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値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

小さなお店にとって、お客さんとの接触は非常に大切です。

 

その中で特に、お客さんからの質問にどう対応するかが、信頼関係を築く鍵を握っています。

 

そのためには、お客さんからの質問に対して、すぐに答えてはいけません。

 

「えっ、どうして?」と思ったかもしれませんね。

 

 

では、お客さんの質問に対してすぐに答えないとすれば、どうすればいいのでしょうか?

 

それは、まずは共感して、こちらから逆に質問します。

 

なぜなら、すぐに答えてしまうと、お客さんの本当の意図がつかめないことが多いからです。

 

 

例えば、ある女性が、「太り過ぎて困っています、どうすればいいですか?」と、問い掛けて来たとします。

 

この質問に対して、即座に、「それなら、ダイエットすればいいですよ!」と答えるのは簡単です。

 

しかし、これではその背後にある本当の悩みや望みなどが理解できないため、こちらの提案がお客さんの心には響きません。

 

 

 

お客さんの本当の意図をつかむには、次の2つを意識します。

 

(A)共感と質問による深いコミュニケーション

 

お客さんの質問に対してまずは共感します。

 

先程の場合ですと、「太り過ぎて悩んでいるんですね」と伝えるのです。

 

このようにお客さんの気持ちを理解する姿勢を見せることで、お客さんとの心の距離を縮めます。

 

そうするとお客さんは、「そうなんです」と答えられるでしょう。

 

そうしたら、逆にこちらから質問をし、お客さん自身に原因や解決策を考えさせて、自ら気付かせるチャンスを生み出します。

 

 

 

(B)質問の3つのポイント

 

(1)現状の理解

 

まずは、「どうしてそうなったのか?」を質問し、お客さん自身が自分の状況に気付き、疑問を持つきっかけを作ります。

 

 

(2)過去の経験とその理由

 

次に、「今まで何を試して来ましたか?」や「なぜそれが続かなかったのですか?」などと質問して、お客さんの行動パターンや過去の経験を理解します。

 

 

(3)望む未来の姿

 

そして、「どのような方法なら続けられますか?」と聞きながら、「お客さんがどうなりたいのか?」や「どのようなサービスが欲しいのか?」などをハッキリさせて行きます。

 

 

これらの質問を通して、お客さんの真のニーズや望みを探ることができるでしょう。

 

そして、それに基づいた提案をすれば、お客さんは納得しやすくなるのです。

 

 

◆まとめ

 

ポイントは、お客さんの質問にすぐに答えるのでなく、共感し、深く掘り下げる質問をすることです。

 

このことで、お客さんの真のニーズ理解し、信頼関係を気付くことができます。

 

これは小さなお店であればあるほど、このような深いコミュニケーションは必要です。

 

お客さん一人ひとりとのつながりを大切にし、心からのサービスを提供することが成功の鍵となりますよ!

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

美容室さんの『ヘアアレンジレッスン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

美容室さんが、『ヘアアレンジレッスン』をおすすめしている店頭看板です。

 

もう少し詳しい内容を付け加えたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>『店名』でヘアアレンジレッスンNew

>今年こそ!アレンジ上手になりましょう!

>1時間(ご予約制)

>個人レッスン 3000円

>ペアでレッスン お1人様 2500円

>『電話番号』

 

 

→まずは、『どんな方におすすめしたいのか?』から始めます。

 

→例えば、『感じの良いヘアアレンジが自分でできるようになりたいあなたに』

 

→しかし、それが上手くできないことを察して投げ掛けます。

 

→例えば、『素敵なアレンジにしたいけど、どうしてもできないと困ることはありませんか?』

 

→この後、できない理由を伝えて、ヘアアレンジレッスンにつなげます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(美容室のヘアアレンジレッスン)

感じの良いヘアアレンジが自分でで
きるようになりたいあなたに

素敵なアレンジにしたいけど、どう
してもできないと困ることはありま
せんか?

それはあなたの技術の問題だけでは
なく、正しい知識とちょっとしたコ
ツを知らないだけです。

そこで、ヘアアレンジがしっかり学
べるレッスンがおすすめ!

簡単なポイントから応用技術まで、
一つひとつ丁寧に指導しますので、
初心者の方でも安心して参加できま
す。
ヘアアレンジが上手くなりたいと思
ったら、ぜひ参加してくださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→料金などをお知らせする前に、『ぜひ参加してみたいな』と思ってもらえるようにすることが今回のポイントです。

 

→そのためには、『誰におすすめするのか?』をハッキリさせてから、『なぜそれができないのか?』、その理由も伝えましょう。

 

→これをすることで、『何をしなければいけないのか?』が分かるので、望みを叶えるための道筋が描けます。

 

→その上で、行動を促しましょう。

 

→料金はその後でも遅くはありません。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

お店のスタッフさんの中には、新しい仕事の第一歩を踏み出すのが怖いと感じている方が多くいます。

 

これは、心の中で何か行動を起こそうとするたびに、「できるだろうか?」という不安や恐怖が伴うからです。

 

特に、行動を起こせないことが、良い結果をもたらさない悩みは、多くに経営者さんにも共通すると感じます。

 

 

 

一般的に、結果が出ないスタッフさんは、大きく分けて次の2つのタイプです。

 

(1)不器用なスタッフさん

 

このスタッフさんは、一生懸命、行動はしているものの、なかなか上手く行かず結果が出せない人です。

 

 

(2)臆病なスタッフさん

 

このスタッフさんは、知識や手法は知っていたり、持っていたりするものの、恐れから行動が移せない人になります。

 

 

 

(1)の不器用なスタッフさんは、大抵の場合、時間が解決してくれることが多いです。

 

時間の経過と共に、継続的な努力が報われ、やがて結果がついて来ます。

 

 

 

しかし、問題は、(2)の臆病なスタッフさんです。

 

この方は、恐れから行動が移せないため、いつまで経っても良い結果が出ません。

 

行動を起こす一番の障害は、「失敗するかもしれない」という恐れです。

 

この恐れを取り除くためには、誰かの支援や励ましが大きな力となることでしょう。

 

なので、直属の上司か社長さんが、「どんなことが起こっても、私が100%の責任を持つ」と約束することが必要です。

 

このような約束をすることで、その恐れを和らげ、行動のステップを踏み出すサポートをすることができます。

 

 

 

この時、「どんなことが起こっても、私が100%の責任を持つ」と約束することは勇気や覚悟がいることでしょう。

 

しかし、その約束を背負うことで、臆病なスタッフさんが安心して行動できる環境を作れるのなら、それは大切なことだと考えます。

 

もしも、行動がもたらす結果が良くなかった場合、約束した者が、その責任を持ってサポートし、方向転換のお手伝いをすればいいのです。

 

しかし、その助言に耳を傾けず、改善の努力をしない場合は、約束の意味合いを再確認する必要があります。

 

このようにスタッフさんと真摯に向き合う覚悟を持つことが、行動の質と結果に直結するのです。

 

 

 

その際、スタッフさんの心の中で疑問や恐れがあったとしても、全力でサポートする姿勢を感じてもらえれば、安心して行動できることでしょう。

 

 

ただ、そのためには、スタッフさんの一歩が必要なのです。

 

心からのサポートを受け入れることで、これまでの解釈が変わり、新しい行動を取る勇気が湧いて来ると思います。

 

 

つまり、どんなに臆病なスタッフさんであったとしても、誰かがしっかりとサポートしてくれると感じると、安心して行動に移せるのです。

 

このことを理解してあげてくださいね。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

ワインバー店さんの『日替わりワイン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

ワインバー店さんが、『日替わりワイン』で世界各国のワインを試してもらう店頭看板です。

 

お店が言いたいことをシンプルにお知らせしています。

 

できれば、お客さんが聞きたいことを分かりやすく伝えたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>ソムリエール厳選!

>世界各国のワインを

>日替りで飲み比べ

>グラス(90ml)¥700~

>ハーフカラフェ(360ml)¥2200~

>ボトル(750ml)¥3600~

 

 

 

→まず、『誰におすすめしたいのか?』を簡単に呼び掛けます。

 

→例えば、『ワイン好きのあなたに』

 

→そして、お客さんの現状の問題で問い掛けるといいでしょう。

 

→例えば、『いつものワインに慣れすぎて、新しい発見が少なくなっていませんか?』

 

→このように問題提起してあげると、『そう言われれば、そうかもしれない』と思ってもらえたお客さんに、興味を持ってもらえます。

 

→そして、『そんなあんたに、世界各国のワインをグラス一杯から、日替わりで楽しむことができますよ!』などと、具体的な提案してあげます。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(ワインバー店の日替わりワイン)

ワイン好きのあなたに
いつものワインに慣れすぎて、新し
い発見が少なくなっていませんか?

そんなあなたに、世界各国のワイン
をグラス一杯から、日替わりで楽し
むことができますよ!
また、日替わりワインに合わせた料
理とのマリアージュも魅力的です。

◆フランス産の赤ワインには
じっくりと煮込んだビーフシチュー
やテリーヌがおすすめ!
◆南アフリカ産の白ワインには
シーフードのカルパッチョやアヒー
ジョがピッタリ!

新しい発見と共に、あなたのワイン
ライフがさらに豊かになること間違
いなし!ぜひ世界のワインを日替わ
りでお楽しみください。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お店が言いたいことだけでなく、お客さんが聞きたいことを伝えることが今回のポイントです。

 

→そのためには、まずお客さんの現状の問題をハッキリさせます。

 

→なぜなら、問題提起しなければ、お客さんは気付かないからです。

 

→しかし、そのことに気付くと、それを解消する行動がしたくなります。

 

→もともとワイン好きな人なので、ワインが楽しめる提案なら、行動しやすいのです。

 

→この辺りを察してあげると、行動してもらえますよ!

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

私たち人間は、日常のさまざまな出来事に対して、感情を抱くことが多いです。

 

その感情に応じて、即座に行動する人、そして感情を感じた後、一度考えてから行動する人がいます。

 

それぞれの行動のタイプを理解し、新しいタイプを取り入れることで、より良い選択や判断をするためのヒントを得ることができるでしょう。

 

 

 

まずは、(A)感情→行動タイプの人

 

この人は、感情が湧き上がった瞬間に行動する傾向があります。

 

喜怒哀楽の感情の中で、特に「怒り」のエネルギーが一番高く、感じるとすぐに行動することが多いです。

 

また、「ラク」のエネルギーは一番低く、感じてもなかなか行動には移らないことが多いでしょう。

 

 

 

次に、(B)感情→思考→行動タイプの人

 

この人は、感情が湧き上がった後、一旦立ち止まり、その感情について考え、その上で行動します。

 

例えば、何かが面白かったと感じたら、その原因や感じた理由、さらなる可能性を考えてから行動に移すのです。

 

この思考のプロセスが、新しい視点や行動の選択肢を増やしてくれるでしょう。

 

 

 

最後は、(C)感情思考バランス→行動タイプの人

 

この人は、(A)と(B)の中間に位置し、感情と思考をバランス良く使いながら、柔軟かつ効果的に行動するタイプです。

 

感情だけでなく、適切な思考も行動に取り入れることで、より豊かな経験や結果を手に入れることができるでしょう。

 

多くの人は、思考することを面倒と感じ、すぐに行動に移してしまうことがあります。

 

しかし、これは短期的にはラクな選択かもしれませんが、長期的には成果が得られにくいことが多いです。

 

反対に、考え過ぎてしまうと、今度は行動できません。

 

どちらも大きな問題になります。

 

そこで、(C)のタイプが効果的なのです。

 

 

例えば、ある出来事で、「怒り」を感じたとしましょう。

 

(C)のタイプの人は、その「怒り」の原因や背景を理解しようとします。

 

そして、その「怒り」を適切に表現する方法や、問題解決の方法を考え、実行に移すのです。

 

このように、感情と思考のバランスを上手く使うことで、すぐに行動できるようになるため、より良い結果に結びつきやすくなります。

 

 

 

もしも、あなたの周りの人たちの中に、(A)タイプの人が多いと感じたら、(C)タイプの人の行動を意識してみてください。

 

感じたことを少しだけ考えるだけで、新しい視点や行動の選択肢が増え、日常の悩みや問題も解決しやすくなるでしょう。

 

その時のちょっとしたコツは、色々な選択肢を選ぶ際に、「どれを選んでも、結局は正解につながる」と信じることです。

 

そうすると、選ぶ際に迷いません。

 

なぜこれが言えるのかと言うと、今選んだことを実行に移してみて、上手く行かなければ選ばなかったことを実行しようとするからです。

 

つまり、行動することでしか得られないことが多くあります。

 

 

このことを意識していると、日々の決断が素早くできるようになるでしょう。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

保険取次店さんの『学資保険』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

保険取次店さんが、『学資保険』をおすすめしている店頭看板です。

 

現状の看板は、質問文だけで、答えは伝えていません。

 

少しだけでも答えてあげる方が、興味が湧くと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>Q.教育費っていくらあればいいの?

>Q.上手に貯める方法ってあるの?

>A.答えはお気軽にご相談下さい。

 

 

 

→まずは、『どんな人におすすめしたいのか?』からスタートします。

 

→例えば、『お子さんの未来の教育費が気になるあなたに』

 

→この一文で、おすすめしたい人がハッキリします。

 

→そして、『どんな問題を抱えているのか?』、具体的な内容を伝えるといいでしょう。

 

→例えば、『お子さんが大学に入学するころには今よりももっと高額になっているかもしれませんね』

 

→その上で、『学資保険』につなげて行き、最後に行動の促しをします。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(保険取次店の学資保険)

お子さんの未来の教育費が気になる
あなたに

お子さんが大学に入学するころには
今よりももっと高額になっているか
もしれませんね。その時のために、
今からしっかりと準備しておきませ
んか?

コツコツと貯められる『学資保険』
はお子さんの大切な時期に備えるこ
とができます。

『いくら貯めればいいのか?』など
目安を知ることも大切です。

まだ先のことだからと思っていたら
手遅れになります。お子さんの未来
のため、家計の安定のために、一度
ご相談くださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→問題提起だけでなく、良い結果につながる内容も一緒に伝えることが今回のポイントです。

 

→そうしないと、未来のことは興味を持ってもれません。

 

→なぜなら、現在に強いリアル感はあっても、未来にはそんなに強いリアル感はないからです。

 

→しかし、未来をイメージできると、一気に強いリアル感を持つことができます。

 

→そこまでのお膳立てをしてあげることが大切です。

 

→未来にお金が必要だとしたら、『それがいくら必要か?』、『どんなやり方をすれば貯められるのか?』が知りたくなります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

リピート顧客は、ビジネスの基盤です。

 

新規顧客の獲得も大切ですが、既存のお客さんに再来店してもらうことの方が、コストパフォーマンスが高いとされています。

 

そこで、今回は、リピート顧客を増やすための具体的なやり方と、その重要性についてお伝えしましょう。

 

 

 

(1)なぜリピート顧客が大切なのか?

 

売上げを増やすための公式は、「売上げ=顧客数×来店回数×客単価」です。

 

この中で、既存のお客さんの来店回数を増やすことは、新規顧客を獲得するよりも効果的であると考えられます。

 

なぜなら、リピート顧客はすでにお店やスタッフさんを知っており、信用して再来店する意向があるからです。

 

 

 

(2)リピート顧客の声を聴くことから始めよう!

 

実際に、リピートされるお客さんに、「どんなきっかけで再来店することが多いですか?」と直接尋ねてみましょう。

 

例えば、小さなカフェ店の場合

 

・「前回のデザートがとても美味しかったので、また食べたくなりました」

 

・「スタッフさんの接客が心地よくて、また来ちゃいました」

 

などの声が聴かれるかもしれません。

 

 

 

(3)具体的な事例:クリーニング店の場合

 

あるクリーニング店では、リピート顧客の増加を目指してアプローチを試みました。

 

まず、常連のリピートされているお客さんに、「なぜ毎回当店を選んでいただけるのですか?」と尋ねるといいでしょう。

 

その答えが、「ここのクリーニングは品質が高い上、キャンペーンや割引情報を季節に応じてこまめに知らせてくれるから」であったとします。

 

そうしたら、キャンペーンや特別割引の情報のミニニュースレターを作成して、登録していただいたお客さんに、月に二度、メールやLINEで情報提供すればいいのです。

 

結果、再来店のきっかけとして、多くのお客さんから好評を得ることができるでしょう。

 

 

 

(4)その上で、行動量を増やしていくことが鍵!

 

成功している行動や施策がハッキリしたら、それを増やしていくことが大切です。

 

前述のクリーニング店の例で言えば、ミニニュースレターの発行頻度を週一度に増やしたり、または新たな企画を追加したりするなど、行動量を増やしていくことが鍵になります。

 

 

 

(5)その他の売上げを増やす要素も見逃さないこと

 

リピート顧客の増加が目標であっても、顧客数や客単価の向上も忘れてはいけません。

 

すでに良い結果を出しているスタッフさんや良いやり方があれば、それをお店全体で取り入れ、さらに改善していくことで、売上げの向上を目指します。

 

 

 

結論として、リピート顧客の増加は、ビジネスの成功に不可欠です。

 

お客さんの声をしっかりと聴き、それに基づいて行動を起こすことで、期待以上の結果を得ることができるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

理容室さんの『新しい髪型』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

理容室さんが、『新しい髪型』をおすすめしている店頭看板です。

 

『男性のみなさま』に呼び掛けています。

 

できれば、もうすこしハッキリさせて投げ掛けたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>男性のみなさま

>どんな髪型が自分に合うのかわからない!

>ってことありませんか?

>1Fのメンズ専用サロン

>・希望にそったなかでも、ちょっとした変化

>・流行の提案をしっかりさせて頂き

>似合う髪型を一緒に見つけたいと思っています

>1度来てくださいお待ちしています

 

 

→まず、投げ掛ける相手をハッキリさせます。

 

→例えば、『新しい髪型に挑戦したいけど、いざ変えるとなるとちょっと躊躇しませんか?』

 

→こうすることで、『あるある』と感じてもらえたお客さんに共感してもらえます。

 

→その上で、『でも安心してください』、『顔型や骨格に合わせて・・・』

 

→と、『どのように叶えて行くのか?』を伝えます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(理容室の新しい髪型)

新しい髪型に挑戦したいけど、いざ
変えるとなるとちょっと躊躇しませ
んか?

でもご安心ください。顔型や骨格に
合わせてトップやサイドを作ってい
くことで、これまでとは異なる自分
を発見できるんですよ!

何も急に大胆な変化をする必要はあ
りません。大切なのは、あなたの希
望と要望をしっかりとカウンセリン
グして、プロの目線でベストなスタ
イルにしていくところです。

何年も同じ髪型で、できれば『こん
な髪型にしてみたい』という思いが
あったら、ぜひご相談ください。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→具体的な内容で投げ掛けることが、今回のポイントです。

 

→こうすることで、メッセージ性の強い内容を伝えることができます。

 

→もちろん、この内容以外のお客さんも多いでしょう。

 

→しかし、メッセージの意図が、『お客さんの希望と要望をしっかりカウンセリングして提案させて頂くこと』が理解できれば、そのようなお客さんにも反応してもらえます。

 

→『私の場合はどうなりますか?』と、このような問い合わせがあるものです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

目の前の問題を解決し、理想とする未来を手に入れる過程は、一見複雑に思えるかもしれません。

 

しかし、3つのステップで簡単に理解できます。

 

それが、「現状の共感化、望みの目的化、悩みの目標化」です。

 

この順番とバランスを理解し、確実に行うことが非常に重要になります。

 

 

 

(1)現状の共感化

 

まず最初は、お客さんの現状を共感することで、お客さんの気持ちを理解しましょう。

 

そして、お客さんが抱えている悩みや問題、困っている点をしっかりと受け止めます。

 

なぜなら、共感されていないと感じる人のアドバイスや提案を受け入れにくいからです。

 

お店の人たちにとっては、お客さんがどんな困難に直面しているのかを真心で理解し、一緒に解決する方法を探求する姿勢が求められています。

 

 

 

(2)望みの目的化

 

次に、お客さんの「望み」を具体化して、理想的な未来像を描きましょう。

 

お客さんがどのような未来を望んでいるのかを引き出すことが大切です。

 

このステップでは、お客さんがどのような結果を得たいのか、どのような変化を望んでいるのかを探り、それを明確な「目的」へと変換します。

 

ここで描かれる未来像は、お客さんが現状を変える力となるでしょう。

 

 

 

(3)悩みの目標化

 

最後に、「悩み」を「目標」に変えるプロセスで、実現可能な目標を設定します。

 

お客さんが望む未来を実現するための具体的なステップや目標を設定することが重要です。

 

ここでのポイントは、目標が達成可能かつ明確であることにあります。

 

そして、この目標達成の過程で起こりうる「痛み」も認識し、望みの「快楽」がそれを上回ることを確認するのです。

 

 

 

上記の3つのステップを行う際に大切なことは、バランスを保つことになります。

 

なぜなら、悩みから変わった「目標」と望みから変わった「目的」とが、適切なバランスを保つことです。

 

もしも、「目的」が弱い場合、目標達成までの「痛み」に耐え切れず、途中であきらめてしまう可能性があります。

 

しかし、「目的」が強い場合は、現状を変えたいと思わせることができるので、その「痛み」も乗り越えることができるのです。

 

 

 

結論として、この3つのステップが非常に価値のある手法となります。

 

お客さんと一緒に現状を共感し、望みを目的化し、そして悩みを目標化しましょう。

 

これにより、お客さんは現状を変え、夢を叶えることができます。

 

そして、お店の人たちも、お店の成功へと導くことができるのです。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

整骨院さんの『足首の捻挫』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

整骨院さんが、『足首の捻挫』についておすすめしている店頭看板です。

 

『足首の捻挫は、そのうち治るだろう』と、そのままにしている人が多くいます。

 

『実は、それが良くない』に気付く看板です。

 

この辺りをもう少し詳しく伝えて行きたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>痛っ!グキッ!捻った!

>このままにしておくと・・・

>痛みが消えなかったり

>再び痛めてしまったりすることも・・・

>おケガはできるだけ早めに処置が大切です!

>困った時は、『店名』へ

 

 

 

→まずは、お客さんが思っていることで問い掛けます。

 

→例えば、『足首の軽い捻挫はそのうち治るだろうと思っていませんか?』

 

→そして、『実は・・・』と、それでは良くないことを伝えます。

 

→『この後、どうすればいいのか?』を伝えるといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(整骨院の足首の捻挫)

『足首の軽い捻挫は、そのうち治る
だろう』と思っていませんか?

実は、足首は体重がかかる部分で、
軽く感じる痛みも無視するとクセに
なりやすいんです。

・まず安静にして、負担をかけない
工夫をしてください。足を高くして
リラックスするのもいい方法です。
・そしてプロの最適な治療を。早め
のアプローチが再発防止のカギ!
・治ったと思っても油断は禁物。毎
日のストレッチをして足首の健康を
保ちましょう。

少しでも不安を感じていたら、今す
ぐご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お客さんが思っていることで、問い掛けることが今回のポイントです。

 

→これをすると、お客さんと共感しやすくなるので、こちらの提案を受け入れてもらえます。

 

→問い掛けの後は、必ず、その答えが必要です。

 

→今回の場合は、『実は・・・』の内容になります。

 

→それと、単に治療をおすすめするだけでなく、ご自宅での工夫も伝えると受け入れ易くなるでしょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則