値上げができる店頭看板の考え方・作り方 -10ページ目

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

社長さんは、日々仕事の中で多くの悩みを抱えています。

 

新しい事業、社員さんとの人間関係、身体の健康など、どれも社長さんに大切なことばかりです。

 

しかし、どれだけ悩みがあったとしても、すぐに行動に移すことはなかなか難しいでしょう。

 

 

(1)悩む理由とは

 

まず、社長さんが悩みを解決できない大きな理由として、痛みの存在があります。

 

例えば、原価の高騰や人件費の上昇により、値上げを行わなければいけない時、痛みは「お客さんが減少するかもしれないこと」です。

 

また、新しい事業を始めなければいけない時、痛みは「投資の資金調達のための借入れコストが増えること」が考えられます。

 

このように、悩みを解決するための行動には、ついつい避けたくなるような痛みが伴うのです。

 

 

 

(2)望みの明確化

 

では、その痛みを超えるための方法には、どのようなものがあるでしょうか?

 

それは、望みを明確化することです。

 

値上げで得られる利益や、新しい事業を行うことで得られる客数や売上げは、今後のお店にとって明るい要素になります。

 

これらの明確な望みを持つことで、痛みを乗り越えるモチベーションを手に入れるのです。

 

しかし、頭では分かっていても、なかなか行動できません。

 

その理由は、まだ起きていない未来の望みが、なかなか実感できないからです。

 

それに比べて、現実の痛みはすぐに実感できます。

 

だから、躊躇してしまうのです。

 

この対策の1つとしては、すでに成功している人から体験談を聞くことや少しだけ実際にやってみることがいいでしょう。

 

そうすると、小さな望みを具体的に実感できるはずです。

 

 

 

(3)悩みの正しい解釈

 

それと、悩みや痛みの原因を正しく理解することも有効な手段と言えます。

 

ほとんどの場合、失敗すれば自分自身に原因があると、自分を責めることが多いでしょう。

 

だから、悩んでしまいます。

 

しかし、実際は外部の要因や誤った情報が原因であることが多いのです。

 

例えば、「値上げでお客さんが減ったのは、自分が値上げしたからだ」と考えるかもしれません。

 

ところが、減ったお客さんは、実はそもそも自店が求めるお客さんでなかったり、手がかかる割には売上げにならないお客さんだったかもしれないのです。

 

 

 

(4)アドバイスの受け入れ

 

このような新しい解釈に気付いたら、次はそれに基づいた行動やアドバイスを受け入れる必要があります。

 

悩みの真の原因を知ることで、解決策も見えて来るはずです。

 

専門家の意見や友人のアドバイスを受け入れて、新しい行動を始める勇気を持ちましょう。

 

 

 

これらのことで、悩みを乗り越え、望む未来へ進む第一歩を踏み出すことができますよ。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

美容室さんの『プレミアムカラー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

美容室さんが、『プレミアムカラー』をおすすめしている店頭看板です。

 

『プレミアムカラー』について、しっかりと伝えられてます。

 

しかし、商品の特徴を中心に伝えているため、メッセージ性が弱いようです。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>プレミアムカラーって何?

>市販のカラー剤の10分の1のダメージでキレイにしっかり染まる

>しかも色持ち長持ち(当社比)

>艶髪手触りサラサラ

>いや~なニオイの軽減

>頭皮と髪への負担が少なく楽しめる

>STAFFは約3週間毎に染めています!

>ハイライト、ローライト、グラデーションデザインカラーを

>他店では味わえないカラーをしてみませんか?

>お悩みは直ぐにSTAFFまで

 

 

 

→まずは、『誰におすすめしたいのか?』から伝えます。

 

→例えば、『一歩先を行く、独自のヘアカラーを求めるあなたに』

 

→そして、『通常のカラーリングでは物足りなさを感じることはありませんか?』

 

→この後、『プレミアムカラー』の特徴を伝えます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(美容室のプレミアムカラー)

一歩先を行く、独自のヘアカラーを
求めるあなたに

通常のカラーリングでは物足りなさ
を感じることはありませんか?
また多くのカラーリングが頭皮や髪
の毛に負担をかけ、時にはイヤな臭
いを我慢しているのが現状です。

当店のプレミアムカラーは、「もっ
とこう・・・」という微妙なニュア
ンスにも対応して、一味違う特別な
カラーが実現できます。

ハイライト、ローライト、グラデー
ションなどのテクニックを駆使し希
望の雰囲気が期待できるでしょう。
頭皮や髪の負担が少なく、イヤな臭
いも少ないだけでなく、綺麗にしっ
かり染まり、色持ちもいいですよ。
今に満足していない方は、ぜひお試
しくださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品の特徴を中心に伝えるのでなく、お客さんへのメッセージを意識して伝えることが今回のポイントです。

 

→メッセージ性が強くなると、必要なお客さんがハッキリするので、興味を持ってもらいやすくなります。

 

→興味を持ってもらえると、この看板をきっかけに行動してもらえるのです。

 

→店頭看板は、最初の行動を促すことが一番の目的になります。

 

→なので、最後は必ず行動の促しが大切なのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

最近の多くのお店において、「パートタイム」の従業員さん、通称「パートさん」が不可欠な存在になっています。

 

しかし、パートさんの役割や働き方について深く理解している人は、どれくらいいるでしょうか?

 

そこで、その辺りをちょって考えてみますね。

 

 

 

◆パートさんの存在意義

 

パートさんの増加には、雇う側と雇われる側、双方向のメリットが存在します。

 

雇う側のメリットは、人件費の削減やシフト調整の容易さなどが挙げられるでしょう。

 

また、雇われる側のメリットには、短期間の勤務が可能で、責任の軽減が見込まれるなどがあります。

 

しかし、時代の変遷とともに、これらのメリットが必ずしも確保されなくなって来たのです。

 

例えば、最低賃金の繰り返しの上昇や求人難による人手不足という問題に直面している現在、雇う側のコストが益々高まっています。

 

 

 

◆パートさんとの3つの関係

 

理解を深めるために、パートさんの労働における関係性を3つの角度から見てみましょう。

 

(1)パートさんとお店の関係

 

パートさんは、自らの労働に対して報酬を受け取ります。

 

その報酬は主に時間に基づいており、働いた勤務時間に応じて支払われるのです。

 

 

 

(2)お店とお客さんの関係

 

お店はお客さんに商品やサービスを提供し、その対価として利益を得ます。

 

その際、お客さんのニーズに答えることで、お店とお客さんの関係は成立するのです。

 

 

 

(3)パートさんとお客さんの関係

 

結果的に、パートさんはお客さんに価値を提供することで、その報酬を得ると言えます。

 

そのためパートさんの役割は、直接的にお客さんへのサービスを提供し、お客さんの満足度を高めることを担っているのです。

 

 

この3つの関係性から考えると、パートさんの主な仕事は、お客さんに価値を提供し、その結果として報酬を得ることになります。

 

 

 

◆パートさんと正社員さんとの違い

 

上記のポイントから、パートさんと正社員さんの根本的な違いは、「勤務時間」だけであると言えるのです。

 

パートさんは、短時間での労働を前提としていますが、その中での役割や働き方は正社員さんと何も変わりません。

 

従って、どうちらの立場であったとしても、お客さんにより良いサービスや価値を提供するための努力や工夫が求められているのです。

 

 

 

◆結論

 

時代や環境の変化に応じて、パートさんの役割や働き方を再考する必要があります。

 

パートさんの労働がどのような意味を持ち、どのように価値を生み出しているのかを理解することで、より良い働き方や環境を築き上げることができるはずです。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

美容室さんの『頭皮クレンジング』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

美容室さんが、『頭皮クレンジン』をおすすめしている店頭看板です。

 

『カット+頭皮クレンジング』と価格だけをお知らせしています。

 

できれば、『誰に、なぜ、おすすめしたいのか?』も付け加えたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>『店名』

>カット+頭皮クレンジング

>¥5500(税抜)

>『電話番号』

 

 

 

→まず、『誰に、おすすめしたいのか?』から書き出します。

 

→例えば、『暑い季節、頭皮のべたつきや臭いが気になるあなたに』

 

→そして、そんな方への問い掛けです。

 

→例えば、『毎日のシャンプーだけでは、本当に頭皮の奥の汚れや皮脂はキレイになっていますか?』

 

→その上で、『なぜ、おすすめしたいのか?』を続けて行きます。

 

→さらに、『どんな効果が期待できるのか?』を伝えてから、価格訴求です。

 

→最後は、行動おの促しも忘れずに!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(美容室の頭皮クレンジン)

暑い季節、頭皮のべたつきや臭いが
気になるあなたに
毎日のシャンプーだけでは、本当に
頭皮の奥の汚れや皮脂はキレイにな
っていますか?

実は、頭皮クレンジングは頭皮の毛
穴に詰まった皮脂や汚れをスッキリ
落とすだけでなく、ハリやコシのあ
る髪の毛へと導いてくれるのです。

さらに、このクレンジングとカット
を組み合わせることで、髪の毛の手
触りはもちろん、スタイリングがし
やすくなり、清潔感ある仕上がりが
手に入ります。

カット+頭皮クレンジング
¥6050(税込)
頭皮のトラブルを感じたら、ぜひ体
験してみてくださいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品名と価格だけなく、『誰に、なぜおすすめなのか?』を付け加えることが今回のポイントです。

 

→『誰に、なぜ』をハッキリさせないと、『どんな時に利用すればいいのか?』に気付きません。

 

→気付かないと利用されることが少ないのです。

 

→しかし、『こんなあなたに、こんなことありませんか、実は・・・』と伝えると、『あっそうか、頭皮クレンジングをすればいいのか』と思ってくれるお客さんが一定数現れます。

 

→このような内容は、お客さんに聞いてもらえれば、ほとんどの美容室のスタッフさんは答えられることでしょう。

 

→ところが、お客さんから話しかけてもらえることは、本当に稀です。

 

→だから、お店から話しかける必要があります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

商品を売りやすくするには、お客さんを理解することから始めるのが理想と言えます。

 

それなのに、なぜかお客さんの視点を忘れて、自分視点や商品視点に陥ってしまうこと多いです。

 

そこで、「お客さん視点での考え方が、どうして重要なのか?」について深堀して行きます。

 

 

◆お客さん視点での考え方の重要性

 

(A)集客の大切さ

 

商品を売るためには、まずお客さんを集める必要があります。

 

なぜなら、どんなに素晴らしい商品であったとしても、お客さんに見てもらわなければ意味がありません。

 

そのために、集客は最も重要なステップです。

 

その際、お客さん視点のメッセージが求められます。

 

そのメッセージが、自分視点や商品視点で書かれていたら、お客さんは売り込み情報として受け取ってしまうのです。

 

そうすると、反射的に拒絶反応を示してします。

 

そうならないために、お客さん視点でのメッセージが必要なのです。

 

 

 

(B)販売と個々の要望の理解

 

お客さん視点でのメッセージには、まず「お客さんが何を求めているのか?」、お客さん個々の要望を聞き取らなければいけません。

 

そのためには、それぞれのお客さんが求める結果や変化を理解し、自社の商品でそれを実現できると感じさせることがポイントです。

 

そうすると、お客さんは求める結果や変化が欲しいから、自社の商品の商品に興味を示すようになります。

 

 

 

(C)使用のためのサポート

 

商品を使ってすぐに求める結果や変化が得られれば良いのですが、そうでない場合は、お客さん一人ひとりに合わせたサポートが必要です。

 

その際、自分視点や商品視点で物事を考えていたら、お客さん個々に合わせたサポートができません。

 

なぜなら、どれも同じようなサポートになってしまうからです。

 

しかし、お客さん視点で物事を考えていたら、「現状がどうなっているのか?」、「どこでつまずいているのか?」、「どうすればそこから抜け出せるのか?」がつかめます。

 

そうすると、つまずいているお客さんに、そこから抜け出す道筋を付ければいいのです。

 

 

 

このようにお客さん視点で物事を考えないと、お客さんに興味を持ってもらえず、集めることも売ることもできません。

 

 

 

しかし、頭では分かっていても、なかなかお客さん視点の考え方ができない人が多くいます。

 

 

そんな時は、次のような簡単な流れに沿って、物事を考える習慣が効果的です。

 

・「こんなあなたに」

 

・「こんなことありませんか?」

 

・「こんな求める結果になりますよ」

 

・「そのためには、コレ!」

 

 

 

とても簡単な流れですが、これを繰り返し繰り返し考え続けていると、いつの間にかお客さん視点になっています。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

商品を売るためには、常にお客さん視点で考えることが必要と言われています。

 

お客さん視点を心掛けることで、きっとお客さんの集めやすさや商品の売りやすさが飛躍的に向上することでしょう。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

生活雑貨店さんの『ボディスクラブ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

生活雑貨店さんが、『ボディスクラブ』をおすすめしている店頭看板です。

 

『贅沢バスタイム体験』をお知らせしています。

 

そのような体験がおすすめなのは、どんな客さんなのか?

 

この辺りを少し付けくわてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>毎日頑張っているあなたに

>ボディスクラブ

>おうちで贅沢バスタイム体験しませんか?

>『店名』

 

 

 

→まずは、呼び掛けから始めます。

 

→例えば、『夏場は汗や皮脂のベタツキが気になるあなたに』

 

→さらに、『日焼け止めの頻度も高まり、肌の汚れが余計に気になりませんか?』

 

→このように問い掛けて、『そんな時は、ボディスクラブ・・・』

 

→この後、具体的な使い方を伝えます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(生活雑貨店のボディスクラブ)

夏場は汗や皮脂のベタツキが気にな
るあなたに
日焼け止めの頻度も高まり、肌の汚
れが余計に気になりませんか?

そんな時、ボディスクラブで肌の汚
れや角質を落とす方法がおすすめ!

週に1~2回のペースで使うことで
夏の厄介な肌の悩みを解消して肌を
明るくします。また、日焼け止めの
残りや皮脂のベタツキもすっきり洗
い流し、保湿成分でしっとりとケア
することが可能です。

この夏はボディスクラブを取り入れ
て、清潔で明るい肌を手にいれまし
ょう。

夏の肌の汚れが気になる方は、ぜひ
お試しを!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→何となくおすすめするよりも、具体的なシーンをあげておすすめすることが今回のポイントです。

 

→具体的なシーンをあげることで、『どんな時に使えばいいのか?』がハッキリします。

 

→そうすれば、『ボディスクラブって、いいかも』と感じてもられるお客さんが現れるのです。

 

→ここまでのお膳立ては、お店側がしなければいけません。

 

→その上で、しっかりとおすすめしましょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

あなたが社長さんなら、競争というものに常に直面していると思います。

 

例えば、競合している他社との競争や、自社の昨年同月の成績との競争かもしれません。

 

この時の勝つ意欲は、社長さんにとって本能的なもので自然なことでしょう。

 

 

しかし、現在は人口の減少と市場の成熟化の波は厳しく、ただ単に勝つことだけを求めていては、ビジネスが順調に進まなくなって来ています。

 

 

もちろん、競争に勝ち抜くことで、自分のお店が地域で一番になることは大切なことです。


しかし、一番になるためには、最高の売上げを上げ続ける必要があります。

 

なぜなら、一番になるまでの途中では、出て行くお金が多くなりなかなか利益が残りにくいからです。

 

最悪の場合、借金が増え続けて、その返済に追われる苦しい日々が続くこともあります。

 

このような事態を避けるためには、単に勝つことを求めず、負けないことを重視すべきなのです。

 

 

 

そのためには、利益を上げることを重視して、負けないお店を作る必要があります。

 

それに必要な要素が下の4つです。

 

これらを順番に強化するといいでしょう。

 

 

◆(A)商品力

 

◆(B)セールス力

 

◆(C)集客力

 

◆(D)資金力

 

 

まずは、(A)の「商品力」から強化しましょう。

 

利益重視の場合、注目すべき一番は、「商品力」です。

 

ここが弱いと、利益を出すことができません。

 

では、何をすればいいのでしょうか?

 

一番簡単な方法は、「値上げ」や「ランクアップ」です。

 

これは、今の商品そのものの値上げや、今よりもランクアップした商品を作ることになります。

 

この改善策や強化策が、「商品力」の強化の第一歩です。


大切なことは、小さな改善や大きな改革を通じて、新しい価値を作り出すことになります。

 

そうしないと、商品は進化せず、時代の変化に取り残されてしまうでしょう。

 

 

 

次に、(B)の「セールス力」を強化します。

 

たとえ価値ある商品力があったとしても、それをセールスできなければ、お客さんに喜んでもらえないからです。

 

そのためには、個々のスタッフさんの営業力の強化が不可欠になります。

 

この場合の営業力の強化は、言わば人間力の強化とも言えるでしょう。

 

つまり、大切なことは商品を売る前に、お客さんと信頼関係を築くことになります。

多くの場合、信頼関係を築く前にセールスをするため嫌がられるのです。

 

 


この2つの要素が、負けないお店を作る上でとても重要になります。

 

この2つが強化できたら、(C)の「集客力」を強化しましょう。

 

この場合も、新規客の獲得よりも、まずはリピート客を増やすことが先決です。

 

 

リピート客が増えて来てから、新規客を獲得していきます。

 

なぜなら、新規客の獲得には、(D)の「資金力」が必要になるからです。

 

 

しかし、利益が残るようになっていれば、いつでも資金を手配できると思います。

 

 

 

まずは、(A)の「商品力」から強化してみてくださいね。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

蕎麦店さんの『蕎麦教室』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

蕎麦店さんが、『蕎麦教室』をおすすめしている店頭看板です。

 

必要な内容をシンプルにお知らせしています。

 

しかし、大抵は、『興味があっても、蕎麦打ちって難しいだろうな?』と思っていることが多いです。

 

そんなお客さんが行動できるように促したいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>蕎麦教室を毎週月曜日に開催します。

>お試し体験でご興味がありましたら

>他のコースもございます。

>・親子体験5000円食事付き

>保護者様 季節替りセット付き

>お子様 ざるそば付き

>お子様一人プラスに付き 1000円

>・お試し体験 一人3000円

 

 

 

→まずは、呼び掛けから始めます。

 

→例えば、『蕎麦打ち体験が初めてのあなたに』

 

→そして、『蕎麦打ちって難しいと思っていませんか?』

 

→このように、初めての方が思うだろうことを、前もってこちらから投げ掛けるのです。

 

→そして、『でも、大丈夫ですよ!』

 

→このような流れを作ると、不安が和らぎます。

 

→その上で、お試し体験に促しましょう。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(蕎麦店の蕎麦教室)

蕎麦打ち体験が初めてのあなたに
蕎麦打ちって難しいと思っていませ
んか?

でも、大丈夫ですよ!
熟練職人のもとで、初心者でも簡単
に蕎麦を打つことができます。

蕎麦粉をこねるので、蕎麦粉の香り
と温もりが今までにない体験です。

一本棒で蕎麦を延ばして行き、約1
時間の体験であなただけの一皿が完
成できます。最後は打った蕎麦を茹
でて、その場で実食です。自分で打
った蕎麦の味は、きっと忘れられな
い経験になるでしょう。

お試し体験 一人3000円
席数に限りがあります。ご予約は、
今すぐ、こちらまで!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→必要なことだけお知らせするのでなく、お客さんの不安な気持ちを察することが今回のポイントです。

 

→不安が少しでも少なくなれば、ワクワク体験したくなります。

 

→この辺りを察することがポイントです。

 

→実際に蕎麦打ち体験された方は、初めての経験にとても満足されます。

 

→しかし、それは体験された後なので、そこに行くまでの壁を取ってあげる必要があるのです。

 

→ちょっとしたことですが、とても大切なことになります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

売り手の重要な心得として、「お客さんの購買行動の理解」があります。

 

まずここを理解して、次にお客さんが商品やサービスを継続的に買い続けてもらえる環境を提供するのです。

 

これが商売のカギを握ると言っても過言ではありません。

 

 

そこで、「お客さんの購買行動を理解」するための基本的な4つのステップを説明しますね。

 

 

(1)知らない→知る

 

これはまさに出会いのステップです。

 

お客さんがあなたの商品やサービスをまだ知らない状態から、その存在や提供する価値を理解する段階になります。

 

例えば、あなたのお店が新規オープンしたとしましょう。

 

この時、チラシやビラ、ネット広告などで、「誰に何を提供しているお店なのか?」をお知らせするはずです。

 

「どんなことで困っているお客さんにおすすめなのか?」、「どんな特徴がある商品やサービスなのか?」などをメインに伝えると思います。

 

この段階では、「問題から結果」をハッキリさせることが求められるでしょう。

 

つまり、「こんな問題があるお客さんに、こんな結果が提供できますよ!」と伝えることで、初めての関心を引き出すのです。

 

 

 

(2)知る→欲しい

 

この段階では、お客さんがあなたの商品やサービスを、「欲しい」と感じさせることが重要になります。

 

そのためには、「結果につながる原因から解決策」をハッキリさせなければいけません。

 

例えば、「あなたが望む結果につながる原因は、ズバリです」、「この原因を解消すれば、望む結果が手にはいります」、「そのための解決策は・・・」

 

このようにして解決策をハッキリさせると、お客さんは「欲しく」なります。

 

なぜなら、目の前に、「自分が望む結果が手に入る解決策があるから」です。

 

 

 

(3)欲しい→買う

 

(2)でお客さんが、「欲しい」と思ったとしても、それはただ思うだけで、まだ買ってはもらえません。

 

買ってもらうには、その欲求を実際の行動に結びつけるステップが必要なのです。

 

それが、「結果に対する約束」になります。

 

例えば、「この商品やサービスを使うと、あなたの問題は必ず解決します」というような形での約束をするのです。

 

これにより、お客さんは、「この商品やサービスで本当に問題が解決するのなら、買う価値がある」と感じて、行動します。

 

だから、勇気を出して約束してあげてください。

 

 

 

(4)買う→また来る

 

(3)で終わりではありません。

 

この後、お客さんに「また来てもらう」必要があるからです。

 

そのためには、お客さんが安心感を持ち、期待以上の経験を提供することが重要になります。

 

そうすると、お客さんは、「自分のニーズが満たされるお店は、ここしかない」と感じて、繰り返し来店されるのです。

 

 

 

これらの4つのステップで、「お客さんの購買行動」が繰り返し行われています。

 

ここを理解して、継続的に買い続けてもらえる環境を提供してあげてくださいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

クリーニング店さんの『寝具類』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

クリーニング店さんが、『寝具類』のお手入れをおすすめしている店頭看板です。

 

『ダンダン割引セール』と、月が進むごとに割引き率が高くなっています。

 

では、どうしてこのような割引き率にしているのでしょうか?

 

この辺りを少し付け加えてみたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>寝具類

>・毛布

>・洋布団

>・羽毛布団

>・こたつ布団

>ダンダン割引セール

>6月定価より30%

>7月35%

>8月40%

 

 

 

→では、どうして月が進むごとに割引き率が高くなるのでしょうか?

 

→それは、どうしても8月までに寝具類をお手入れしてもらいたい理由があるからです。

 

→その理由とは、『ダニの繁殖』になります。

 

→この辺りを伝えることで、必要性を出しましょう。

 

→例えば、『夏が進むにつれて、布団の中のダニが増えて行くことをご存知ですか?』

 

→そして、『ダニは8月にピークを迎え・・・』

 

→このようにして、お客さんが知らない事実を伝えるのです。

 

→そうすると、問題を自覚します。

 

→後はその行動を促せばいいのです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(クリーニング店の寝具類)

夏が進むにつれて、布団の中のダニ
が増えて行くことをご存知ですか?

ダニは8月にピークを迎え、その死
骸やフンが10月にピークを迎えま
す。実は、この死骸やフンがアレル
ギーの原因になるのです。

だから、今がクリーニングに出す絶
好のチャンスになります。

ご家族の眠りを守るために、まだお
手入れしていないお布団や毛布など
も、一緒に出されると安心ですよ!

今なら6月30%引、7月35%引
8月40%引のダンダン割引セール
をやっています。

ぜひこのチャンスをお見逃しなく!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→単に割引セールを行うのでなく、『なぜクリーニングしなければいけないのか?』の理由を伝えることが今回のポイントです。

 

→この理由を伝えると、必要性が出るので行動しやすくなります。

 

→例えば、暑くなる前に済ませたい人は6月や7月に、できれば安い時に出したい人は真夏の8月に、行動されるはずです。

 

→何月に出されてもいいので、『とにかく年に1回はお布団のお手入れをする』、習慣づけがとても大切になります。

 

→なぜなら、習慣づけができれば、また来年もリピートしてもらえるからです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則