ジェフリーさんの進化占星術スクールのサイトを翻訳してもらえたものを、あれこれ考えながら読んでいくコーナーです。
これを読む人にはこれはまだ清書ではない段階というのを念頭に置きつつ、決して鵜呑みにしない気持ちで読んでほしいです。→ 経緯
そして私が見逃している「ここは…?」というのがあれば、教えてほしいです。
かなり膨大なのでちょっとずついきます。
文章の途中、私は赤い字や青い字でコメントします。
[このページの話だよ]
[関連記事]
[今日見ていく原文]
Audience: What about stationary retrograde or direct?
Jeffrey: The stationary retrograde, or stationary direct, is a very interesting symbol because it right away is going to magnify itself: it concentrates.
A student noticed that when Pluto would go retrograde, and then go stationary direct, major events would occur and yet at the point of the stationary direct it was not aspecting any other natal planets. His question was what does it mean.
What it means, from Pluto’s point of view, when it goes retrograde it sets in motion a gestational process, the gestation emanating from the Soul, in which the Soul is beginning to redefine certain aspects of its reality. So, by the time it goes stationary direct, it concentrates itself to induce inner or outer events which reflect what the gestation was all about. So, what the stationary does, then, is to bring into reality what the retrograde issue was trying to gestate: to rethink, redo, redefine, etc.
Audience: So, if you were born with a stationary direct, it would be an evolutionary thing, you have been in a retrograde before and are now moving direct.
Jeffrey: Yes. If you see it stationary, then this is the first life where that is taking place after that gestational process. This implies that there has been a series of prior lives in which it had been retrograde and relative to the natural evolutionary cycle, suddenly there is a life for the first time after a while in which it is now retrograde. It will move from birth through transits and progression and express itself, manifest itself, quite instinctually. Even though it will be instinctual the Soul will know how to do it, whatever it is.
[ここから]
後から出てくる文章を見るに、ここでは
留だけど順行のスピードがだんだんと速くなっているときのことを「留となる順行」と呼んでいるようです。
それから、留だけど逆行のスピードがだんだんと速くなっているときのことを「留となる逆行」と。
「留となる順行」と言われると、
「今は順行だけど 留を経て逆行になりつつある」のように 反対の意味に読めて、この言い方だとちょっと紛らわしいので 気をつけ気味に読んでいきたいと思います。
「留となる順行」は、文脈から考えると「留の直後の順行」のような感じです。
生徒:留となる逆行(留の直後の逆行)、または順行(留の直後の順行)についてはどうですか?
それは濃縮するのだ。
「拡大の直前に濃縮する」と言われると、ビッグバンの前のものすごく密度が高い点のようなものをイメージするなぁ。
「全てである一点」「一点の中に全ての性質がある」みたいなアレ。
それでも、留となる順行(留の直後の順行)の時点では、その冥王星は彼の出生時のいかなる惑星ともアスペクトを形成していなかった。
彼の質問はそれが何を意味するのかということだった。
ここでアスペクトの話が出てきたのは…
大抵、ほかの星とのアスペクトがあることによって発現する(認識できるようになる)のですな。
「私の出生図ではこの星が◯◯座だ」というだけでは その性質が分かるように表に出て来にくい感じ。
アスペクトのほかの星との連携プレーがあることによって「自分にはこういう性質があるなぁ」と自覚できるようになったりします。
このアスペクトというのは、
自分の出生図の中だけじゃなくて そのときそのときの(トランジットの)天体とのアスペクトでもいいし
出会った誰かの出生図の天体とのアスペクトでもいいです。
「あなたとの出会いによって、私にこんな一面があったことに気づくことができた」っていうのもそれですね。
それで、そんなアスペクトが全くない状態なら 特になにも起きていない感じになってもいいようなものですが
しかし!
なんにも起きないはずなのに 起きてるぞ!?
なにこれ!?
ということで、アスペクトの話題が出てきたのですね。
冥王星的、つまり魂的ななにかを孕むのか。
肉体が孕むのはイメージできるけど、魂が孕むってどんなことだろう。
そしてそこで、魂は、自分の現実の中の、ある決まった側面の定義付けを再度するようになる。
そして、冥王星が留となる順行(留の直後の順行)になるまでに、その妊娠が目的とする内部または外部の出来事を発生させることに集中する。
したがって、留によって、逆行の問題が温め育てようとしていたものを現実に取り入れることができる。
考え直し、やり直し、定義付けし直すのだ。
生徒:つまり、留となる順行(留の直後の順行)の時に生まれた場合、その魂は進化的なものになりますね。
なぜなら生まれるまでは逆行の最中で、生まれたら順行で進むわけですから。
ジェフ:そうだね。
それが留に見えるならば、その妊娠のようなプロセスのすぐ後の人生ということだろう。
つまり、この魂には一連の過去世があったということだ。
その過去世においてその魂は、逆行をしていた。
そして、自然の進化周期において突然、新しい命が、この長い期間を経た後の初めての命が生まれるのだ。
そして今、逆行している。
この逆行は、このジェフリーさんの講座をしているときのトランジットの冥王星のことかな。
この魂は、出生からトランジットを通じてプログレスへと移動し、極めて本能的に、自分自身を表現し、体現していくのだ。
そのやり方は本能的になるかもしれないが、それが何であれ、どう行うのかは、魂は自分で分かるだろう。
--- ひとまずここまで ---
私は以前 ドラゴンヘッドの順行と逆行と留について熱く調べていたので、この話題は鼻血が出そうなほど興味があります。
熱く語らせてくださいね(笑)
「留」というのは、天体が動いていない状態のことです。
動き方が順行→逆行や逆行→順行のように変わるとき、
順行→逆行ですと
順行がだんだんゆっくりになって
一瞬止まって
逆行がだんだんと速まっていく…
のような動きの変化のしかたをします。
なので、順行と逆行の間に「留」がくるわけですね。
ピタッと止まっているのは 時間の長さを持たない点のような一瞬です。
なので「厳密には動いているけれど、ものすごくゆっくり動いているよ」というときも留と言います。
ホロスコープを開けば
①もうすぐ逆行から順行になるときのゆっくり(逆行がだんだんゆっくりになっている)
②順行になった直後のゆっくり(順行がだんだん速くなっている)
③もうすぐ順行から逆行になるときのゆっくり(順行がだんだん減速している)
④逆行になった直後のゆっくり(逆行がだんだん速くなっている)
のどれかに当てはまるわけですね。
大抵のホロスコープを見ても、天体のスピードは書いてないので、ちょっと勉強しないと「留だ!止まっている!」「順行がだんだん速くなっている留だ」とは分かりにくいかもしれません。
(勉強すれば分かることも多いです)
私がこれくらい詳しく天体の動き方やスピードを調べるときは、1時間ごととか1日ごとのホロスコープをいくつも出して「どれくらい動いたかな」と調べることで1時間ごとのスピード(時速)や 1日ごとのスピード(日速)を出します。
この話は 出生図で冥王星が順行のケースですね。
逆行の間に、冥王星のテーマのなにがしかを「妊娠する」「孕む」ようなことが起きる。
それが、“冥王星が留となる順行”になるということは、
約半年の順行の期間を経て 再び逆行になろうとするギリギリ手前くらいまで(つまり冥王星順行の期間中に) 「出産」のようなこと、出来事の発現が起きる。
ほかの天体なら ほかの天体のテーマで、妊娠したり出産したりするものがあるわけですね。
以前に熱く調べていたのはドラゴンヘッドの順行・逆行・留です。
長い目で見ると 逆行の方向に進んでいきます。
そこをどう考えるといいかはまだ分からないのだけど、
留の謎について今日の話題から考えを進めることができそうですね。
長くなりそうなので つづく。
【進化占星術関連のご案内】
ご案内
相原あすかのドラゴンヘッド本
KindleUnlimitedにも入っているよ。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
詳しくはこちらをどうぞ!
私はずっとドラゴンヘッドの留のことが知りたかったのだ(笑)
特に日蝕と月蝕の間の ものすごくゆっくりなときの留。
物理的な現象から どういう意味かを考えていくコツのようなものが少しずつ分かってきたので、
ひとつひとつ「これはこういう意味です」と説明がなくても そこそこ近いところまで推測することができそうな気がする…っ
ドラゴンヘッドが「長い目で見れば逆行している」のところが惑星とは違うから、そこは悩ましいな。