こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
お店のスタッフさんの中には、新しい仕事の第一歩を踏み出すのが怖いと感じている方が多くいます。
これは、心の中で何か行動を起こそうとするたびに、「できるだろうか?」という不安や恐怖が伴うからです。
特に、行動を起こせないことが、良い結果をもたらさない悩みは、多くに経営者さんにも共通すると感じます。
一般的に、結果が出ないスタッフさんは、大きく分けて次の2つのタイプです。
(1)不器用なスタッフさん
このスタッフさんは、一生懸命、行動はしているものの、なかなか上手く行かず結果が出せない人です。
(2)臆病なスタッフさん
このスタッフさんは、知識や手法は知っていたり、持っていたりするものの、恐れから行動が移せない人になります。
(1)の不器用なスタッフさんは、大抵の場合、時間が解決してくれることが多いです。
時間の経過と共に、継続的な努力が報われ、やがて結果がついて来ます。
しかし、問題は、(2)の臆病なスタッフさんです。
この方は、恐れから行動が移せないため、いつまで経っても良い結果が出ません。
行動を起こす一番の障害は、「失敗するかもしれない」という恐れです。
この恐れを取り除くためには、誰かの支援や励ましが大きな力となることでしょう。
なので、直属の上司か社長さんが、「どんなことが起こっても、私が100%の責任を持つ」と約束することが必要です。
このような約束をすることで、その恐れを和らげ、行動のステップを踏み出すサポートをすることができます。
この時、「どんなことが起こっても、私が100%の責任を持つ」と約束することは勇気や覚悟がいることでしょう。
しかし、その約束を背負うことで、臆病なスタッフさんが安心して行動できる環境を作れるのなら、それは大切なことだと考えます。
もしも、行動がもたらす結果が良くなかった場合、約束した者が、その責任を持ってサポートし、方向転換のお手伝いをすればいいのです。
しかし、その助言に耳を傾けず、改善の努力をしない場合は、約束の意味合いを再確認する必要があります。
このようにスタッフさんと真摯に向き合う覚悟を持つことが、行動の質と結果に直結するのです。
その際、スタッフさんの心の中で疑問や恐れがあったとしても、全力でサポートする姿勢を感じてもらえれば、安心して行動できることでしょう。
ただ、そのためには、スタッフさんの一歩が必要なのです。
心からのサポートを受け入れることで、これまでの解釈が変わり、新しい行動を取る勇気が湧いて来ると思います。
つまり、どんなに臆病なスタッフさんであったとしても、誰かがしっかりとサポートしてくれると感じると、安心して行動に移せるのです。
このことを理解してあげてくださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則