ものすごく不味い漬け物を食べる稀有な機会があった。

どの漬け物かは言わないが、自分からは買わないタイプの 市販の漬け物だ。

先日 実家から送ってもらえたのだ。




彼殿が先に1つ食べて、「こ、これはちょっと…!」と悶えだした。

私が食べようとすると「あすかちん、あんまり大きく頬張らないほうがいい。水を用意しておいたほうがいい」と教えてくれた。



それを聞いて、私は小さく一口 噛み切った。

噛んだことによって 口の中に漬け物のエキスがじわっと出て、その味を感じた瞬間に
「うげぇ!これはダメなやつだ」となった。


私が食べ物に「うげぇ」と言うなんて、初めてのことではなかろうか。

腐ったものをうっかり口に入れて「うげぇ」となったことはあると思うけれど、この漬け物は、まだ腐っていない ちゃんとした食べ物である。


体がそれを「食べてはいけないもの」と認識して のどがキュッと閉じる感じだ。

人体に備わった、己を守るための機能が発動している。すごい。



もう一度噛む ということができなかった。
あのエキスを これ以上染み出させてはいけない。
しかし吐き出すのも癪だったので 水で流し込んだ。




「不味かったね!」
「こんな不味い食べ物は初めてだ!」
「体が『それはダメ!』って言ったみたいだった!」
「分かる!まさにそんな感じだった!すげー!」
と、彼殿と爆笑したのであった

漬け物はめちゃくちゃ不味かったが、稀有な体験でおもしろかった。




実家からは この漬け物への感想を求められていた。
前からどんな味か気になっていたのだそうで、私が食べておいしかったら 親たちも食べようという魂胆だったようだ。

上記の通りに不味かった旨を伝え
「めちゃくちゃ不味いからいっぺん食べてみて!www」
「そうするwww」
と、謎の展開に発展している。




不味い食べ物にも 人を笑顔にする力があることを初めて知った。

しかしもう二度とあの漬け物を食すことはないだろう。

稀有な体験であった。





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思い出した。
においがすごい果物のドリアンにも、腐っていないけれど「うげぇ!」となったことがある。

昔のバイト先で 海外旅行に行った人が お土産にドリアン饅頭を買ってきたのだ。

あれも凄まじかった。