉えるのは
ヒトフィルターでそのようにも見え得る「ひとつの見え方」ということなのかもしれない。
宇宙的な歴史を考察する際は
こういうことを考えてみてもおもしろそうだ。
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以前、オリオン大戦のことを話題にした。
あれは「戦いがあった」のように感知することもできるけれど
そのように見えるということは
すなわち分離があったということ
つまり、そこで大規模な創造活動が行われたということの象徴でもある。
という見方ができることを知った。
サビアンシンボルを扱うとき
“あの短い言葉”を文字通り捉えるのではなく
シンボル(象徴)として捉えて その意味を考察する。
それと同じように
象徴として捉えてみたら違うものが見えてくる。
その記憶を悲しみとして捉えなくてもいい という考え方ができる。
するとそれは、「癒すべきもの」というわけでもない、そんな可能性も見えてくる。
悲しみがあるように見える見方
悲しみがないように見える見方
喜びがあるように見える見方
喜びがないように見える見方
そのどっちもを感知できる贅沢
という感じか。
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