値上げができる店頭看板の考え方・作り方 -9ページ目

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

世の中には沢山のお客さんがいます。

 

しかし、多くのお店では、そんなに沢山のお客さんを必要としていません。

 

なぜなら、それだけのお客さんを賄いきれないからです。

 

特に小さなお店では、1日のお客さんの数は、ほぼ決められています。

 

とは言っても、決められたお客さんの数は来てもらえません。

 

なぜなら、来て欲しいお客さんを取りこぼしているからです。

 

その大きな原因の1つが、販促活動の消極的な姿勢になります。

 

 

そのため販促活動の重要性を理解すると、集客を増やせるだけでなく、販売の向上まで見込まれるのです。

 

 

そのために理解してもらうステップを簡単に説明して行きますね。

 

 

 

◆1.販促の消極的な態度がもたらす弊害

 

販促に消極的なお店は、「待ちの姿勢」になりがちです。

 

しかし、お客さんは何を求め、いつ来店すれば良いのかを分からない限り、来店のきっかけにはなりません。

 

結果として、期待していたよりも少ない来店者数になってしまいます。

 

その原因となるのが、販促活動の欠如です。

 

 

 

◆2.効果的な販促の3つのステップ

 

成功しているお店は、お客さんに対して以下の3つのステップで積極的にアプローチしています。

 

 

(1)注目と興味を引き付ける

 

お客さんが現在感じている状況や問題をハッキリ示すことで、「そうそう、私もそう!」と共感を得ることができます。

 

たったこれだけで、お客さんの注目や興味を引くことができるのです。

 

 

(2)必要性を伝えて、欲求を引き出す

 

その上で、お客さんに良い結果をもたらす原因と、それを実現する方法をハッキリと伝えます。

 

こうすることで、「その商品やサービスが欲しい」と欲求を引き出すことができるのです。

 

 

(3)速やかな行動を促す

 

この興味や欲求を持ってもらった瞬間がとても大切になります。

 

この時、すぐに行動してもらうのです。

 

そのための情報は、行動の内容によって違います。

 

例えば、お店に来てもらうには、「案内図、電話番号、店名、営業時間」など

 

例えば、予約して来てもらうには、「電話番号、店名、予約時間」など

 

例えば、ネットにアクセルしてもらうには、「QRコード、メールアドレス、店名」など

 

これらの情報と共に、「こんなことを感じたら、今すぐ、こちらまで!」と付け足すとさらに効果的です。

 

 

これらのステップを繰り返し行うことで、効果的な集客が期待できるでしょう。

 

 

 

◆3.販売活動とお客さんの不安の解消

 

集客活動に成功しても、販売時点でお客さんが不安に感じることがよくあります。

 

この不安を解消することが、販売成功のカギです。

 

例えば、お客さんにとっての必要性や商品の信頼性などの疑問をクリアにすることが重要になります。

 

 

 

◆まとめ

 

お店の成功は、販促活動の取り組み方に大きく左右されます。

 

消極的な態度でなく、積極的にお客さんの興味や欲求を引き出し、不安を解消することで、集客と販売の両面で成功を収めることができるでしょう。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

整体院さんの『冷え性対策』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

整体院さんが、『冷え性対策』をおすすめしている店頭看板です。

 

夏バテから冷え性の関係を伝えて、その解決策を伝えています。

 

できれば箇条書きよりも、文章で分かりやすく伝えたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>クーラー&冷たい飲み物で

>夏バテしていませんか?

>夏でも冷えを感じる人は実は7割も

>・四肢末端型冷え性

>・下半身型冷え性

>・上半身型冷え性

>・内臓型冷え性

>↓

>これらが夏バテの原因に!

>そこで当店自慢の温熱療法

>&マッサージはいかがですか?

>・30分上半身or下半身コース

>通常3000円が20%OFF

>初回2400円

 

 

 

→まずは、『誰におすすめしたいのか?』からスタートします。

 

→例えば、『夏の猛暑でクーラーや冷たい飲み物が欠かせなかったあなたに』

 

→次は、現状の問い掛けです。

 

→例えば、『もしかしたら、今夏バテや冷え性で悩まされていませんか?』

 

→この後、その原因や対策を伝えて、最後に行動を促します。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(整体院の冷え性対策)

夏の猛暑でクーラーや冷たい飲み物
が欠かせなかったあなたに
もしかしたら、今夏バテや冷え性で
悩まされていませんか?

これらの原因は、血流の悪化です。
夏だからと言って冷たいものばかり
取っていると、血管が収縮し体温調
節の乱れから血流が悪くなります。

そんな時は、当院の遠赤外線による
温熱療法とマッサージ!
これにより、血流を良くし、体温調
節の乱れを整えることができます。
その上で、日常生活の中にちょっと
した温かさを取り入れると、体の中
から温めやすくできるのです。

この夏の冷えや不調で悩まされてい
たら、早めにご相談くださいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→箇条書きでお知らせするよりも、文章で分かりやすく伝えることが今回のポイントです。

 

→特に、お客さん視点での文章は、共感されやすく、自分事として捉えてもらえます。

 

→しかし、箇条書きは、どこかよそよそしくて、共感しにくいのです。

 

→この傾向は、男性よりも女性に多いと見られています。

 

→おすすめしたいお客さんが、女性の場合なら箇条書きよりもお客さん視点の文章の方がいいですよ!

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

情報時代において、どれだけ情報を上手く発信できるかが、小さなお店の成功のカギと言えます。

 

そこで、今日は情報発信のコツについて考えてみましょう。

 

 

(1)インプットの多さがアウトプットの障害になる

 

現在は情報過多の時代です。

 

インターネットやSNSの普及、さらにはChatGPTなどの生成AIの進歩によって、誰でも情報収集が容易にできるようになりました。

 

しかし、反面、多すぎる情報を的確に絞り込めず、発信する内容が決められないという新しい問題が出てきたのです。

 

 

 

(2)なぜインプットが多過ぎてしまうのか?

 

この答えはとてもシンプルで、情報を適切に整理していないからです。

 

例えば、興味のある情報を毎日収集したとします。

 

この時、何を基準にして収集しているのか、ここがハッキリしていないのが問題になるのです。

 

集めた情報の中には、本当に必要なものだけでなく、あまり必要がないものも多く含まれています。

 

だから、毎日の情報に接する際に重要なのは、「この情報は、本当に必要なものなのか?」という基準を持つことです。

 

 

 

(3)インプットの適切な整理が重要になる

 

情報を収集する際に、「何を基準にして、収集しているのか?」がとても重要です。

 

この基準に基づき、情報を集めて行くと、必要な情報だけを取り入れることができます。

 

そうすると、インプットの質がどんどん高くなるのです。

 

 

 

(4)インプットの質が高まっても、なぜアウトプットができないのか?

 

情報の発信ができない最大の理由は、「明確なゴールがないこと」です。

 

例えば、ブログ記事での情報発信は、とても有効と言えるでしょう。

 

しかし、この時、「あなたやお店の信用と実績を高めるため」というゴールを理解していないと、意味のあるアウトプットが生まれないのです。

 

 

 

(5)アウトプットのゴールを明確にする

 

アウトプットのゴールを明確にすることで、それを実現するための勇気や意欲が湧いてきます。

 

例えば、「あなたやお店の信用と実績を高める」というゴールを持つと、お客さんはあなたやお店に良い印象を持ってもらえるでしょう。

 

そうすると、毎回ブログ記事を読んでもらえるようになるのです。

 

その結果、あなたやお店に共感してもらえるお客さんが増えて来ます。

 

これは、ブログ記事だけでなく、メルマガやインスタ、動画配信でも同じことが言えるでしょう。

 

ここが理解できると、情報発信の動機が生まれるので、アウトプットがしやすくなるはずです。

 

 

 

(6)結論

 

情報発信の際、「適切な基準のインプット」と「意味のあるアウトプット」のバランスが重要になります。

 

インプットの基準を明確にし、アウトプットのゴールを意識することで、効果的な情報発信が可能になるのです。

 

これらのポイントを活かして、情報発信に挑んでみてくださいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

歯科医院さんの『ナイトガード』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

歯科医院さんが、『ナイトガード』をおすすめしている店頭看板です。

 

『ナイトガード』とは、歯ぎしりを防ぐことができるマウスピースのことになります。

 

この辺りを少し付け加えたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>対処法はナイトガード!

>歯ぎしりってよくない?

>・知覚過敏

>・顎関節症

>・エラがはってくる

>・歯周病が進行しやすい

>などの原因となります

 

 

 

→まず、『どんな人におすすめなのか?』で呼び掛けます。

 

→例えば、『寝ている時に歯ぎしりをしていると家族に言われたことがあるあなに』

 

→そして、『どんな症状があるのか?』と問い掛けるといいでしょう。

 

→例えば、『朝起きるとアゴがだるくアゴの関節が痛いなどの症状はありませんか?』

 

→さらに、『歯ぎしりをそのままにしておくと・・・』と、『どんな問題になるのか?』を伝えます。

 

→その上で、商品につなげて、最後に行動を促すのです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(歯科医院のナイトガード)

寝ている時に歯ぎしりをしていると
家族に言われたことがあるあなたに

朝起きるとアゴがだるくアゴの関節
が痛いなどの症状はありませんか?

歯ぎしりをそのままにしておくと、
奥歯がすり減って噛む力が低下する
だけでなく、消化吸収の低下や歯周
病の進行にもつながります。

そこでオススメなのが、『歯科医院
のナイトガード』、このナイトガー
ドはお口の上部にはめるだけで、奥
歯の摩耗を防ぎ、安心な睡眠ができ
るマウスピースです。

奥歯の歯ぎしりが気になったら、早
めにご相談くださいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→ただ症状だけを羅列するのでなく、『誰にオススメなのか?』から始めることが今回のポイントです。

 

→ここから始めると、お客さんに対してのメッセージが作りやすくなります。

 

→ただのお知らせとメッセージの違いは、メッセージには説得力があるところです。

 

→それと、箇条書きでなく文章で伝えることが多いので、とても読みやすくなります。

 

→ちょっとしたことですが、反応率が変わって来ることが多いです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

多くの人が悪いクセに振り回されています。

 

どうして振り回されるのでしょうか?

 

それは、悪いクセがやめられない人には、共通の壁があるからです。

 

この共通の壁に気付かなければ、悪いクセをやめようとしてもなかなかできません。

 

その壁が、次の2つです。

 

 

(1)ゴールがハッキリしていない

 

(2)目的が曖昧である

 

 

例えば、喫煙のクセを挙げるとしましょう。

 

厚生労働省の調べによると、2022年で日本人に成人男性の喫煙率は25%強、成人女性は8%弱です。

 

この数値は、年々減少しています。

 

 

しかし、それでも上記の人たちは、なかなかタバコがやめられないのです。

 

 

では、どうすればタバコをやめることができるのでしょうか?

 

まずは、(1)の「ゴールをハッキリしていない」ことから改善します。

 

悪いクセをやめたいのであれば、ゴールを具体的に設定することが大切です。

 

例えば、タバコをやめたいと思った時、「3カ月後に禁煙する」という具体的なゴールを設定します。

 

そうすると、途中での挫折を避ける手助けになるのです。

 

多くの人がイザ禁煙しようと決意しても、このような明確なゴールを設定せずに、ただバクゼンと努力します。

 

しかし、このやり方だと、途中でニコチンの禁断症状の辛さに負けてしまうのです。

 

そうではなく、「3カ月後に、ニコチンの禁断症状を無くす」とさらに明確なゴールを設定することで、「3カ月間なら、何とか辛抱しよう」と、辛さに耐えて、あきらめずガマンしやすくなります。

 

 

 

それでも、(2)の「目的が曖昧な人」は、ゴールを達成することができません。

 

なぜなら、悪いクセに打ち勝つ強い理由がいるからです。

 

それが、具体的な目的になります。

 

例えば、身体の調子が悪くなって、「健康のために、禁煙しなければいけない」、あるいは、「家族に心配をかけたくないために、禁煙しよう」など

 

自分を奮起させる目的が必要なのです。

 

 

 

これはお店の経営の場合でも、この考え方は役に立ちます。

 

例えば、お店をより良くするために、社長さん自身や従業員さんの悪いクセを改善することです。

 

この場合、それを改善するためのゴールや目的を明確にすることで、成果を上げることができるでしょう。

 

 

そのためのアドバイスとして、次の2つの質問を答えてみることをおすすめします。

 

 

◆「○○をやめると、どうなりますか?」

 

◆「何のために、誰のために、○○をやめますか?」

 

 

この2つの質問の答えを見つけることで、悪いクセと真剣に向き合い、それを乗り越える力を得ることができるでしょう。

 

それぞれが悪いクセを乗り越えて、より良いお店になって行くことを願っています。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

薬局店さんの『汗のニオイ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

薬局店さんが、『汗のニオイ』対策をおすすめしている店頭看板です。

 

『いい汗と悪い汗』という切り口がとてもいいと思います。

 

『体臭が気になる方』が一番最後になっていますが、これを一番最初にしてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>あなたの汗はいい汗?悪い汗?

>いい汗は酸性で99%が水の為

>サラッとしてベタつきはありません。

>悪い汗はアルカリ性で皮フにある

>雑菌のエサになり繁殖し臭い!

>体臭が気になる方はご相談下さい。

 

 

→まずは、呼び掛けからスターとします。

 

→例えば、『汗をかくと体臭が気になるあなたに』

 

→このように呼び掛けると、『誰におすすめなのか?』がハッキリします。

 

→その上で、『汗にはいい汗と悪い汗の2種類があることをご存知でしたか?』とすると、興味が湧くのです。

 

→この後、その説明をして、最後は行動の促しをします。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(薬局店の汗のニオイ)

汗をかくと体臭が気になるあなたに
汗にはいい汗と悪い汗の2種類があ
ることをご存知でしたか?

夏の暑い日は、気が付けば身体から
汗が滴り落ちています。

そんな汗でも、いい汗は酸性で、毒
素や不要なものを身体から排出する
手助けをしています。

一方、悪い汗はアルカリ性で、これ
が体臭の素になり、ほとんどは腸内
環境の乱れが原因です。

そんな時は、腸内環境をすっきり整
えるサプリメントがおすすめ!

体臭が気になりそうだったら、ぜひ
サプリメントを試してみて下さい。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『汗』に焦点を当てるのでなく、『汗をかくと体臭が気になる人』に焦点を当てることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、そんな悩みを抱えているお客さんと共感できます。

 

→共感できると、こちらの話を聞いてもらいやすくなるのです。

 

→これをしないと、他人事の話となってしまいます。

 

→そうすると、関心が薄くなり話が流れてしまうのです。

 

→ちょっとしたことですが、とても重要なポイントになります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

小さなお店では、「売上げをどうやって上げればいいのか?」という質問をよくします。

 

しかし、何度もその質問を自問自答しても、なかなか良い答えが見つけられないことが多いでしょう。

 

なぜなら、この質問は目先の問題に焦点を当てすぎて、全体像を見失ってしまいがちになるからです。

 

 

なので、売上げを上げるための有効で具体的な方法を探す前には、まず、「売上げが上がったら、具体的にどうなるのか?」という質問が重要になります。

 

 

例えば、有効な解決策によって、売上げが上がったとしましょう。

 

そうするとどうなるのかというと、有効な手段なら収益が増加します。

 

そのため、資金繰りもラクになるでしょう。

 

しかし、その一方で、お客さんの数が増え、それに伴ってスタッフさんの業務量も増加します。

 

そのため、スタッフさんの人数の増加やミスが起こりやすくなり、より多くの費用がかかる可能性も出て来るのです。

 

このように、単に売上げを上げるだけでは、必ずしも良いことばかりではありません。

 

 

 

では、上記のようなことが起こらないようにして、売上げを上げるためには、どのような方法を選べばよいのでしょうか?

 

 

例えば、お客さん一人当たりの購入金額、つまり客単価を上げる方法を考えることができます。

 

その際、価格設定を見直したり、高価な商品やコースを新設したりすることで、客単価アップをさせる試みは有効です。

 

この時、全体の価格を一気に値上げするだけでなく、メニューや商品ラインナップを工夫して、お客さんのニーズに応じた提案をすることが大切になります。

 

 

しかし、客単価が上がっても、良くないことがあるのです。

 

それは、一部のお客さんが、価格の高さに驚いて来店されなくなる可能性があります。

 

もちろん、その一方で、価値の高さを感じてくれるお客さんは、より高品質な商品やサービスを求めて、リピートしてくれることでしょう。

 

このようなお客さんは、単価が上がった分、満足度も高まるためリピートされやすくなるのです。

 

そのため、リピートされやすいお客さんを増やしていけば、収益性がどんどんよくなるでしょう。

 

 

このように、具体的な行動を起こす前に、「その行動をすると、結果としてどうなるのか?」を予測することで、より良い決断を下すことができます。

 

しかし、この予測がハッキリとイメージできないと、「どうすれべばいいのか?」という質問を繰り返してしまうでしょう。

 

この原因の多くは、「自分が結果的に何を望んでいるのか?」、ここがしっかりと理解していないからです。

 

 

 

だから、「どうすればいいのか?」と迷った時は、一旦立ち止まって、「もしもそうなったとしたら、どんな結果になるのか?」を自問してみてください。

 

その答えが見えた時、次のステップが明確になるはずです。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

美容室さんの『頭皮ケア』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

美容室さんが、『頭皮ケア』をおすすめしている店頭看板です。

 

『秋は3歳年を取る』は、見た目年齢を気にする女性にとっては衝撃的だと思います。

 

できればお客さんの観点を、ちょっと加えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>ねえ、知っていた?

>秋は3歳年を取る!?

>それは夏のあいだに浴びた紫外線のシワザ。

>抜け毛量が年間で最も多くなるこの季節

>サロンでしっかりスキャルプケアしませんか?

 

 

 

→まずは、『誰におすすめしたいのか?』から書き始めます。

 

→例えば、『夏の紫外線で毎日のスタイリングがやりにくくになっているあなたに』

 

→そして、『もしかしたら、髪の毛のツヤもなくなり、抜け毛も気になっていませんか?』

 

→このようにお客さんの観点から、投げ掛けるのです。

 

→その上で、『紫外線は髪だけでなく、頭皮にも・・・』

 

→とつなげて行き、頭皮ケアをおすすめします。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(美容室の頭皮ケア)

夏の紫外線で、毎日のスタイリング
がやりにくくなっているあなたに

もしかしたら、髪の毛のツヤもなく
なり、抜け毛も気になっていません
か?

紫外線は髪だけでなく、頭皮にもダ
メージを与える原因となります。そ
のため、髪のボリュームが失われ、
老け顔に見えることも・・・

しかし、適切な頭皮ケアをすること
で、そのダメージを回復することが
できます。その結果、髪の毛にツヤ
とボリュームが出て、スタイリング
がラクになるでしょう。

紫外線のダメージが心配になったら
早めにご相談くださいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品の観点からだけでなく、お客さんの観点も付け加えることが今回のポイントです。

 

→では、どうしてお客さんの観点を付け加えるのでしょうか?

 

→それは、お客さんの観点を付け加えることで、お客さんの共感を得るからです。

 

→『そうそう、私もそうなのよ!』と、こんな感じで共感してもらえれば、商品がとてもおすすめしやすくなります。

 

→このような観点で、日々お客さんと接していると、『共感ポイント』がつかみやすくなるはずです。

 

→ここに気付くことができると、販促がとてもラクになると思います。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

売上げアップを目指す小さなお店の社長さんに、その成功のカギは準備にあることをご存知ですか?

 

お客さんの心をつかむためには、まず情報提供です。

 

情報提供を繰り返し行うことが、より効果的な集客と売上げアップの近道となるでしょう。

 

今回は、そのためのシンプルなステップを紹介します。

 

 

(1)お客さんが知りたい情報は何かを考える

 

お客さんは商品やサービスを購入する前に、まず情報を求めます。

 

なぜなら、お客さんが抱えている問題を解決するヒントや方法を知りたいからです。

 

そして、その商品やサービスが本当に信頼できるものなのか、確認したいと思っています。

 

 

 

(2)実績事例の効果的な伝え方

 

◆現状の紹介

 

まず、お客さんがどんな問題を抱えているのか、具体的な事例を示します。

 

できれば、ビフォー写真などを使って、より具体的な現状を紹介するといいでしょう。

 

なぜなら、その具体的な現状を見ることで、お客さんの共感を引き出すことができるからです。

 

この時、その現状がお客さんの抱えている問題であれば、より共感が大きくなります。

 

もしも、その現状がお客さんが抱えている問題でなかったとしても、具体的な現状を紹介するほど、「私の場合はどうだろう?」と、共感されやすくなるのです。

 

 

 

◆解決策の提案

 

次に、その問題の原因と解決策をハッキリさせます。

 

特に、原因が重要です。

 

この場合の原因は、問題の原因でなく、良い結果の原因がより有効になります。

 

なぜなら、良い結果につながる原因が分かれば、解決策がハッキリするので、今抱えている問題が解決するからです。

 

なので、プロの視点で良い結果につながる原因をズバリ言い切り、それに基づく具体的なアドバイスを提案して、問題解決の手助けをしましょう。

 

 

 

◆成功事例の共有

 

そして、提案を実施したお客さんの声やアフターの写真を共有するのです。

 

これをしっかり行うと、その効果がリアルに伝わりますので、信頼感が高まります。

 

 

 

(3)情報発信の重要性

 

情報発信の方法は、今は色々あります。

 

例えば、昔からあるブログやメルマガ、今盛んに使われている動画などは、集客にとても有効です。

 

また情報発信は、記事の数や内容が増えるほど、お店の専門性や信頼性が高まります。

 

特に、100記事や300記事といったマイルストーンを迎えると、その分野でのリーダーシップが確立しやすいです。

 

 

 

(4)集客と準備のバランス

 

短期的な売上げを追求するのも大切ですが、長期的な成功のためには、情報提供という形でのしっかりした準備は欠かせません。

 

この準備に時間をかけることで、より多くのお客さんの心をつかむことができるでしょう。

 

 

小さなお店でも効果的な情報提供と準備を行うことで、持続的な売上げアップが実現できます。

 

日々の仕事の中で、しっかりとした準備と情報発信を心掛けてくださいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

クリーニング店さんの『スーツの身だしなみ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

クリーニング店さんが、『スーツの身だしなみ』について伝えている店頭看板です。

 

なかなか面白い切り口だと思います。

 

スーツへのこだわりを誰に伝えたいのか?

 

少し付け加えてみたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>スーツの仕上りを大切にしております。

>身だしなみ3割増しのスーツ

>アンケートによると身だしなみを

>良くするためにクリーニングに

>出されている方が80%です。

>当店では抗菌加工、静電防止

>を全品にほどこしております。

 

 

 

→まず、『誰におすすめしたいのか?』から始めます。

 

→例えば、『身だしなみを良くするためにクリーニングに出されているあなたに』

 

→そして、『スーツを着るシーンで見た目の第一印象を良くしたいと思いませんか?』

 

→このように投げ掛けると、関心を示してもらえるお客さんが現れます。

 

→その上で、自店のこだわりを伝えるのです。

 

→最後は、行動の促しも忘れずに!

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(クリーニング店のスーツの見だしなみ)

身だしなみを良くするためにクリー
ニングに出されるあなたに

スーツを着るシーンで見た目の第一
印象を良くしたいと思いませんか?

当店はただキレイにするだけでなく
見た目の第一印象を良くする手間や
時間を惜しみません。

特に前エリのラペルに丸みをつけて
上品な仕上がりにしたり、Vライン
にエッジを効かせてを引き締めたり
しています。さらに裏地もキレイに
整えていますので全体のシルエット
も良くなることでしょう。

スーツの身だしなみを良くしたいと
思ったら、ぜひ当店にお任せを!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→スーツのこだわりをお知らせするだけでなく、『それを誰におすすめしたいのか?』をハッキリさせてから伝えることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、説得力が出て来ます。

 

→なぜなら、求めるお客さんに、求める解決策が伝わるからです。

 

→『誰に、何を伝えるのか?』、これが販促物の基本になります。

 

→特に、『誰に』が重要です。

 

→ここがぼやけると、『何を』もぼやけます。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則