こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
美容室さんの『プレミアムカラー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
美容室さんが、『プレミアムカラー』をおすすめしている店頭看板です。
『プレミアムカラー』について、しっかりと伝えられてます。
しかし、商品の特徴を中心に伝えているため、メッセージ性が弱いようです。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>プレミアムカラーって何?
>市販のカラー剤の10分の1のダメージでキレイにしっかり染まる
>しかも色持ち長持ち(当社比)
>艶髪手触りサラサラ
>いや~なニオイの軽減
>頭皮と髪への負担が少なく楽しめる
>STAFFは約3週間毎に染めています!
>ハイライト、ローライト、グラデーションデザインカラーを
>他店では味わえないカラーをしてみませんか?
>お悩みは直ぐにSTAFFまで
→まずは、『誰におすすめしたいのか?』から伝えます。
→例えば、『一歩先を行く、独自のヘアカラーを求めるあなたに』
→そして、『通常のカラーリングでは物足りなさを感じることはありませんか?』
→この後、『プレミアムカラー』の特徴を伝えます。
→最後は、行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(美容室のプレミアムカラー)
求めるあなたに
通常のカラーリングでは物足りなさ
を感じることはありませんか?
また多くのカラーリングが頭皮や髪
の毛に負担をかけ、時にはイヤな臭
いを我慢しているのが現状です。
当店のプレミアムカラーは、「もっ
とこう・・・」という微妙なニュア
ンスにも対応して、一味違う特別な
カラーが実現できます。
ハイライト、ローライト、グラデー
ションなどのテクニックを駆使し希
望の雰囲気が期待できるでしょう。
頭皮や髪の負担が少なく、イヤな臭
いも少ないだけでなく、綺麗にしっ
かり染まり、色持ちもいいですよ。
今に満足していない方は、ぜひお試
しくださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→商品の特徴を中心に伝えるのでなく、お客さんへのメッセージを意識して伝えることが今回のポイントです。
→メッセージ性が強くなると、必要なお客さんがハッキリするので、興味を持ってもらいやすくなります。
→興味を持ってもらえると、この看板をきっかけに行動してもらえるのです。
→店頭看板は、最初の行動を促すことが一番の目的になります。
→なので、最後は必ず行動の促しが大切なのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則