こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
保険取次店さんの『学資保険』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
保険取次店さんが、『学資保険』をおすすめしている店頭看板です。
現状の看板は、質問文だけで、答えは伝えていません。
少しだけでも答えてあげる方が、興味が湧くと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>Q.教育費っていくらあればいいの?
>Q.上手に貯める方法ってあるの?
>A.答えはお気軽にご相談下さい。
→まずは、『どんな人におすすめしたいのか?』からスタートします。
→例えば、『お子さんの未来の教育費が気になるあなたに』
→この一文で、おすすめしたい人がハッキリします。
→そして、『どんな問題を抱えているのか?』、具体的な内容を伝えるといいでしょう。
→例えば、『お子さんが大学に入学するころには今よりももっと高額になっているかもしれませんね』
→その上で、『学資保険』につなげて行き、最後に行動の促しをします。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(保険取次店の学資保険)
あなたに
お子さんが大学に入学するころには
今よりももっと高額になっているか
もしれませんね。その時のために、
今からしっかりと準備しておきませ
んか?
コツコツと貯められる『学資保険』
はお子さんの大切な時期に備えるこ
とができます。
『いくら貯めればいいのか?』など
目安を知ることも大切です。
まだ先のことだからと思っていたら
手遅れになります。お子さんの未来
のため、家計の安定のために、一度
ご相談くださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→問題提起だけでなく、良い結果につながる内容も一緒に伝えることが今回のポイントです。
→そうしないと、未来のことは興味を持ってもれません。
→なぜなら、現在に強いリアル感はあっても、未来にはそんなに強いリアル感はないからです。
→しかし、未来をイメージできると、一気に強いリアル感を持つことができます。
→そこまでのお膳立てをしてあげることが大切です。
→未来にお金が必要だとしたら、『それがいくら必要か?』、『どんなやり方をすれば貯められるのか?』が知りたくなります。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則