こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
整体院さんの『冷え性対策』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
整体院さんが、『冷え性対策』をおすすめしている店頭看板です。
夏バテから冷え性の関係を伝えて、その解決策を伝えています。
できれば箇条書きよりも、文章で分かりやすく伝えたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>クーラー&冷たい飲み物で
>夏バテしていませんか?
>夏でも冷えを感じる人は実は7割も
>・四肢末端型冷え性
>・下半身型冷え性
>・上半身型冷え性
>・内臓型冷え性
>↓
>これらが夏バテの原因に!
>そこで当店自慢の温熱療法
>&マッサージはいかがですか?
>・30分上半身or下半身コース
>通常3000円が20%OFF
>初回2400円
→まずは、『誰におすすめしたいのか?』からスタートします。
→例えば、『夏の猛暑でクーラーや冷たい飲み物が欠かせなかったあなたに』
→次は、現状の問い掛けです。
→例えば、『もしかしたら、今夏バテや冷え性で悩まされていませんか?』
→この後、その原因や対策を伝えて、最後に行動を促します。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(整体院の冷え性対策)
が欠かせなかったあなたに
もしかしたら、今夏バテや冷え性で
悩まされていませんか?
これらの原因は、血流の悪化です。
夏だからと言って冷たいものばかり
取っていると、血管が収縮し体温調
節の乱れから血流が悪くなります。
そんな時は、当院の遠赤外線による
温熱療法とマッサージ!
これにより、血流を良くし、体温調
節の乱れを整えることができます。
その上で、日常生活の中にちょっと
した温かさを取り入れると、体の中
から温めやすくできるのです。
この夏の冷えや不調で悩まされてい
たら、早めにご相談くださいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→箇条書きでお知らせするよりも、文章で分かりやすく伝えることが今回のポイントです。
→特に、お客さん視点での文章は、共感されやすく、自分事として捉えてもらえます。
→しかし、箇条書きは、どこかよそよそしくて、共感しにくいのです。
→この傾向は、男性よりも女性に多いと見られています。
→おすすめしたいお客さんが、女性の場合なら箇条書きよりもお客さん視点の文章の方がいいですよ!
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則