こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
歯科医院さんの『お口のケア』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
歯科医院さんが、『お口のケア』をおすすめしている店頭看板です。
『空気の乾燥』が『お口の環境』に影響するとは、知りませんでした。
この辺りをもう少し詳しく付け加えてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>秋も深まり朝晩の冷え込みが増して来ました。
>乾いた空気には菌やウイルスがうようよしています。
>帰宅時には手洗いうがいは忘れずに!
>お口の中のムシバ菌や歯周病菌も日々のセルフケア
>と定期的なプロフェッショナルケアを!
→まず、現状の問題を投げ掛けます。
→例えば、『空気が乾燥する秋、お口の中が渇きやすくなりませんか?』
→例えば、『秋は、空気の乾燥だけでなく、お口の中の環境にも影響して来ます』
→その上で、事実は伝えるのです。
→例えば、『実は・・・』
→この後、お口のケアの方法を伝えるといいでしょう。
→最後は、行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(歯科医院のお口のケア)
やすくなりませんか?
秋は、空気の乾燥だけでなく、お口
の中の環境にも影響して来ます。
実は、お口の中が渇くとだ液による
自浄作用が弱まり、虫歯菌や歯周病
菌が増えやすくなるんです。
そのため、次のようなお口のケアが
大切になります。
・水分をこまめに取る
・だ液の分泌を促す無糖ガムを噛む
・毎日2~3回のセルフケア
・半年に1回の歯科医院でのケア
痛くなってから歯医者に通うのでな
く、早めの検診がおすすめです。
お口の中が乾きやすいな~と感じた
ら、一度ご相談くださいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→季節の変化を現状の問題として、投げ掛けることが今回のポイントです。
→こうすることで、少しでも身に覚えがあるお客さんは、興味を持ちます。
→興味を持つと、この後の情報が知りたくなるのです。
→ちょっとしたことですが、最初にこれをするかしないかで、反応率が変わります。
→それと、最後の『こんなこと感じたら、○○してくださいね』も、効果的ですよ。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則