こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
私たち人間は、日常のさまざまな出来事に対して、感情を抱くことが多いです。
その感情に応じて、即座に行動する人、そして感情を感じた後、一度考えてから行動する人がいます。
それぞれの行動のタイプを理解し、新しいタイプを取り入れることで、より良い選択や判断をするためのヒントを得ることができるでしょう。
まずは、(A)感情→行動タイプの人
この人は、感情が湧き上がった瞬間に行動する傾向があります。
喜怒哀楽の感情の中で、特に「怒り」のエネルギーが一番高く、感じるとすぐに行動することが多いです。
また、「ラク」のエネルギーは一番低く、感じてもなかなか行動には移らないことが多いでしょう。
次に、(B)感情→思考→行動タイプの人
この人は、感情が湧き上がった後、一旦立ち止まり、その感情について考え、その上で行動します。
例えば、何かが面白かったと感じたら、その原因や感じた理由、さらなる可能性を考えてから行動に移すのです。
この思考のプロセスが、新しい視点や行動の選択肢を増やしてくれるでしょう。
最後は、(C)感情思考バランス→行動タイプの人
この人は、(A)と(B)の中間に位置し、感情と思考をバランス良く使いながら、柔軟かつ効果的に行動するタイプです。
感情だけでなく、適切な思考も行動に取り入れることで、より豊かな経験や結果を手に入れることができるでしょう。
多くの人は、思考することを面倒と感じ、すぐに行動に移してしまうことがあります。
しかし、これは短期的にはラクな選択かもしれませんが、長期的には成果が得られにくいことが多いです。
反対に、考え過ぎてしまうと、今度は行動できません。
どちらも大きな問題になります。
そこで、(C)のタイプが効果的なのです。
例えば、ある出来事で、「怒り」を感じたとしましょう。
(C)のタイプの人は、その「怒り」の原因や背景を理解しようとします。
そして、その「怒り」を適切に表現する方法や、問題解決の方法を考え、実行に移すのです。
このように、感情と思考のバランスを上手く使うことで、すぐに行動できるようになるため、より良い結果に結びつきやすくなります。
もしも、あなたの周りの人たちの中に、(A)タイプの人が多いと感じたら、(C)タイプの人の行動を意識してみてください。
感じたことを少しだけ考えるだけで、新しい視点や行動の選択肢が増え、日常の悩みや問題も解決しやすくなるでしょう。
その時のちょっとしたコツは、色々な選択肢を選ぶ際に、「どれを選んでも、結局は正解につながる」と信じることです。
そうすると、選ぶ際に迷いません。
なぜこれが言えるのかと言うと、今選んだことを実行に移してみて、上手く行かなければ選ばなかったことを実行しようとするからです。
つまり、行動することでしか得られないことが多くあります。
このことを意識していると、日々の決断が素早くできるようになるでしょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則