フランスで折り紙教室 | 馬の町から

馬の町から

ダンナのフランス赴任で、家族でシャンティイ→シャンティイ近くの村で過ごした、2018年3月26日~2020年10月26日まで、合計ぴったり2年7ヶ月のフランス生活の記録。子供は2008年生まれの娘「はな」(仮名)、2010年生まれの息子「かい」(仮名)。

昨日木曜日、午前は2回目のヨガレッスン!

 

前回は生徒5人でしたが、今回は3人増えていてずいぶん賑やかで、またインターナショナル感がすごかった(笑)

 

先生も前回よりフランス語の割合を増やしていて、私としてはこれでちょうどいいくらいかなと思いました(全然フランス語分からんけど)。

 

これからも毎週通っていきたいと思いまーす。

 

・・・・・・・・・・

 

さて、本日でまた1週間が無事終了!

 

今週の学校の出来事をあれこれ書いていきますが、本日の本題は木曜日にありますので、お見逃しなく。

 

 

<月曜日>

 

先日の面談の時に言われた、宿題などをメモするアジェンダ(手帳)に、初めて宿題を書いて持ってきました。

 

宿題はたいていの場合、数日間後に期日が設けられているので、この日も、その複数の宿題の中から、じゃあ今日はこれをやっちゃおうか、というかんじでやることにしたのですが…。

 

まずこの日やることにしたのが、先日学校で行われた算数のテストの直し…平面の外周や面積を求めるものだったのですが…ここで私初めて、はながまだ「平方センチメートル」という言葉も知らないことを知る。

 

この前までやってた分数も、帯分数仮分数をまだ日本でやってなかったのに出てきて一からやっていったという過程がありましたが、その後立体図形に入るとこれも知らないものだらけだったからイチから3ヶ国語で確認し)、そしてまだ㎠も知らなくて、しかも知らない状態でテスト受けちゃってるとか、もうね…そりゃ全然点数取れてないわ…。

 

確かに、はなは日本で言えば4年生の「始め」なんですけど、フランスでは4年生の「終わり」におりますんで、もちろん指導要領の違いは多々あるでしょうけども、でもおそらくそのへんがちょうど「悪い具合に」リンクしちゃってて全部飛んじゃってるんでしょうねぇ…。

 

というわけで、もう、2ヶ月の夏休みは、日本の4年生の学校レベルの問題を総ざらいするというミッションに決定です…どうせ宿題なんて出ないだろうし。

 

ただ悪いことに、問題集は日本じゃないと買えないから、2ヶ月の休みのうちの最初1ヶ月はあまりできることがないんですよね…後半の1ヶ月で詰め込むしか…。

 

 

<火曜日>

 

はなが、「母の日のプレゼント」を持ち帰ってきましたww

 

おかしいなとは思っていたのですが…やはり、作っていたんだそうです、そして、金曜日に持ち帰るのを忘れて、月曜日にも持ち帰るのを忘れたんだそうです…だったら日曜日にそう言えばいいのに…。

 

 

 

正直これがなんなのかはよく分かりませんが、本人曰く飾りのようなので(笑)、かいからのプレゼントの隣に飾っています。

 

 

<水曜日>

 

毎週恒例の集会で、1週間のうちに先生からがんばった人にもらえるカードをもらった人は、前に出てそのカードの内容を発表し、お菓子をもらう(!)らしいのですが、今週ははなが、先週の体育のフットボールでカードをゲットしていたので無事にお菓子をもらえたようでした。

 

日本だったら確実にカード止まりだと思うんですが(笑)そのへんはさすが海外。

 

実際カードだけでもうちの子達は大喜びなんですけどねぇ。

 

てか、今まで何度もこのがんばったねカードをもらっていたはななんですが、いつも家に持ち帰ってきてしまっていて、水曜日に持っていくのを忘れていたから、集会の時に発表できなくて、みすみすお菓子を数個逃しているというね…まーなんというか、どこまでいってもこんなかんじです…。

 

 

<木曜日>

 

もうここまでめっちゃ書いてますけど、ここ、本題ですよー(笑)

 

先週、先生との面談があって、はなの担任と、なんとかはなを学校やクラスに溶け込ませるための方策を探ろうっていう中で、折り紙教室をやってみようっていう話になっていたんです。

 

というのが、私が、彼女は日本でも休み時間といえばひとりで絵を描いたり、折り紙をしたり、そんなかんじで教室でひとりで過ごしていることが多かったようで…という話をしたんですね。

 

そしたら先生がその「Origami」というワードに反応しまして(実は私もそこを意図的に入れたんだったりする)、たとえば、はながクラスのみんなに折り紙を教えるというのはどう?という、願ってもない提案が。

 

実は私、転入してきた当時から、折り紙はなにかのキーに使えるんじゃないかとはずーっと思っていて、当初転入時のおみやげに持たせようかと思っていたほどなんだけど…なにしろ学校の方針や文化風習もなにも分からなかったからとりあえずやめたんです(今思えばなんでもありだし、むしろものすごく喜んでもらえたように思うけど)。

 

てわけで、ようやく、折り紙を活用できる日がやってまいりまして。

 

それからというもの、いくつかの作品をピックアップし…フランスでも本屋に行くと折り紙の本とか普通にいっぱい売られてるのを見かけるから、果たして子供達にとってどれほどメジャーなものなのか、どれほどの経験値があるのか未知なので、難易度5段階くらいのものを用意し。

 

それから、それぞれの折り方を、「私が」全部英語で書き起こし…ほんとはそれを全部はなに自分のノートに書き写させようと思ってたんですが、結構な量だったし、はなは書くのが信じがたいほどに遅い子なので、私が書いたものを見ただけでもうげんなりしていたし、私としてもこれは無理だなと思ったので、読む練習だけ一度させるにとどめました…せめてもうちょっと読む練習させたかったけどなにしろ週末も忙しかったり私も体調壊したりで結局ほとんどなにもできずじまい…。

 

あとは用意したものを実際に先生に見せ、家にあった折り紙も渡し(出国する時に和柄の折り紙をたくさんくれたお友達がいたので、その中からも提出しました、とてもありがたかったです)。

 

そしてあとは、実際に行われる日を相談し、もし必要であれば私が手伝いに行きます、きっとはなの説明だけで理解するのは難しいと思うので…という話をしたら、先生はとても喜んでくれて、かいの担任も呼んで、かいのクラスも見たければどちらのクラスでもやったらどう?と言われたのでそれはもう願ってもない話だったのでOKし、じゃあ木曜日の午後15時半からかいのクラス、15時45分からはなのクラス、ということに。

 

当初の想定より時間がかなり短いので、じゃあ作品は、わりと作りやすくてなおかつウケがよさそうな紙飛行機とパクパクにしよう、と決定。

というわけで、15時20分頃、学校に到着。

 

最初はかいのクラスに直行する予定でしたが、ちょうどよくはなの担任に行き会い、はなも一緒にかいのクラスに行ったほうが練習になると思うという話をしたところ、先生もいいアイディアだと同意してくれて、はなを連れていくことに。

 

で、まずはかいのクラスへ…かいのクラスには全く何も知らせていないとのことで、サプライズイベントとなりましたが、みんな元気に出迎えてくれました。

 

基本、進行も、私が英語でしなければならないかんじで(苦笑)、じゃあまず紙飛行機作りますってことで、かいに折り紙を配らせ、はなに説明を読ませ、私がそれを聞きながら折りつつ、みんながちゃんと折れているかどうかを担任と私とかいが3人でチェックして回る、みたいなかんじ(今思えばはなもちゃんと見回らせればよかった…まぁ読むのにいっぱいいっぱいだったかなとも思うのでそれはそれでいいんですが)。

 

はなは最初は声が小さかったけど、それでもなんとか頑張って読んでいて、とりあえず無事に紙飛行機完成。

 

みんなよく飛ぶ素敵な紙飛行機ができていました!

 

そして次は「パクパク」というのを作りますってことで見せると、「それ作れる!」なんて子もいましたが(折り紙をすると言った時に「折り紙大好き!」なんて言ってる子も他にいました)、これは日本でこうやって口をパクパクさせるのを「パクパク」って言うんだという説明や、パクパクを使った占いみたいな遊びを実演…かいにデモンストレーションをさせたところ、かいは「Cute!」と書かれたパーツを選び、そしたらみんな「かいはほんとにキュートだよ!」とか言ってくれる始末ww

 

そんなこんなで、作り続けていきましたが、やはり先ほどの飛行機よりは最後の過程が難しく、手伝うほうとしても苦労しました…というか、器用な子不器用な子が如実に現れますね、折り紙ってほんと。

 

が、なんとかみんな、素敵なパクパクを完成させました!

 

パクパク、私は片手で動かして見せてたんだけど、どうやらそれがみんな難しいようで、担任の先生が、両手でこうやってもいいのよ~って示してくれたり、意外な気付きがありました。

 

ともあれ、かいのクラスはまだみんなあどけなくて賑やかでかわいい!ってかんじでした~。

 

そんなこんなで、ここまでが予行練習で、次が本番、はなのクラスに戻ります。

 

2学年上がるとこうも違うかってくらい…机の並びからして、かいのクラスは、オーバルのテーブルを3、4人で囲んで座るってかんじだったのが、はなのクラスになるといわゆる日本の学校と同じように縦並びにしっかり並んでいるというかんじ、教室自体もこちらのほうがかなり広い…そしてこちらはみんな静かでちゃんとお話も聞けるし、折るのもだいたいみんな上手!(それでもやはり器用不器用の差は見られましたが)

 

かいのクラスの時では私は歩き回ったり時にはかなり手伝ったりしましたが、こちらでは前から見回していればだいたいみんなできていたし、担任がフォローに回ってるだけでほとんど十分なかんじでした。

 

そんな中で、さっきよりちょっと反応も薄いし緊張感もありましたが(笑)でも紙飛行機もパクパクも、みんな楽しんで作ってくれました!

 

紙飛行機はやっぱりかいのクラスの子達よりよく飛んでる子が多かった!

 

パクパクは、「質問があるんだけど、ここに言葉を書いたらいいの?」と聞きに来てくれる子がいたり。

 

どちらのクラスのどの子も、みんな個々にちゃんとご挨拶やお礼に来てくれたりして、とてもいい子達ばかりでした~。

 

はなの隣の子が、できあがったパクパクではなにちょっかいを出している様子が見られたり…(笑)

 

ともあれ、初めての折り紙教室は大成功!

 

実はかいは、今日作ったのとは違う方法の、もっと飛ぶ紙飛行機をみんなに教えたい!と言っていたので、私もそれを担任に伝え、かいも自分で「明日やりたい!」ってブロークンイングリッシュで訴えてきたみたいです(笑)

 

はなの担任のほうも、また近いうちに!ということを言ってくれて(多分そう言ってたと思う…笑)、まぁこちらとしてもまだ手はいろいろありますので(調べればいくらでも出てくるし、折り紙は帰省時に大量買いしてくる予定)、機会があればぜひお願いしたいところ。

 

なにより、はなが「みんなに向かって声を出す」機会を作れたことが本当に大事!!

 

これが劇的に今後彼女の自主的な発話につながるかといえばそうではないとは思うけれど、でも少しずつ積み重ねていった経験値が着火剤になる可能性だってありますので。

 

私も、英語で自分で進行しなければいけないということで、かなりの緊張感がありましたが、でも本当にいい子達でみんなできあがった作品を喜んでくれているのがよく分かったので、大成功だったんじゃないかなと思いますし、提案してくれたはなの担任には心から感謝。

 

 

<金曜日>

 

とにかくね~、この子達、宿題が出てるのに、その宿題を持ち帰ってこないわけ!!

 

たとえば月曜日に、「金曜日にこの単語のテストをするよ」って、もう範囲を出されてるのに、そのノートを、毎日持ち帰るってことをしないの!!

 

基本的に、日本のようにその日の教科書ノートや道具を毎日持ち帰ってくるということは一切しないし、必要な宿題のノートのみ持ち帰ってくるので…イヤ、日本の、あんなふうに毎日教科書もノートも体育着も絵の具セットも書道セットも全部持ち帰らなきゃいけないなんてあれはもう苦行というかもはや虐待に近いと私は思うのだけど、でもこれだけ全然持ち帰ってこないと逆に困るでしょ。

 

そのへんのシステムがよく分からないんだけど…うちの子達が持ち帰ってくるべきものを持ち帰ってこないのか、それともたとえば先生のほうでその日たまたまノートを回収してるとか、なんかあるのかもしれませんが、とにかく、範囲の単語が分からなくて、テストがあることは分かってるのにみすみす悪い点を取るしかないっていう状態が続いております…。

 

イヤ、私も、いい加減学習しろよってかんじなんですけど(イヤでもまともに持ち帰ってくるようになったの自体わりと最近ですから…)、来週からは持って帰ってきた日に「必ず」写真撮るかメモするかするようにします…。

 

ま、そんな状態でしたが、なぜかはなのほうはテストがなかったようで、かいのほうは半分は取れたとのことです…(苦笑)

 

あと、はなが、がんばったねカードを、担任から昨日の折り紙の件で、あと英語の先生からは今日の発表がんばったとのことでもらってきました。

 

好きな動物についてまとめてくるようにっていう宿題が出てたので、はなは自分が好きなモルモットについて書いて持って行ってたのでした。

 

「でも次はもっと大きな声でね!」って書かれてましたけどね…(苦笑)

 

あ、それから、かいは昨日の宣言通り、もうひとつのよく飛ぶ紙飛行機の折り方を、今日クラスのみんなにひとりで教えたそうですよ!


みんなちゃんと折れてよかったみたいですが。


でも、自分が見本で持って行っていたお気に入りの1機を、椅子の上に置いておいたら、座られてぐちゃぐちゃになっちゃったらしいですが…なぜそれを持って行った…(苦笑)

 

 

さて!

 

実は今日はこのあと、急遽のバレエ体験にも行ってきたのですが、それについてはまた明日~!