店頭看板の事例(薬局店の汗のニオイ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

薬局店さんの『汗のニオイ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

薬局店さんが、『汗のニオイ』対策をおすすめしている店頭看板です。

 

『いい汗と悪い汗』という切り口がとてもいいと思います。

 

『体臭が気になる方』が一番最後になっていますが、これを一番最初にしてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>あなたの汗はいい汗?悪い汗?

>いい汗は酸性で99%が水の為

>サラッとしてベタつきはありません。

>悪い汗はアルカリ性で皮フにある

>雑菌のエサになり繁殖し臭い!

>体臭が気になる方はご相談下さい。

 

 

→まずは、呼び掛けからスターとします。

 

→例えば、『汗をかくと体臭が気になるあなたに』

 

→このように呼び掛けると、『誰におすすめなのか?』がハッキリします。

 

→その上で、『汗にはいい汗と悪い汗の2種類があることをご存知でしたか?』とすると、興味が湧くのです。

 

→この後、その説明をして、最後は行動の促しをします。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(薬局店の汗のニオイ)

汗をかくと体臭が気になるあなたに
汗にはいい汗と悪い汗の2種類があ
ることをご存知でしたか?

夏の暑い日は、気が付けば身体から
汗が滴り落ちています。

そんな汗でも、いい汗は酸性で、毒
素や不要なものを身体から排出する
手助けをしています。

一方、悪い汗はアルカリ性で、これ
が体臭の素になり、ほとんどは腸内
環境の乱れが原因です。

そんな時は、腸内環境をすっきり整
えるサプリメントがおすすめ!

体臭が気になりそうだったら、ぜひ
サプリメントを試してみて下さい。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『汗』に焦点を当てるのでなく、『汗をかくと体臭が気になる人』に焦点を当てることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、そんな悩みを抱えているお客さんと共感できます。

 

→共感できると、こちらの話を聞いてもらいやすくなるのです。

 

→これをしないと、他人事の話となってしまいます。

 

→そうすると、関心が薄くなり話が流れてしまうのです。

 

→ちょっとしたことですが、とても重要なポイントになります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則