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値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

商品には、売れる理由が必要です。

 

しかし、「売れる理由」だけでは、今は売れません。

 

なぜなら、お客さんに共感されないと、自分事として捉えてもらえないからです。

 

 

では、どうすれば共感されるのでしょうか?

 

それは、「買われる理由」を事前にハッキリさせることです。

 

そうすると、お客さんに共感してもらいやすくなります。

 

 

ここで言う、「売れる理由」とは、商品そのものの特徴やその特徴がもたらす結果になるでしょう。

 

一方、「買われる理由」とは、お客さんの現状に問題があることと、それをどうしても解消したい願望になります。

 

だからこの「買われる理由」を事前に伝えると、お客さんに共感してもらいやすいのです。

 

その上で、「売れる理由」をハッキリさせことで、商品が売れやすくなります。

 

 

 

ではこれらの理由をハッキリさせるにはどうすればいいのでしょうか?

 

それには、次の2つの質問をお客さんにすることが有効です。

 

 

(A)この商品の良いところは、どこですか?

 

(B)もしも、この商品がなかったら困りますか?

 

 

 

(A)の「この商品の良いところは、どこですか?」とお客さんに尋ねたとしましょう。

 

しかし、一般的に、お客さんが、「この商品の優れたところは、ここです」と答えてもらえることは少ないです。

 

それでも、「たぶん、こんなところかな?」と答えられたとすると、「どうして、そう思われたのですか?」とすかさず尋ねると良いでしょう。

 

これにより、お客さんが思う商品の具体的な良さを知ることができます。

 

これが、「売れる理由」のヒントです。

 

 

 

一方、(B)の「もしも、この商品がなかったら困りますか?」とお客さんに尋ねると、「買われる理由」が分かります。

 

例えば、美容室で専用シャンプーを定期的に使っているお客さんに対して、上の質問をしたとしましょう。

 

そうすると、多くのお客さんが、「はい、困ります」と答えられます。

 

そうしたら、「それは、どうしてですか?」とすかさず尋ねるのです。

 

 

「はい、困ります」と答えたお客さんは、自分が喋った言葉の一貫性を保つために、その理由を言わなければいけなくなります。

 

そのため、自分自身が直面した問題をハッキリさせるのです。

 

例えば、「このシャンプーがなければ、髪がまとまらず、スタイリングに時間がかかってしまいます」

 

「でも、このシャンプーを使うと、毎朝、手間なく髪を整えることができて助かるのです」

 

これが、「買われる理由」のヒントになります。

 

 

 

どうでしょうか?

 

「売れる理由」と「買われる理由」があれば、いいと思いませんか?

 

 

もしも、今、あなたの商品に、「売れる理由」や「買われる理由」がハッキリしていないと感じたら、ぜひこのアプローチを試してみてください。

 

きっと新しい発見が見つかるはずですよ!

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

スーパー店さんの『えびの違い』に関する気になる店内POPの事例を紹介します。

 

【現状の店内POPの書き方】

 

 

【コメント】

 

スーパー店さんが、『えびの違い』を分かりやすくお知らせしている店内POPです。

 

その特徴の違いから、調理する料理が違って来ています。

 

この辺りをもう少し膨らませてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>えびの違いって?

>・ブラックタイガー

>大ぶりで弾力があり、火を通してもプリプリ感が残る。えびフライなど

>・天然えび

>身の柔らかさと甘さが特徴。天ぷらなど

>・バナメイエビ

>口当たりはソフトですが、甘みがあるのが特徴。パスタ、サラダ、アヒージョなど

>エビメニュー

>グラタン、えびマヨ、えびチリ、えびフライ、えびサラダ

 

 

→まずは、お客さんの素朴な疑問をそのまま言葉にして、問い掛けます。

 

→例えば、『えびって色々あるけど、どこが違うのだろう?と思ったことはありませんか?』

 

→そして、違いを知ることで、より一層美味しく食べられることを伝えます。

 

→そして、それぞれのえびの特徴とその料理メニューを紹介するといいでしょう。

 

→最後に、行動の促しです。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(スーパー店のえびの違い)

『えびって色々あるけど、どこが違
うのだろう?』と思ったことはあり
ませんか?

実は、その特徴を知るとより一層美
味しいえび料理ができるんですよ!
◆ブラックタイガー
大ぶりで火を通しても食感がしっか
りしているので、えびフライやえび
チリ、えびマヨにおすすめ!
◆バナメイエビ
蒸したり炒めたりどんな調理にも向
いているので、えびサラダ、パスタ
アヒージョにおすすめ!
◆天然えび
旨味が濃厚で、繊細な風味が楽しめ
るので、天ぷらやグラタンなどにお
すすめ!

これであなたもえびの達人です。
ぜひ、今晩の料理の一品にどうぞ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→単に違いをおすすめするだけでなく、『その違いを知るとどうなるのか?』に気付かせることが今回のポイントです。

 

→今回の場合は、『これであなたもえびの達人です』になります。

 

→なぜなら、えびの種類で美味しい料理ができるからです。

 

→もちろん、料理ごとのえびの選び方が分かっても、作り方が分からなければ美味しい料理は作れません。

 

→しかし、今、作り方はちょっと検索すれば、いくらでも出て来ます。

 

→なので、作り方よりも選び方が重要なのです。

 

→この辺りを伝えることが重要だと思います。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

接客という言葉は、日常で良く聞きます。

 

接客とは、お客さんを丁寧にお迎えして、心からのおもてなしをすることです。

 

 

では、接客の目的は、何でしょうか?

 

違う言い方をすると、何のために接客するのでしょうか?

 

 

その目的は、次の二つに分けられることが多いです。

 

(A)商品やサービスを売るため

 

(B)お客さんにリピートしてもらうため

 

 

 

(A)の接客は、ほとんどのスタッフさんが思っている形です。

 

この接客スタイルは、商品やサービスをお客さんに売ることを目的としています。

 

 

そのやり方は、お客さんに積極的に商品やサービスを提供するのです。

 

例えば、「この商品やサービスはいかがですか?」と問い掛けたり、単にお客さんが、「この商品やサービスをください」とリクエストされたら、「はい、承知しました」と答えたりと、商品やサービスを売ることだけを目指します。

 

 

 

一方、(B)のお客さんにリピートしてもらうための接客とは、何でしょうか?

 

そのやり方は、お客さんに感謝され信頼されて、再び来店してもらえるように接し行きます。

 

例えば、お客さんが、「この商品やサービスをください」とリクエストされたら、「はい、承知しました」と単純に答えるのでなく、「どうされたのですか?」、「何か特別な理由があるのですか?」などと質問するのです。

 

 

これにより、お客さんが、「実は、こんなことがしたいのです」といった背景を教えてもらることがあります。

 

そうしたら、お客さんからのリクエストの内容よりも良い提案があれば、「こちらよりも、こちらの方がよりいいですよ」とアドバイスができるのです。

 

これが、お客さんの本当のニーズに基づいた提案となり、お客さんから感謝され信頼されるようになります。

 

その結果、リピートしてもらえるようになるのです。

 

 

 

例えば、具体的に美容室の場面で考えてみますね。

 

お客さんが、「髪を短くしてください」とリクエストしたとしましょう。

 

この時、単に、「はい、どれくらい切りますか?」と尋ねるのが、(A)の「サービスを売る接客」です。

 

 

そうではなく、「どうされましたか?」、「何か短くする理由があるのですか?」と深く尋ねるのが、(B)の「お客さんにリピートしてもらう接客」になります。

 

このことで、お客さんから、「実は、小顔効果を期待して、短くしてほしい」とお願いしたのです。

 

というお客さんが本当に求めているニーズを引き出すことができます。

 

そうすれば、そのニーズに対して、プロとして最適なアドバイスを提供すればいいのです。

 

 

 

あなたがお客さんなら、(A)の接客と(B)の接客と、どちらがいいですか?

 

一概には言えませんが、(B)の接客を望みたくないですか?

 

 

これらから、接客の目的は、(A)の商品やサービスの売上げのためだけでなく、(B)のお客さんにリピートしてもらうためという考え方が重要だと思いませんか?

 

一度、深く考えてみてください。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

靴店さんの『リカバリーサンダル』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

靴店さんが、『リカバリーサンダル』をおすすめしている店頭看板です。

 

商品名とその特徴をしっかり伝えています。

 

できれば、もう少し情報提供してあげたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>シダス 3Dサンダル FRIDAY

>一般医療機器認定のリカバリーサンダル

>血流を促進 疲れ むくみ 冷えを軽減

 

 

 

→まず、おすすめしたいお客さんに対して、問い掛けます。

 

→例えば、『仕事で長時間歩いたり、立ちっぱなしだったりすると、足が疲れてしまうことはありませんか?』

 

→このようなちょっとしたシーンを伝えると、お客さんの悩みに近づけるのです。

 

→そして、『その足の疲れの原因は、靴です』

 

→このように言い切って、この後、『どのようにすればいいのか?』を伝えると、商品につなげやすくなります。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(靴店のリカバリーサンダル)

仕事で長時間歩いたり、立ちっぱな
しだったりすると、足が疲れてしま
うことはありませんか?

その足の疲れの原因は、靴です。
そんな時は、下記のリカバリーサン
ダルに、履き替えてください。
◆シダス3DサンダルFRIDAY

このサンダルは独自の形状で足の圧
力を分散させ、正しい姿勢を保つこ
とでバランスを整え、足の疲れを軽
減します。足の形状に沿ったライン
で着脱しやすいのに、歩いている時
に脱げにくいんです。

足がむくみやすい、足が冷えるなど
にも効果が期待できます。
仕事で疲れたな~と感じたら、ぜひ
お試しを!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品の特徴だけでなく、『どんなシーンにおすすめなのか?』などの情報を付け加えることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、イメージしやすくなります。

 

→そうすると、『そう言えば、最近、足が疲れるな~』と感じるお客さんが、興味を持つのです。

 

→価格は今回は書きませんでしたが、1万超えとサンダルとしては高単価になります。

 

→なので、必要性を感じるお客さんにしか売れないでしょう。

 

→しかし、本当に足が疲れて困っているお客さんには、刺激的な情報になります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

次回のブログ記事は、お盆休み明けの8月16日になります。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

それは、「店頭看板」と言えるでしょう。

 

(それと、最後にもう一つのツールを紹介します)

 

 

なぜなら、看板は一度設置すれば、その後のコストはほぼかからないからです。

 

しかも、看板の内容に興味があれば、それがきっかけとなりリピートしてもらいやすくなります。

 

 

但し、店頭看板の効果を最大限に発揮させるには、「看板の内容を、どれだけの頻度で書き換えるのか?」がカギです。

 

書き換えの基準となる目安は、「来店してもらいたい上得意のお客さんの年間リピート回数」を参考にするといいでしょう。

 

 

例えば、「来店してもらいたい上得意のお客さんの年間リピート回数」が、年間20回以上だとします。

 

そうすると、「だいたい2週間に1回のペースで書き換える」のが目安です。

 

このように伝えると、「えっ、そんなに頻繁に書き換えるの?」と驚かれます。

 

 

しかし、このように思うのは、「誰が、この看板を読まれるのか?」という視点が弱いからです。

 

もしも、あなたが、「来店してもらいたい上得意のお客さんに、看板を読んでもらいたい」と本気で思っていたら、2週間ごとの書き換えは、決して多くはありません。

 

なぜなら、その看板の情報が新しい興味を引く内容であれば、それがきっかけとなり年間のリピート回数が増えると考えられるからです。

 

 

 

例えば、あなたのお店が、店頭看板の書き換えを2カ月に1回のペースであったとしたら、その看板の内容は、年間6回しか来店されないお客さんに向けられたものになるでしょう。

 

そうすると、年間20回以上リピートされている上得意のお客さんにとって、2カ月間も同じものを見続けることになるのです。

 

 

 

この事実を、どのように受け止めますか?

 

これでは、実にもったいないと思いませんか?

 

 

 

まずは、「誰に、メッセージを伝えたいのか?」を問い掛けてください。

 

伝えたい相手がハッキリすれば、書き換えの回数やその内容も変わって来るはずです。

 

 

 

しかし、仮に2週間に1回のペースの書き換えとなると、「どのようなメッセージを書けばいいのか?」と、戸惑われることもあるでしょう。

 

 

そんな時は、「お客さんの求める変化」と「現状の困りごと」がヒントになります。

 

これに対応したメッセージを作ればいいのです。

 

とは言っても、それが簡単に思い浮かばないと思います。

 

しかし、その答えは、お客さんが提供してもらえることが多いです。

 

 

例えば、お店にはリピートされる上得意のお客さんが必ず来られます。

 

そのお客さんから、現状の悩みや望みを知り、「どのような変化を求めているのか?」、リサーチすればメッセージは作れるはずです。

 

 

 

慣れないうちは、上手く行かないこともあると思います。

 

しかし、そのうちお客さんの発した何気ない言葉の中に、ヒントが一杯隠されていることに気付くはずです。

 

 

 

まだ店頭看板を活用されてない方は、今すぐ試してみてください。

 

看板を活用していないことで、知らず知らずのうちに大きな機会を逃しているかもしれません。

 

 

 

最後に、店頭看板の情報は、何も店頭に置いて伝えるだけではありません。

 

その店頭看板を写真に撮って、LINEに載せれば、登録されているお客さん全員に伝えることができますよ!

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

スーパー店さんの『牛肉の希少部位』に関する気になる店頭POPの事例を紹介します。

 

【現状の店頭POPの書き方】

 

 

【コメント】

 

スーパー店さんが、『牛肉の希少部位』をおすすめしている店頭POPです。

 

このPOPの内容を、店頭看板でメッセージを伝えてみたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>牛肉の部位について、ぜひご参考に!

>ミスジ:あまり動かさない部位で柔らかな味わいが特徴。真ん中に筋が入り葉脈のようにサシが広がりますが、サッパリとした赤身感があります。

>肩ロース:きめ細かい肉質で濃厚な味。ステーキ、煮込み、すき焼き、しゃぶしゃぶとどの食べ方も美味しい!

>ヒウチ:モモ肉の中では一番霜降りが多く柔らかい希少部位!赤身と霜降りのバランスが良く濃厚な旨味を楽しめます。

>イチボ:一頭からごくわずかな量しか取れない希少な部位。赤身ながら柔らかく食感が魅力の部位です。

 

 

 

→まずは、興味がありそうなお客さんに問い掛けます。

 

→例えば、『牛肉の希少部位を食べ比べしてみたいと思ったことはありませんか?』

 

→そして、それが難しいことを伝えます。

 

→例えば、『しかしミスジやイチボ、ヒウチなどの希少部位は牛一頭から約2~3kgと摂れる量が非常に少ないです』

 

→この後、それが実現できることを伝えます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(スーパー店の牛肉の希少部位)

牛肉の希少部位を食べ比べしてみた
いと思ったことはありませんか?

しかしミスジやイチボ、ヒウチなど
の希少部位は牛一頭から約2~3k
gと摂れる量が非常に少ないです。

そのため通常のスーパーでは、なか
なか手に入りません。

それでも、ミスジの甘味と香り、イ
チボのきめ細かな食感、ヒウチの濃
厚な肉汁など、それぞれの部位が持
つ個性を味わってもらいたい思いか
ら、『希少部位の食べ比べセット』
をご用意しました。

限定数なので、この機会にぜひ堪能
してみてくださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→牛肉の部位の説明だけでなく、『なぜ、おすすめしたいのか?』を伝えることが今回のポイントです。

 

→これを伝えると、その魅力が伝わりますので、興味を持ってもらえるお客さんが増えます。

 

→そこを強調するために、滅多に食べることができない『希少部位の食べ比べのセット』にしたのです。

 

→このようにすると、『それぞれは、どのような味と食感なんだろうか?』と、刺激されます。

 

→その上で、先程のPOPを読めばさらに食べたくなるでしょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

人の心は振り子のように、右や左に動きます。

 

例えば、「現状がこうだから、このようになりたい」と思ったとしましょう。

 

しかし、次の瞬間、「でも、それは無理だ」とあきらめてしまいます。

 

 

どうしてでしょうか?

 

 

それは、人は快楽と痛みにより、心が振り子のように絶えず揺れ動くからです。

 

冒頭の「こうなりたい」が快楽になります。

 

しかし、その快楽を達成するためには、痛みが伴うのです。

 

だから、「それは無理だ」となってしまいます。

 

 

 

例えば、次のような場合

 

現在、年収200万円の人が、年収1000万円を目指すとしましょう。

 

年収1000万円になれば、今までできなかったことが、できるようになります。

 

いろいろな欲望を追い求めることができて、快楽を感じるのです。

 

しかし、その年収を手に入れるには、今までとは違う行動を取る必要があります。

 

それが、ほとんどの場合、新しい行動が伴うため、失敗が起こりやすいのです。

 

実は、この失敗を繰り返し経験することでしか、新たな収入が現実のものとなりません。

 

しかし、この失敗に多くの人が痛みを感じます。

 

だから、「それは無理だ」となるのです。

 

 

 

この失敗への克服に対して、次の2つの要素が不可欠だと理解できます。

 

それは、

 

(1)「失敗を恐れずに立ち向かう覚悟」

 

(2)「失敗を乗り越えるための行動量」

 

 

この2つが揃えば、年収1000万円という目標も可能になるでしょう。

 

なぜなら、年収200万円と1000万円の人々の間には、それほどの大きな能力差はないからです。

 

しかし、失敗を痛みと感じてしまうと、そこで「できない」と思ってしまい、あきらめてしまいます。

 

 

 

大きな違いは、能力よりも、覚悟と行動量です。

 

 

 

これを実現するカギは、自信になります。

 

例えそれが、「根拠がない自信」でもかまいません。

 

とにかく、自分自身を信じる力が大切なのです。

 

 

 

とは言え、これが頭で分かっていたとしても、できない人もいます。

 

そんな時は、自分以上に自分を信じてくれる人を見つけることです。

 

これは、その気になれば、自分の近くに意外と見つけられます。

 

 

 

このようにして自信を持つことができれば、覚悟が決まるでしょう。

 

そうすると次は、行動量を高めるステップをハッキリするだけです。

 

 

◆「何が本当に欲しいのか?」

 

◆「それが何のために、誰のためになるのか?」

 

◆「それを達成するための具体的な手段は何なのか?」

 

 

これらから行動をハッキリさせると、後は求める結果に近づくために時間を費やすだけです。

 

 

このように、「根拠なき自信」と「行動量の明確化」は、心の振り子をコントロールするカギとなります。

 

あなたが、目標を達成したいと思ったら、まずは、「根拠なき自信」を持つことから始めてくださいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

居酒屋店さんの『箕面ビール』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

居酒屋店さんが、『箕面ビール』をおすすめしている店頭看板です。

 

ズバリ、商品名と価格を伝えています。

 

できれば、もう少しメッセージ性を出したいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>箕面ビール

>¥700~

 

 

 

→まずは、おすすめしたいお客さんに呼び掛けます。

 

→例えば、『毎日、ビールを飲むことが楽しみなあなたに』

 

→そして、お客さんが感じているだろうことで、問い掛けます。

 

→例えば、『同じような味わいばかりで、ちょっとマンネリ化していませんか?』

 

→この後、『箕面(みのお)ビール』を知らせて、その特徴を伝えます。

 

→特徴ごとの種類を紹介して、最後は行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(居酒屋店の箕面ビール)

毎日、ビールを飲むことが楽しみな
あなたに
同じような味わいばかりで、ちょっ
とマンネリ化していませんか?

そんな時は、箕面(みのお)ビール
大阪の地ビールで、絶大な人気を誇
っていて今や日本中から世界まで!

味わいの選択肢が多いのが特徴!
◆ヴァイツェン
フルーティで口当たりがなめらか、
女性にも、とても飲みやすい
◆スタウト
深い香りと味わいがあり、一度飲ん
だら忘れられません。
◆ペールエール
柑橘類を思わせる風味と苦味のバラ
ンスがよく、飲んで欲しい一品!

普段のビールに飽きたら、ぜひ一杯
飲んでみてくださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品名と価格だけでなく、おすすめの理由をメッセージにすることが今回にポイントです。

 

→大手メーカーのビールは、どうしても同じ味わいになります。

 

→理由は、できるだけ多く売りたいからです。

 

→しかし、ビールが大好きなお客さんは、だんだん飽きてきます。

 

→数に限りがある地ビールなら、特徴を決めて作れるのです。

 

→そんな地ビールならではの理由をメッセージとして伝えましょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

以前は、価格を重視したお店が多くありました。

 

しかし、ビジネスの本質は、価値の提供です。

 

その価値をハッキリ伝えることで、商品やサービスがより売れるという流れが、今形成されています。

 

 

その事例として、クリーニング店の場合で見てみましょう。

 

 

例えば、「クリーニングする目的を、どのように定義するのか?」で、お店の取り組みが大きく変わるのです。

 

1つの定義として、「クリーニングの目的は、衣類などを清潔にする作業を提供のため」とすることができます。

 

この定義だと、清潔にする作業が中心であり、その結果として生じた価格を頂くことになるでしょう。

 

 

もう1つの定義として、「クリーニングの目的は、お客さんが求める生活の改善や体験の提供のため」とすることです。

 

この定義の重要なポイントは、単に衣類などを清潔にするだけでなく、お客さんが感じる価値となる、清潔な衣類による快適な体験の提供を重視しています。

 

 

この視点からクリーニングビジネスを行うと、お客さんはクリーニングの結果、得られる価値を重視するのです。

 

つまり、お客さんは、清潔な衣類による満足感や、自分でお手入れする手間から解放される快適さを求めます。

 

これにより、価値を感じられるサービスに対しては、高い価格でも支払うことに抵抗が無くなるのです。

 

 

 

では、あなたのお店では、ビジネスをどのように定義づけしているでしょうか?

 

価格中心のシナリオで上手く行っているのであれば、それを維持するといいでしょう。

 

しかし、もしも価格中心のシナリオで苦戦しているのであれば、価値中心のシナリオに転換することを考えるきっかけかもしれません。

 

 

 

その際のポイントは、価格中心から価値中心への考え方の転換です。

 

これは、簡単にはできません。

 

そのためには、まず、「価格中心から価値中心へ考え方を変えよう」と決意しましょう。

 

そして、お客さんが求める価値を理解し、その実現のためのやり方を習得することが大切です。

 

 

 

価値中心のシナリオに転換すると、商品やサービスに自信を持つことができます。

 

その自信は、お客さんにも必ず伝わるのです。

 

その結果、売上げアップにつながるでしょう。

 

 

ビジネスは、単なるお金儲けではありません。

 

お客さんが求める価値の提供による、お客さんの満足感とリピートが欠かせないのです。

 

そのためには、価格よりも価値を重視することで、より持続可能なビジネスにつながります。

 

価格よりも価値、これがこれからのビジネスの核心のキーワードとなるはずです。

 

 

「このままじゃマズイかも?」と思ったら、一度考えて直してみてくださいね。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

理容室さんの『顔剃り』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

理容室さんが、『顔剃り』をおすすめしている店頭看板です。

 

単にヒゲを剃るためだけでないことを伝えています。

 

この辺りを少し広げてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>シェービング

>お顔剃り体験しませんか?

>お顔剃りのメリット

>・古い角質を落とす

>・ニキビ予防

>・顔のトーンアップ

>ヒゲや産毛を剃る事以外にも多くの効果

>是非一度お試しください!

 

 

 

→まずは、「どんな人におすすめしたいのか?」から始めていと思います。

 

→例えば、「毎日のスキンケアに手間と時間をかけているけど、何となく実感が湧かないあなたに」

 

→そして、「ひょっとしたら古い角質が邪魔をしているかもしれませんよ!」

 

→このように、問題提起します。

 

→その上で、「顔剃り」につなげると、興味を持ってもらえるのです。

 

→この後、「顔剃りの効果」と伝えて、最後は行動の促しも忘れずに!

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(理容室の顔剃り)

毎日のスキンケアに手間と時間をか
けているけど、何となく実感が湧か
ないあなたに

ひょっとしたら古い角質が邪魔をし
ているかもしれませんよ!

そんな時は、理容室のお顔剃りを体
験してみませんか?

お顔剃りと聞くと男性のヒゲ剃りを
思い浮かべますが、実は古い角質を
落として、肌のトーンをアップさせ
る効果があるんです。

そんなお肌の変化を、ぜひ実感して
みてください。

お顔剃り体験は、こちらから!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→「お顔剃り」をダイレクトにおすすめするより、今までと違うアプローチでおすすめすることが今回のポイントです。

 

→そのためには、現状の問題から始めて、そのアプローチでは難しいことを伝えます。

 

→その上で、今までと全く違うアプローチの存在に気付かせるのです。

 

→その時、「へぇ~、そんなやり方があるんだ」と感じたお客さんは、興味を持ってもらえます。

 

→ここが納得できないと、なかなか決断できないでしょう。

 

→しかし、ここが納得できて、一度体験すればリピートしてもらえる可能性がとても高くなるはずです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則