価格よりも価値、これが核心のキーワード! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

以前は、価格を重視したお店が多くありました。

 

しかし、ビジネスの本質は、価値の提供です。

 

その価値をハッキリ伝えることで、商品やサービスがより売れるという流れが、今形成されています。

 

 

その事例として、クリーニング店の場合で見てみましょう。

 

 

例えば、「クリーニングする目的を、どのように定義するのか?」で、お店の取り組みが大きく変わるのです。

 

1つの定義として、「クリーニングの目的は、衣類などを清潔にする作業を提供のため」とすることができます。

 

この定義だと、清潔にする作業が中心であり、その結果として生じた価格を頂くことになるでしょう。

 

 

もう1つの定義として、「クリーニングの目的は、お客さんが求める生活の改善や体験の提供のため」とすることです。

 

この定義の重要なポイントは、単に衣類などを清潔にするだけでなく、お客さんが感じる価値となる、清潔な衣類による快適な体験の提供を重視しています。

 

 

この視点からクリーニングビジネスを行うと、お客さんはクリーニングの結果、得られる価値を重視するのです。

 

つまり、お客さんは、清潔な衣類による満足感や、自分でお手入れする手間から解放される快適さを求めます。

 

これにより、価値を感じられるサービスに対しては、高い価格でも支払うことに抵抗が無くなるのです。

 

 

 

では、あなたのお店では、ビジネスをどのように定義づけしているでしょうか?

 

価格中心のシナリオで上手く行っているのであれば、それを維持するといいでしょう。

 

しかし、もしも価格中心のシナリオで苦戦しているのであれば、価値中心のシナリオに転換することを考えるきっかけかもしれません。

 

 

 

その際のポイントは、価格中心から価値中心への考え方の転換です。

 

これは、簡単にはできません。

 

そのためには、まず、「価格中心から価値中心へ考え方を変えよう」と決意しましょう。

 

そして、お客さんが求める価値を理解し、その実現のためのやり方を習得することが大切です。

 

 

 

価値中心のシナリオに転換すると、商品やサービスに自信を持つことができます。

 

その自信は、お客さんにも必ず伝わるのです。

 

その結果、売上げアップにつながるでしょう。

 

 

ビジネスは、単なるお金儲けではありません。

 

お客さんが求める価値の提供による、お客さんの満足感とリピートが欠かせないのです。

 

そのためには、価格よりも価値を重視することで、より持続可能なビジネスにつながります。

 

価格よりも価値、これがこれからのビジネスの核心のキーワードとなるはずです。

 

 

「このままじゃマズイかも?」と思ったら、一度考えて直してみてくださいね。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則