こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
それは、「店頭看板」と言えるでしょう。
(それと、最後にもう一つのツールを紹介します)
なぜなら、看板は一度設置すれば、その後のコストはほぼかからないからです。
しかも、看板の内容に興味があれば、それがきっかけとなりリピートしてもらいやすくなります。
但し、店頭看板の効果を最大限に発揮させるには、「看板の内容を、どれだけの頻度で書き換えるのか?」がカギです。
書き換えの基準となる目安は、「来店してもらいたい上得意のお客さんの年間リピート回数」を参考にするといいでしょう。
例えば、「来店してもらいたい上得意のお客さんの年間リピート回数」が、年間20回以上だとします。
そうすると、「だいたい2週間に1回のペースで書き換える」のが目安です。
このように伝えると、「えっ、そんなに頻繁に書き換えるの?」と驚かれます。
しかし、このように思うのは、「誰が、この看板を読まれるのか?」という視点が弱いからです。
もしも、あなたが、「来店してもらいたい上得意のお客さんに、看板を読んでもらいたい」と本気で思っていたら、2週間ごとの書き換えは、決して多くはありません。
なぜなら、その看板の情報が新しい興味を引く内容であれば、それがきっかけとなり年間のリピート回数が増えると考えられるからです。
例えば、あなたのお店が、店頭看板の書き換えを2カ月に1回のペースであったとしたら、その看板の内容は、年間6回しか来店されないお客さんに向けられたものになるでしょう。
そうすると、年間20回以上リピートされている上得意のお客さんにとって、2カ月間も同じものを見続けることになるのです。
この事実を、どのように受け止めますか?
これでは、実にもったいないと思いませんか?
まずは、「誰に、メッセージを伝えたいのか?」を問い掛けてください。
伝えたい相手がハッキリすれば、書き換えの回数やその内容も変わって来るはずです。
しかし、仮に2週間に1回のペースの書き換えとなると、「どのようなメッセージを書けばいいのか?」と、戸惑われることもあるでしょう。
そんな時は、「お客さんの求める変化」と「現状の困りごと」がヒントになります。
これに対応したメッセージを作ればいいのです。
とは言っても、それが簡単に思い浮かばないと思います。
しかし、その答えは、お客さんが提供してもらえることが多いです。
例えば、お店にはリピートされる上得意のお客さんが必ず来られます。
そのお客さんから、現状の悩みや望みを知り、「どのような変化を求めているのか?」、リサーチすればメッセージは作れるはずです。
慣れないうちは、上手く行かないこともあると思います。
しかし、そのうちお客さんの発した何気ない言葉の中に、ヒントが一杯隠されていることに気付くはずです。
まだ店頭看板を活用されてない方は、今すぐ試してみてください。
看板を活用していないことで、知らず知らずのうちに大きな機会を逃しているかもしれません。
最後に、店頭看板の情報は、何も店頭に置いて伝えるだけではありません。
その店頭看板を写真に撮って、LINEに載せれば、登録されているお客さん全員に伝えることができますよ!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則