こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
「なぜ、うちのお店の業績が伸び悩んでいるのか?」
こんな疑問を持たれているお店が多く見受けられます。
一方、しっかりと業績を伸ばしているお店があることも事実です。
その成功の秘密は、どこにあると思いますか?
その答えは、「検証」と「仮説」の絶え間ない繰り返しにあります。
業績の伸び悩みを経験しているお店の多くは、実は、何年も同じ方法での営業を繰り返し続けていることが多いです。
そして、「なぜ、その繰り返している方法で、結果が出ないのか?」、深く「検証」していないことが原因と言えるでしょう。
「検証」とは、簡単に言えば、「現在のやり方が果たして正しいのか?」を確かめるプロセスになります。
このプロセスを通して、次の2つの感覚に気付くのです。
(1)このままでよい(期待感)
(2)このままではいけない(危機感)
例えば、(1)の「このままでよい」と感じた場合、さらにお客さんに喜ばれる方法を模索することができます。
これが、「仮説」のステップにつながるのです。
「仮説」とは、「もしも、○○をしたら、もっと良くなるのではないか?」という新しい取り組みの提案になります。
一方、(2)の「このままではいけない」と感じた場合、全体的にはそう感じても、部分的には必ず成功している部分があるのです。
その部分を見つけて、その原因をハッキリさせることが、とても重要になります。
その成功につながる原因を基に、新しい「仮説」を立てるのです。
そして、「仮説」を実際に取り入れることで、再度、その結果を「検証」します。
この「検証」と「仮説」、その「検証」というサイクルこをが、業績を伸ばしているお店の成功のカギと言えるでしょう。
このサイクルを繰り返すことで、社長さんやスタッフさん自身が、自店の業績に関する意識が高まり、無意識に行っていた悪い習慣や取り組みを見直すきっかけとなるのです。
では、あなたのお店では、今、どんな「検証」を行っているでしょうか?
何を無意識に続けているでしょうか?
どうでしょうか?
もしも、何年もの間、同じ方法で業績が伸び悩んでいると感じているのなら、今すぐ、新しい「仮説」を立てて、新しい「検証」を始めてくださいね。
その際、みなさんが、「このままでいい」、「このままではいけない」と感じる瞬間が大切です。
その感覚を基に、「検証」と「仮説」のサイクルを繰り返し回すことがポイントになります。
このポイントをマスターすれば、お店の業績向上の新しい扉が開くことでしょう。
業績を変える「検証」と「仮説」、一度お試しくださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則