考える力を育む問い掛けのテクニックとは? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

日々の業務の中で、「どうすれば、この状況を改善できるだろうか?」と、自問自答する社長さんが多いです。

 

今日は、そんな時の考える力を高めるコツについてお話したいと思います。

 

 

まず始めに言いたいことは、考える力を鍛えることは、実はそんなに難しくありません。

 

なぜなら、1つの習慣である「問い掛ける習慣」を身に付ければいいからです。

 

 

多くの人は、「考えること」に、苦手意識を持っています。

 

しかし、この意識を変えるコツは、日常に溢れている「事実」にあるのです。

 

 

その「事実に問い掛ける習慣」を身に付けるステップが、重要になります。

 

そのステップを簡単にまとめると、次の3つです。

 

 

◆ステップ1:事実を見つけること

 

「売上げの変動」や「客数の増減」、あるいは「客単価の変化」など、お店で起きるさまざまな現象は、考える材料として有効になります。

 

例えば、「売上げが年間で10%減少しているが、リピート客が5%増えた」場合

 

このような結果になったのは、「何をしたからか?」というような問い掛けができるのです。

 

このように、事実を見つけて、それを基に問い掛ける練習を始めるといいでしょう。

 

 

 

◆ステップ2:プラスの事実に焦点を当てること

 

問い掛ける際に、人は自然とマイナスの事実に目が行きがちです。

 

しかし、そこをぐっと留めて、プラスの事実に焦点を当てることが重要になります。

 

先程の例で言えば、「売上げが年間で10%減少した」というマイナスの事実よりも、「リピート客が5%増えた」というプラスの事実に対して、「そうなったのは、何をしたからか?」と焦点を当てるのです。

 

 

 

◆ステップ3:連鎖する行動を想起すること

 

そして、そのプラスの事実がどのような行動から生まれたのかを思い出しましょう。

 

例えば、「リピート客が5%増えたのは、何をしたからか?」の問い掛けから、その行動を思い出すのです。

 

この思い出すという行為が、考える上での大切なコツと言えます。

 

なぜなら、今までやって来た行動を思い出す行為をするだけで、今まで気付いていなかった新しい解決策を見つける手助けができるからです。

 

そして、これらのステップを経て、考える力は自然と身に付いて来ます。

 

この習慣が身に付けば、考えることが苦手だと感じることが少なくなってくるはずです。

 

 

 

まずは、手掛かりとなる事実を明確にすることから始めてください。

 

そして、その中のプラスの事実に、焦点を当てましょう。

 

その上で、そのプラスの事実は、「何をしたからそうなったのか?」を問い掛けて、ここを思い出すのです。

 

 

たったこれだけで、考える力が身に付くはずですよ。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則