こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
美容室さんの『頭皮ケア』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
美容室さんが、『頭皮ケア』をおすすめしている店頭看板です。
『秋は3歳年を取る』は、見た目年齢を気にする女性にとっては衝撃的だと思います。
できればお客さんの観点を、ちょっと加えてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>ねえ、知っていた?
>秋は3歳年を取る!?
>それは夏のあいだに浴びた紫外線のシワザ。
>抜け毛量が年間で最も多くなるこの季節
>サロンでしっかりスキャルプケアしませんか?
→まずは、『誰におすすめしたいのか?』から書き始めます。
→例えば、『夏の紫外線で毎日のスタイリングがやりにくくになっているあなたに』
→そして、『もしかしたら、髪の毛のツヤもなくなり、抜け毛も気になっていませんか?』
→このようにお客さんの観点から、投げ掛けるのです。
→その上で、『紫外線は髪だけでなく、頭皮にも・・・』
→とつなげて行き、頭皮ケアをおすすめします。
→最後は、行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(美容室の頭皮ケア)
がやりにくくなっているあなたに
もしかしたら、髪の毛のツヤもなく
なり、抜け毛も気になっていません
か?
紫外線は髪だけでなく、頭皮にもダ
メージを与える原因となります。そ
のため、髪のボリュームが失われ、
老け顔に見えることも・・・
しかし、適切な頭皮ケアをすること
で、そのダメージを回復することが
できます。その結果、髪の毛にツヤ
とボリュームが出て、スタイリング
がラクになるでしょう。
紫外線のダメージが心配になったら
早めにご相談くださいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→商品の観点からだけでなく、お客さんの観点も付け加えることが今回のポイントです。
→では、どうしてお客さんの観点を付け加えるのでしょうか?
→それは、お客さんの観点を付け加えることで、お客さんの共感を得るからです。
→『そうそう、私もそうなのよ!』と、こんな感じで共感してもらえれば、商品がとてもおすすめしやすくなります。
→このような観点で、日々お客さんと接していると、『共感ポイント』がつかみやすくなるはずです。
→ここに気付くことができると、販促がとてもラクになると思います。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則