こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
効果的なBtoC(企業対消費者)販促のコミュニケーション方法があります。
ポイントは、「共感」です。
この「共感を生む前フリ」を、うまく使いこなせるかが大切になります。
次の4つのステップは、「前フリ」を含む販促のコミュニケーション方法です。
(1)前フリで共感を引き出す
共感を引き出すためには、まず、「前フリ」から始めることコツになります。
「前フリ」とは、お客さんの悩みや望みを上手く言葉にして、「共感」を引き出す導入部分のことです。
例えば、以下のようなフレーズがおすすめになります。
・「こんな悩みがあるあなたに」
・「こんなことで困っていませんか?」
・「ひょっとしたら、こんなことが原因で起こっているかもしれませんよ」
こんな感じで、お客さんが現状で抱いている悩みで、「共感」できる話題を提供するのです。
これにより、お客さんに興味を持ってもらうことが可能になります。
これが、「前フリ」です。
(2)結論を明確に伝える
「前フリ」の後は、結論を示します。
ここで重要なのは、「どのような結果が期待できるのか?」を、まずハッキリと伝えることです。
例えば、次のようなフレーズがおすすめになります。
・「この原因を解消すると、このような良いことが起こります」
・「そのための最適な解決策は、この方法です」
・「この方法にはこんな良い点があります」
このように、「結論」からハッキリさせることがコツです。
そうすると、お客さんの納得が得やすくなります。
(3)理由を具体的に説明する
「結論」を伝えた後は、「その理由」を具体的に説明します。
お客さんは、「こんな良い結果が手に入る」、「そのためにはこの方法がよい」とイキナリ言われたら、「なぜそれが良いと言えるのか?」、その理由が知りたくなるからです。
例えば、次のようなフレーズがおすすめになります。
・「この方法の素晴らしい点は、こういった理由からです」
・「なぜこれ理由が言えるのかと言うと、こういった背景があるからです」
この部分はお客さん自身が、納得できる具体的な理由を示すことが重要です。
(4)具体例を挙げて説得力を高める
最後に、具体例を挙げて説明します。
これにより、こちらの話の説得力がグッと高まることでしょう。
例えば、次のようなフレーズがおすすめです。
・「実際にこの方法を試された方から、こんな感想を頂いています」
・「また、このようなフィードバックをされるお客さんも多いです」
具体例を提供することでお客さんの不安感が、薄まります。
このような販促コミュニケーション方法は、前フリをしっかり行うことで共感を引き出すことができて、明確な結論や具体的な理由と実例を挙げることで、お客さんとの強いつながりを築くことができでしょう。
ぜひ試してみてくださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則