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値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

効果的なBtoC(企業対消費者)販促のコミュニケーション方法があります。

 

ポイントは、「共感」です。

 

この「共感を生む前フリ」を、うまく使いこなせるかが大切になります。

 

 

次の4つのステップは、「前フリ」を含む販促のコミュニケーション方法です。

 

 

(1)前フリで共感を引き出す

 

共感を引き出すためには、まず、「前フリ」から始めることコツになります。

 

「前フリ」とは、お客さんの悩みや望みを上手く言葉にして、「共感」を引き出す導入部分のことです。

 

例えば、以下のようなフレーズがおすすめになります。

 

・「こんな悩みがあるあなたに」

 

・「こんなことで困っていませんか?」

 

・「ひょっとしたら、こんなことが原因で起こっているかもしれませんよ」

 

 

こんな感じで、お客さんが現状で抱いている悩みで、「共感」できる話題を提供するのです。

 

これにより、お客さんに興味を持ってもらうことが可能になります。

 

これが、「前フリ」です。

 

 

 

(2)結論を明確に伝える

 

「前フリ」の後は、結論を示します。

 

ここで重要なのは、「どのような結果が期待できるのか?」を、まずハッキリと伝えることです。

 

例えば、次のようなフレーズがおすすめになります。

 

・「この原因を解消すると、このような良いことが起こります」

 

・「そのための最適な解決策は、この方法です」

 

・「この方法にはこんな良い点があります」

 

 

このように、「結論」からハッキリさせることがコツです。

 

そうすると、お客さんの納得が得やすくなります。

 

 

 

(3)理由を具体的に説明する

 

「結論」を伝えた後は、「その理由」を具体的に説明します。

 

お客さんは、「こんな良い結果が手に入る」、「そのためにはこの方法がよい」とイキナリ言われたら、「なぜそれが良いと言えるのか?」、その理由が知りたくなるからです。

 

例えば、次のようなフレーズがおすすめになります。

 

・「この方法の素晴らしい点は、こういった理由からです」

 

・「なぜこれ理由が言えるのかと言うと、こういった背景があるからです」

 

 

この部分はお客さん自身が、納得できる具体的な理由を示すことが重要です。

 

 

 

(4)具体例を挙げて説得力を高める

 

最後に、具体例を挙げて説明します。

 

これにより、こちらの話の説得力がグッと高まることでしょう。

 

例えば、次のようなフレーズがおすすめです。

 

・「実際にこの方法を試された方から、こんな感想を頂いています」

 

・「また、このようなフィードバックをされるお客さんも多いです」

 

 

具体例を提供することでお客さんの不安感が、薄まります。

 

 

 

このような販促コミュニケーション方法は、前フリをしっかり行うことで共感を引き出すことができて、明確な結論や具体的な理由と実例を挙げることで、お客さんとの強いつながりを築くことができでしょう。

 

 

ぜひ試してみてくださいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

整体院さんの『深層筋』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

整体院さんが、『深層筋』の治療をおすすめしている店頭看板です。

 

では、『なぜ深層筋を治療するといいのでしょうか?』

 

この辺りを付け加えてみたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>深層筋をしっかり伸ばす

>ディープストレッチコース

>もみほぐしとの組み合わせで効果UP!

>30分¥2678

>60分¥5356

 

 

 

→まずは、『誰におすすめしたいのか?』から呼び掛けます。

 

→例えば、『肩や腰などの慢性的な痛みに困っているあなたに』

 

→多くの人が、肩や腰に何らかの痛みを感じています。

 

→なので、このように呼び掛けると、『あっ、自分のことだ!』なるのです。

 

→そして、その人達に現状の問題を投げ掛けるのです。

 

→例えば、『なかなか痛みが引かず、すぐにまた痛くなる経験はありませんか?』

 

→たったこの2行で、自分事になります。

 

→そうしておいて、商品につなげるのです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(整体院の深層筋)

肩や腰などの慢性的な痛みに困って
いるあなたに

なかなか痛みが引かず、すぐにまた
痛くなる経験はありませんか?

実はその痛み、筋肉の表面でなく、
もっと深いところに原因があるから
です。その場所は、普通のマッサー
ジではなかなか届きません。

そんな時おすすめなのが、『ディー
プストレッチ』です。

ディープストレッチは、単にもみほ
ぐすだけでなく、普段あまり意識さ
れない深い筋肉までしっかりとスト
レッチします。そのため血流やリン
パの流れがよくなり、根本的な痛み
が解消され、再発しにくい身体にな
りやすいです。

辛い痛みで困ったら、早めにご相談
くださいね。
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【今回のポイント】

 

→いきなり商品をおすすめするのでなく、まずは、『誰に、なぜオススメするのか?』を投げ掛けることが今回のポイントです。

 

→これらを投げ掛けると、自分事になるため次の文章が読みたくなります。

 

→そうしておいて、『こんな商品がおすすめです』とすれば、すんなり受け止めてもらえるでしょう。

 

→この後、『その結果どうなるのか?』を伝えます。

 

→最後は、『こんなことで困ったら、早めに○○してくださいね』と行動を促せばいいのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

日々の業務の中で、「どうすれば、この状況を改善できるだろうか?」と、自問自答する社長さんが多いです。

 

今日は、そんな時の考える力を高めるコツについてお話したいと思います。

 

 

まず始めに言いたいことは、考える力を鍛えることは、実はそんなに難しくありません。

 

なぜなら、1つの習慣である「問い掛ける習慣」を身に付ければいいからです。

 

 

多くの人は、「考えること」に、苦手意識を持っています。

 

しかし、この意識を変えるコツは、日常に溢れている「事実」にあるのです。

 

 

その「事実に問い掛ける習慣」を身に付けるステップが、重要になります。

 

そのステップを簡単にまとめると、次の3つです。

 

 

◆ステップ1:事実を見つけること

 

「売上げの変動」や「客数の増減」、あるいは「客単価の変化」など、お店で起きるさまざまな現象は、考える材料として有効になります。

 

例えば、「売上げが年間で10%減少しているが、リピート客が5%増えた」場合

 

このような結果になったのは、「何をしたからか?」というような問い掛けができるのです。

 

このように、事実を見つけて、それを基に問い掛ける練習を始めるといいでしょう。

 

 

 

◆ステップ2:プラスの事実に焦点を当てること

 

問い掛ける際に、人は自然とマイナスの事実に目が行きがちです。

 

しかし、そこをぐっと留めて、プラスの事実に焦点を当てることが重要になります。

 

先程の例で言えば、「売上げが年間で10%減少した」というマイナスの事実よりも、「リピート客が5%増えた」というプラスの事実に対して、「そうなったのは、何をしたからか?」と焦点を当てるのです。

 

 

 

◆ステップ3:連鎖する行動を想起すること

 

そして、そのプラスの事実がどのような行動から生まれたのかを思い出しましょう。

 

例えば、「リピート客が5%増えたのは、何をしたからか?」の問い掛けから、その行動を思い出すのです。

 

この思い出すという行為が、考える上での大切なコツと言えます。

 

なぜなら、今までやって来た行動を思い出す行為をするだけで、今まで気付いていなかった新しい解決策を見つける手助けができるからです。

 

そして、これらのステップを経て、考える力は自然と身に付いて来ます。

 

この習慣が身に付けば、考えることが苦手だと感じることが少なくなってくるはずです。

 

 

 

まずは、手掛かりとなる事実を明確にすることから始めてください。

 

そして、その中のプラスの事実に、焦点を当てましょう。

 

その上で、そのプラスの事実は、「何をしたからそうなったのか?」を問い掛けて、ここを思い出すのです。

 

 

たったこれだけで、考える力が身に付くはずですよ。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

料理教室さんの『お料理教室』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

料理教室さんが、『お料理教室』をおすすめしている店頭看板です。

 

シンプルにお知らせしています。

 

できれば、『どんな人におすすめしたいのか?』をハッキリさせてお伝えしたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>基礎からしっかり学べる

>お料理教室

>一日体験入学実施中

 

 

 

→まず、『どんな人におすすめしたいのか?』から書き始めます。

 

→例えば、『料理を始めてみたいと思っているあなたに』

 

→この一文でお客さんに近づきます。

 

→そして、『基本的なコツやテクニックを学びたいと思いませんか?』

 

→このように投げ掛けて、お客さんが求めている内容で共感するのです。

 

→この後、簡単な説明をして、最後に行動を促します。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(料理教室のお料理教室)

『料理を始めてみたい』と思ってい
るあなたに
基本的なコツやテクニックを学びた
いと思いませんか?

まだ料理をしたことがない、あるい
は少し経験があるなど、基礎を学び
たい時におすすめです。

実は、料理の基本を理解することで
料理の幅がぐっと広がりますよ。

簡単な料理が1日でできるコース!
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自宅で美味しい料理を作りたいと思
ったら、ぜひチャレンジしてみてく
ださいね。
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【今回のポイント】

 

→お店が言いたいことだけをお知らせするのでなく、『どんな人におすすめしたいのか?』から書き始めることが今回のポイントです。

 

→ここから書き始めると、お客さんに近づき、お客さんに共感できるため、こちらが伝えたいことが伝えやすくなります。

 

→極端な話、この文面を加えるだけで反応が変わることが多いです。

 

→それと、最後の『○○したいと思ったら・・・』の一文も反応が変わります。

 

→最初と最後は特に大切だということをご理解下さい。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

小さなお店を経営する際、「結果」だけに目を向けてしまうことがよくあります。

 

しかし、「結果」も大切ですが、その目標を達成するまでの「過程」の方が、実は非常に価値があるものです。

 

 

 

(1)「結果」と「過程」の調和

 

ビジネスの成功は、単に目標を達成した「結果」だけではなく、そこに至るまでの「過程」の中にある経験によっても評価されます。

 

一番の経験は、「過程を楽しむこと」です。

 

どれだけ良い結果を達成したとしても、その過程が楽しくなければ達成し続けることは難しいでしょう。

 

 

 

(2)自動車でドライブの事例

 

「結果」と「過程」の考え方を、ドライブの事例を使って考えてみますね。

 

自動車でドライブする場合、目的地に到達することが重要です。

 

なので、スタートする前に、当たり前のようにカーナビに目的地を入力します。

 

しかし、このドライブで得られる新しい見識や経験は、目的地に到着するだけではありません。

 

 

 

・目的地へ早く着く

 

速やかに間違いなく目的地に着くことは、ドライブする上で大切なことになります。

 

これは時間や手間が節約できるため、とても効率的です。

 

しかし、途中の楽しみや学びを見逃してしまう可能性があります。

 

 

 

・途中の風景を楽しむ

 

こちらのアプローチでは、ドライブの途中での発見や楽しみが、目的地に到着するまで積み重なって行くのです。

 

その結果、目的地の到着自体がさらに満足の行くものとなります。

 

 

 

(3)ビジネスにおける応用

 

ビジネスにおいても、このドライブの事例は非常に参考になることでしょう。

 

つまり、目的地である結果(目標)だけに焦点を当てるのでなく、目的地までの過程で得られる知識や経験が、大変価値のあるものとなるのです。

 

 

 

・結果に重点を置くやり方

 

このやり方では、目標の達成が最優先となります。

 

そのため過程は二の次と考えられ、それまでにどれだけ努力をしても結果が悪ければ評価されません。

 

そうなると、ストレスがたまり、仕事自体がつまらなくなるのです。

 

 

 

・過程を楽しむやり方

 

こちらのやり方では、目標の達成を目指しながら、その過程も楽しむことに重点を置きます。

 

そのため、日々の業務に喜びを見出すことができるのです。

 

そうすると社内全体の満足度は上がります。

 

しかし、目標が達成できなければ、本末転倒です。

 

 

 

さて、あなたの経営スタイルは、どのようなものでしょうか?

 

もしも、「結果」に重点を置くスタイルを採用しているとしたら、「過程」を楽しむの方にも目を向けてみたはいかがでしょうか?

 

なぜなら、社内全体の満足度が上がると、次の目標が達成しやすくなるからです。

 

もちろん、「結果」重視のやり方でも、目標は達成できます。

 

しかし、そのやり方では長続きしないことを忘れないでくださいね。

 

 

 

「結果を出すこと」と「経過を楽しむこと」、今はこの両方が求められています。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

靴修理店さんの『中敷交換』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

靴修理店さんが、『中敷交換』をおすすめしている店頭看板です。

 

3つの問題を伝えていますが、できれば1つに絞りたいと思います。

 

理由は、1つに絞るとメッセージが届きやすいからです。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>靴の中、汚れてませんか?

>・汗、皮脂汚れ

>・合成皮革の劣化

>・着材の劣化によるヨレ、めくれ

>自然の革で交換しましょう!

>中敷交換

>税抜 1130円~

 

 

 

→まずは、誰におすすめなのかをハッキリさせます。

 

→例えば、『毎日の通勤にパンプスを履くことが多いあなたに』

 

→そして、問題を投げ掛けます。

 

→例えば、『中敷きの汚れが気になりませんか?』

 

→この2行で、メッセージ届けたいお客さんの問題で共感するのです。

 

→そうすると、お客さんとの距離がぐっと縮まります。

 

→その上で、商品につなげて、最後は行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(靴修理店の中敷交換)

毎日の通勤にパンプスを履くことが
多いあなたに
中敷きの汚れが気になりませんか?

実は、皮脂や汗の影響で時間が経つ
と中敷きの汚れが目立ち始めます。
そうすると見た目だけでなく、履き
心地も悪くなるのです。

そんな時は、天然革の中敷きと交換
することがおすすめ!

新品時の感触や清潔さを取り戻すこ
とができるでしょう。また、天然革
は足の形にぴったりフィットするの
で、足を優しくケアし、長期間の使
用でも疲れにくくなりますよ。

パンプスの汚れが気になったら、早
めに交換してくださいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『問題をお知らせする』だけでなく、『誰の問題なのか、絞り込んでお伝えする』ことが今回のポイントです。

 

→ここがハッキリすると、お客さんは他人事から自分事になるので、一気に興味を持つ出します。

 

→ここが抜けてしまうと、反応が悪いのです。

 

→ちょっとしたことですが、大きな違いとなっています。

 

→一度チェックしてみてくださいね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

お店の経営は、決して容易な道のりではありません。

 

例えば、「できるけど、やっていない」

 

例えば、「できないけど、やらなければいけない」

 

などの悩みや迷いに直面していることが多いです。

 

 

このような時に、どのように第一歩を踏み出すのかで、結果が違って来ます。

 

しかし、そのためには、新しいことへの覚悟が必要とされるでしょう。

 

なぜなら、「新しいことを、やるか、やらないか」の決断には、失敗を伴う行動が求められるからです。

 

 

新しいことへの領域には、「失敗への恐れ」や「変化への不安」から来る悩みが常に付きまといます。

 

この悩みが行動の妨げとなるのです。

 

 

この悩みには、「これからやる行動が、できるか、できないか」に関わりなく起こります。

 

もちろん、「できない」ことの方が、より大きな恐れや不安が伴うでしょう。

 

しかし、例え、「できる」ことであったとしても、まだ経験していない行動には、恐れや不安が伴うのです。

 

 

恐れや不安からくる悩みのほどんどは、大抵の場合、行動することで解消されます。

 

 

ここが分かると、成功するか分からないことでも、行動を通じてハッキリとした結果が手に入るのです。

 

もしも、途中で失敗したとしても、その結果から次の手が打てるので、良い方向に進む対策を練ることができます。

 

 

 

特に、小さなお店の社長さんには、新しい取り組みが失敗することへのリスクは大きいでしょう。

 

しかし、そのリスクを受け入れて、行動することで新しい機会を見つけ、そこから次のステップに進むことも重要なのです。

 

 

「できる」、「できない」という能力的な視点からではなく、「やる」、「やらない」という行動的な視点へのシフトを試みてみるのは、どうでしょうか?

 

これによって、新しいチャンスや可能性が広がってくるはずです。

 

 

 

まずは、新しい取り組みへの第一歩として、計画を立て、準備を整え、覚悟を持って行動してみましょう。

 

例え、最初の一歩が小さなステップであってもいいのです。

 

その行動の積み重ねが、最終的には大きな結果へとつながります。

 

 

 

とは言え、無意識の中で「失敗への恐れ」や「変化への不安」が、行動を妨げることもあるでしょう。

 

これは、人間の本能として、「命の危険が伴うリスクのある行動」に対して起こります。

 

しかし、現在ではそのような行動は少ないのが実情です。

 

 

 

社長さんとして、お店の将来を築く際には、「できるできないより、やるやらない」を重視して、新しい試みに挑戦してみてください。

 

その新しい試みの挑戦から、新しい成功へとつながることを心から願っています。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

ファッションリフォーム店さんの『リメイク』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

ファッションリフォーム店さんが、『リメイク』をおすすめしている店頭看板です。

 

イラストが良く目立っています。

 

着物以外でも、情報発信してみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>生地、着物から洋服へ

>オーダー承ります。

>素敵な一着へ

>お気軽にお越し下さい。

>スタッフ一同お待ちしています。

 

 

→まず、お客さんの現状で投げ掛けます。

 

→例えば、『どうしても捨てられない大切な洋服があるあなたに』

 

→さらに、『重さやデザインの古さから、着用することをあきらめていませんか?』

 

→この後、リメイクにつなげるのです。

 

→そして、『例えば・・・』と具体的な事例を示します。

 

→最後は、行動の促しも忘れずに!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(ファッションリフォーム店のリメイク)

どうしても捨てられない大切なお洋
服があるあなたに

重さやデザインの古さから、着用す
ることをあきらめていませんか?

そのようなお洋服を現在のファッシ
ョンに合わせてリメイクする方法が
あるんですよ!
例えば、
20年前に買ったブランドコート
・丈をカットしてピーコート風に
仕立て直す
これにより、重さを軽減しながら、
今のトレンドに合わせたコートに生
まれ変わらせることができます。

もう一度あのブランドコートが着た
いと思ったら、リメイクのプロにご
相談くださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お客さんの現状を具体的に問い掛けて、思い出してもらうことが今回のポイントです。

 

→思い出してもらえないと、必要性につながりません。

 

→しかし、一度思い出すと、『そう言えば、そんなお洋服があったわ』となれば、興味を持ってもらえます。

 

→そして、『リメイクっていうやり方があるんだ』、『それって、いいかも!』になれば、行動してもらいやすくなるのです。

 

→販促物の反応が悪かったら、『最初の問い掛け』と『最後の行動の促し』を変えてみると、意外と上手く行きますよ。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

「なぜ、うちのお店の業績が伸び悩んでいるのか?」

 

こんな疑問を持たれているお店が多く見受けられます。

 

一方、しっかりと業績を伸ばしているお店があることも事実です。

 

 

 

その成功の秘密は、どこにあると思いますか?

 

 

 

その答えは、「検証」と「仮説」の絶え間ない繰り返しにあります。

 

業績の伸び悩みを経験しているお店の多くは、実は、何年も同じ方法での営業を繰り返し続けていることが多いです。

 

そして、「なぜ、その繰り返している方法で、結果が出ないのか?」、深く「検証」していないことが原因と言えるでしょう。

 

 

「検証」とは、簡単に言えば、「現在のやり方が果たして正しいのか?」を確かめるプロセスになります。

 

このプロセスを通して、次の2つの感覚に気付くのです。

 

(1)このままでよい(期待感)

 

(2)このままではいけない(危機感)

 

 

 

例えば、(1)の「このままでよい」と感じた場合、さらにお客さんに喜ばれる方法を模索することができます。

 

これが、「仮説」のステップにつながるのです。

 

「仮説」とは、「もしも、○○をしたら、もっと良くなるのではないか?」という新しい取り組みの提案になります。

 

 

 

一方、(2)の「このままではいけない」と感じた場合、全体的にはそう感じても、部分的には必ず成功している部分があるのです。

 

その部分を見つけて、その原因をハッキリさせることが、とても重要になります。

 

その成功につながる原因を基に、新しい「仮説」を立てるのです。

 

そして、「仮説」を実際に取り入れることで、再度、その結果を「検証」します。

 

この「検証」と「仮説」、その「検証」というサイクルこをが、業績を伸ばしているお店の成功のカギと言えるでしょう。

 

 

 

このサイクルを繰り返すことで、社長さんやスタッフさん自身が、自店の業績に関する意識が高まり、無意識に行っていた悪い習慣や取り組みを見直すきっかけとなるのです。

 

 

 

では、あなたのお店では、今、どんな「検証」を行っているでしょうか?

 

何を無意識に続けているでしょうか?

 

どうでしょうか?

 

 

 

もしも、何年もの間、同じ方法で業績が伸び悩んでいると感じているのなら、今すぐ、新しい「仮説」を立てて、新しい「検証」を始めてくださいね。

 

その際、みなさんが、「このままでいい」、「このままではいけない」と感じる瞬間が大切です。

 

その感覚を基に、「検証」と「仮説」のサイクルを繰り返し回すことがポイントになります。

 

 

このポイントをマスターすれば、お店の業績向上の新しい扉が開くことでしょう。

 

業績を変える「検証」と「仮説」、一度お試しくださいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

歯科医院さんの『お口のケア』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

歯科医院さんが、『お口のケア』をおすすめしている店頭看板です。

 

『空気の乾燥』が『お口の環境』に影響するとは、知りませんでした。

 

この辺りをもう少し詳しく付け加えてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>秋も深まり朝晩の冷え込みが増して来ました。

>乾いた空気には菌やウイルスがうようよしています。

>帰宅時には手洗いうがいは忘れずに!

>お口の中のムシバ菌や歯周病菌も日々のセルフケア

>と定期的なプロフェッショナルケアを!

 

 

 

→まず、現状の問題を投げ掛けます。

 

→例えば、『空気が乾燥する秋、お口の中が渇きやすくなりませんか?』

 

→例えば、『秋は、空気の乾燥だけでなく、お口の中の環境にも影響して来ます』

 

→その上で、事実は伝えるのです。

 

→例えば、『実は・・・』

 

→この後、お口のケアの方法を伝えるといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(歯科医院のお口のケア)

空気が乾燥する秋、お口の中が渇き
やすくなりませんか?

秋は、空気の乾燥だけでなく、お口
の中の環境にも影響して来ます。
実は、お口の中が渇くとだ液による
自浄作用が弱まり、虫歯菌や歯周病
菌が増えやすくなるんです。

そのため、次のようなお口のケアが
大切になります。
・水分をこまめに取る
・だ液の分泌を促す無糖ガムを噛む
・毎日2~3回のセルフケア
・半年に1回の歯科医院でのケア

痛くなってから歯医者に通うのでな
く、早めの検診がおすすめです。
お口の中が乾きやすいな~と感じた
ら、一度ご相談くださいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→季節の変化を現状の問題として、投げ掛けることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、少しでも身に覚えがあるお客さんは、興味を持ちます。

 

→興味を持つと、この後の情報が知りたくなるのです。

 

→ちょっとしたことですが、最初にこれをするかしないかで、反応率が変わります。

 

→それと、最後の『こんなこと感じたら、○○してくださいね』も、効果的ですよ。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則