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値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

整骨院さんの『肩こり腰痛』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

整骨院さんが、『肩こり腰痛』の治療をおすすめしている店頭看板です。

 

肩こりと腰痛は、多くの患者さんが悩まれている症状になります。

 

できればもう少し詳しく伝えたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>最近、仕事や家事が忙しくて

>肩こりや腰痛がひどいなあ・・・。

>猫背がひどいって友達に言われたし・・・。

>どうすればいいんだろう~。

>『店名』にお任せください!

 

 

 

→まずは、現状の悩みで問い掛けます。

 

→例えば、『家事をする中で、肩こりや腰痛に悩まされていませんか?』

 

→そして、その原因を伝えると、「何をすればいいのか?」を理解できます。

 

→例えば、『毎日の家事が辛いと感じるのは、実は骨盤の歪みや肩甲骨の動きの悪さが原因かもしれません』

 

→この後、施術へとつなげます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(整骨院の肩こり腰痛)

家事をする中で、肩こりや腰痛に悩
まされていませんか?

毎日の家事が辛いと感じるのは、実
は骨盤の歪みや肩甲骨の動きの悪さ
が原因かもしれません。

私たちの施術では、まず骨盤の歪み
を正確に診断し、それに基づいて個
々に合ったアプローチで骨盤を整え
ます。

そして、肩甲骨周りの筋肉をほぐし
動きをスムーズにすることで、肩こ
りや腰痛が軽減できるでしょう。

辛いなと感じたら我慢せず、一度ご
相談くださいね。全力でサポートい
たします。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→肩こりや腰痛が辛いと、その患部だけが気になりますが、実際はその他に原因があります。

 

→このようにプロしか分からない事実を伝えることが今回のポイントです。

 

→ここを先に伝えておくと、治療がとてもスムースになり、治りも早くなります。

 

→なぜなら、患者さんと一緒になって問題解決ができるからです。

 

→しかし、ここが曖昧だと疑心暗鬼になりやすく、「治療費を高くしたいから、そんなことを言っているんだ」と勘違いされます。

 

→それくらい、事前の情報提供は大切です。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

売上不足という課題があるお店が多いです。

 

売上不足は、多く問題を引き起こす可能性があります。

 

しかし、その原因となる「行動不足に焦点を当てる」ところは少ないです。

 

そこで、そのための具体的な解決策を、ステップバイステップで考えてみたいと思います。

 

 

(1)まずは、売上不足の原因を理解する

 

売上不足の原因は多岐に渡ります。

 

しかし、主に「客単価」、「来店回数」、「顧客数」の3つの要素が原因にまとめられることが多いです。

 

そのため、これらの要素が低いと売上げは自然に落ち込んでしまいます。

 

 

 

(2)その要素の1つ、客単価の不足から対処する

 

この要素から対処するのは、ここが一番取り組みやすいからです。

 

なので、まず客単価の向上からアプローチすることが有効になります。

 

例えば、

 

・付加価値メニューやワンランク上のコースを積極的に提案します。

 

・POPやポスターなどを活用して、施設のイベントやプロモーションをアピールするのもいいでしょう。

 

 

 

(3)次の要素として、来店回数の不足を解消する

 

この要素も比較的対応しやすいのです。

 

来店回数を増やすためには、次の方法が考えられます。

 

例えば、

 

・店頭看板や店頭バナーなどを活用して、通りがかりの新しいお客さんの興味を引くといいですね。

 

・また、お礼状やフォローアップハガキなどで、既存のお客さんに再来店を促しましょう。

 

 

 

(4)そして、顧客数の不足に対応する

 

この要素はお金と時間一番かかります。

 

なぜなら、お客さんを獲得するためには、そのお店の商圏範囲の見込み客に向けて、広くアプローチをしなければいけないからです。

 

例えば、

 

・新しいお客さんに対しては、ポスティングやチラシなどで、お店の認知度を高めなければいけません。

 

・また、何らなの理由で来店間隔が空いているお客さんに対しては、お客立ち情報を盛り込んだハガキを送付し、再来店を誘導する必要があります。

 

 

 

(5)以上を基に、行動計画の立案をする

 

これらの対策を実行するには、具体的な行動計画が必要です。

 

例えば、以下のような行動を設定します。

 

・1日に100人のお客さんに声掛けする

 

・2週間に1度、新しいPOPを作成する

 

・1カ月に2回、店頭看板を書き直す

 

・1日5枚のお礼状ハガキを書く

 

・1カ月に500枚のお役立ち情報ハガキを配布する

 

・1カ月に3000枚のビラを配布するなど

 

これらは一例ですが、重要なのは、自店に合った行動計画を立てて、それを継続的に実行することです。

 

 

 

(6)結果を出すためのコツ

 

売上不足の解消には、目標を明確にし、行動をコントロールすることがカギです。

 

全ての行動がすぐに結果につながるわけではありません。

 

しかし、一貫して取り組むことで、良い習慣が身に付き、結果的に売上向上につながります。

 

 

 

売上不足に直面した時に、一度見直してみて下さいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

保険取扱店さんの『老後資金』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

保険取扱店さんが、『老後資金』を貯める方法をおすすめしている店頭看板です。

 

『ゆとりのある老後を送る』というテーマを伝えています。

 

できればもう少し情報提供したいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>ゆとりのある老後を送るには

>貯める方法きいてみませんか?

 

 

→まず、「どんな人にお伝えしたいのか?」から、スタートします。

 

→例えば、『快適で安心な老後を夢見ても、年金だけでは心配なあなたに』

 

→そして、『もしも無理なく、確実に老後の資金を積み上げられる方法があったら、興味はありますか?』

 

→このようにじらしながら伝えて、老後保険につなげて行きます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(保険取扱店の老後資金)

快適で安心な老後を夢見ても、年金
だけでは心配はあなたに

もしも無理なく、確実に老後の資金
を積み上げられる方法があったとし
たら、興味はありますか?

実は無理なくコツコツ貯める『老後
保険』があるんですよ!

この保険は毎月の小さな積み立てで
将来の大きな安心を築けます。

長い時間を味方につけることができ
るので、早めに始めれば始めるほど
その効果は大きくなるでしょう。

老後の不安を感じたら、ぜひ、一度
ご相談くださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→将来の姿を考えてもらう場合は、まず、「どんな人にお伝えしたいのか?」から始めます。

 

→なぜなら、ここをハッキリさせないと、将来の姿がイメージしにくいからです。

 

→将来の姿がイメージできないと、ほとんどの場合、商品には結びつきません。

 

→そのため、「どんな人にお伝えしたいのか?」は、とても大切なメッセージとなります。

 

→それと、「長い時間を味方につけること」がキーワードで、ここが理解できると早めの行動につながるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

店頭看板を書こうとした際、「何を書けばいいのか?」迷ってしまうことが多いです。

 

そこで今回は、効果的な店頭看板の書き方について伝えて行きたいと思います。

 

店頭看板は、ただ商品名やサービス名をお知らせするのでなく、お客さんがお店に足を踏み入れるための「はじめの一歩」を促す大切なツールです。

 

 

そのためには、まず看板を書く目的をハッキリさせます。

 

この目的を、「売上げを上げるため」と答える人が多いです。

 

しかし、これは最終的な結果に過ぎません。

 

 

重要なのはお客さんに、「どのような行動を取ってもらうか?」です。

 

これが、「はじめの一歩」となります。

 

 

例えば、お客さんを店内に入ってもらいたい場合、看板には入店を促す内容が必要です。

 

例えば、お客さんに電話で問い合わせをしてもらいたいなら、看板には電話番号を目立つようにしなければいけません。

 

例えば、LINEのお友達になってもらいたいなら、LINEのアドレスかQRコードが必要です。

 

 

 

この「はじめの一歩」につながるようにするには、次の3つの要素を考慮してください。

 

(1)現在、お客さんに直面している問題は何か?

 

(2)その問題の原因は何か?

 

(3)問題を解決すると、どんな良い結果が得られるか?

 

 

 

例えば、「最近、忙しくて家事に手が回らない」という問題を抱えるお客さんがいるとします。

 

この場合の看板には、次のように書けばいいのです。

 

・「家事に追われる毎日から解放されたいと思いませんか?」

 

・「原因は、全ての家事をあなた自身がやっているからです」

 

・「この時短家電を使うと、その分自由な時間が手に入りますよ」

 

 

これによりそのための解決策となる、「どんな時短家電あるのか?」を求めて、店内に足を運ぶ可能性が高くなります。

 

 

 

また、お客さんとの関わりを深めるために、お客さんの「はじめの一歩」をサポートする姿勢も重要です。

 

例えば、入店後の接客においても、お客さんの話に耳を傾け、ニーズをしっかりと把握することが最終的な売上げに結びつきます。

 

 

さらに、看板のターゲットを絞り込むためには、現在のお客さんからのフィードバックが役立つでしょう。

 

お客さんのリアルな体験を聞き、それを反映させたメッセージを看板にすつことで、より関連性の高い顧客層にアピールできます。

 

 

 

その上で重要なのが、「はじめの一歩」をハッキリとさせることです。

 

これが決まれば、看板のメッセージも自然と形になります。

 

例えば、「こんなことを感じたら、今すぐこちらまで!」

 

 

いきなり商品やサービスを売ろうとせず、まずはお客さんに最初の行動を起こしてもあることを目指しましょう。

 

これらを踏まえて、看板を作ってくださいね。

 

売上げ向上の一歩は、そこから始まります。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

美容室さんの『ストロークカット』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

美容室さんが、『ストロークカット』をおすすめしている店頭看板です。

 

『ストロークカット』は、プロの間では当たり前でも、お客さんはまだまだ知らない人が多いと思います。

 

なので、「どんな人に向いているのか?」や「どんな効果があるのか?」などを、少し付け加えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>髪質や骨格に合わせてカットします。

>ストロークカット

>¥三二四〇

 

 

 

→まずは、「どんな人に向いているのか?」から書き始めます。

 

→例えば、『硬い髪質やクセ毛に悩んでいるあなたに』

 

→そして、『いつも扱いにくい髪をどうにかしたいと思っていませんか?』

 

→このような現状の気持ちに寄り添ってあげるといいでしょう。

 

→この後で、『ストロークカット』につなげるのです。

 

→どんなやり方で、どんな効果があるのかを簡単に伝えて行きます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(美容室のストロークカット)

硬い髪質やクセ毛に悩んでいるあな
たに
いつも扱いにくい髪をどうにかした
いと思っていませんか?

実は、「ストロークカット」という
技術で、そんな悩みを解決できるん
です。ストロークカットとは、髪の
長さを変えずに、髪の量だけを調整
するカット方法。

これにより髪のボリュームが自然に
抑えられ動きや流れが生まれます。
硬い髪やクセ毛も、扱いやすくなり
スタイリングがしやするなるんです
よ。また持ちが良く、忙しい朝のス
タイリングがサッと決まります。

髪の質感で悩んでいたら、ぜひご相
談くださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→技術の内容だけでなく、どんな人に向いているのか、どんな効果があるのかなどを伝えることが今回のポイントです。

 

→ここをハッキリ伝えると、「これ、いいかも」感じてもらいやすくなります。

 

→なぜなら、「今までの悩みことが、解決しそう」と思えるからです。

 

→ここが大切で、このように思ってもらったお客さんに、技術の内容を伝えると興味を持ってもらえます。

 

→ちょっとしたことですが、反応が違って来ることでしょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

売上げを上げる成功のカギは、理想のお客さんを理解し、そのお客さんに合わせたサービスを提供することです。

 

では、あなたのお店にピッタリの理想のお客さんとは、どんな人でしょうか?

 

 

◆理想のお客さんを見極める

 

まずは、お客さんを次の2つのタイプに分けてみましょう。

 

(A)結果志向タイプ:ただ問題を解決したいと考えているお客さん

 

(B)習慣重視タイプ:継続的な改善や習慣を大切にしているお客さん

 

 

例えば、美容室を例に取ると、(A)タイプは、単に髪を切りたいと考えるお客さんです。

 

(B)タイプは、美しい髪を維持したいと考えるお客さんになります。

 

 

 

では、(A)タイプと(B)タイプのお客さんの違いは、何でしょうか?

 

(A)タイプのお客さんは、単価が低く、来店回数も少ない傾向があります。

 

一方、(B)タイプのお客さんは、継続的な関心を持ち、トリートメントやヘッドスパなどの追加サービスを利用することが多いお客さんです。

 

これにより、(B)タイプのお客さんは、高い客単価と多い来店回数をもたらすことでしょう。

 

このような違いから、(B)タイプのお客さんを理想のお客さんにしたいですね。

 

 

 

では、どうすれば(B)タイプのお客さんを増やすことができるでしょうか?

 

重要なのは、お客さんにあなたのお店が提供できる価値をハッキリと伝えることです。

 

多くのお客さんは、お店が提供するサービスの全体像を把握していません。

 

 

例えば、美容室であれば、ただ髪を切るだけではなく、髪の健康を保つためのアドバイスや商品提供を明示する必要があります。

 

これにより、(A)タイプのお客さんもより深い価値を見出し、(B)タイプに変わる可能性があるでしょう。

 

 

 

 

◆お客さんへのアプローチ方法

 

お店の価値を伝える際には、実際の事例を使うと効果的です。

 

例えば、特定のサービスを受けたお客さんの満足度の高い変化を、ビフォーアフターの写真や詳細な体験談を通じて事例を示します。

 

そのことで、他の客さんに、「私にも、いいかも」と感じてもらえるようにすれば、同じようなニーズを持つ人が集まり出すのです。

 

 

 

◆理想のお客さんを定義する

 

あなたの理想のお客さんは、誰でしょうか?

 

例えば、若いファッションに敏感な女性、忙しいビジネスウーマンなど

 

お客さんがどんな目的であなたのお店を訪れるのかをハッキリさせ、それに合わせたサービスを展開することが大切なのです。

 

 

そうすることで、より多くのリピーターを獲得して、売上げの向上が見込めるようになります。

 

そのために、お客さんのニーズに耳を傾け、その期待を超える価値を提供することが、小さなお店の成功へのカギとなるでしょう。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

クリーニング店さんの『コート』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

クリーニング店さんが、『コート』などのアウターのクリーニングをおすすめしている店頭看板です。

 

冬のアウターは一度着ると、そのシーズンが終わるまでなかなかお手入れしません。

 

しかし、それだと不都合が起こることを伝えています。

 

この辺りを、ちょっとだけ付け加えてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>最近コートにハリやツヤがなくなった

>と感じることはありませんか?

>外からの汚れにさらされているコートは

>感覚的に「汚れてない」と思っても

>目には見えないだけで確実に汚れています!

>1~2月は冬のシーズンの中間点です。

>汚れ過ぎて落ちなくなったり、繊維を

>弱めて着れなくなったり、周りの人からだらしなく

>見られたりする前に、シーズン途中で最低1回は

>クリーニングして、汚れを落としておきましょう!

 

 

 

→まずは問い掛けから始めます。

 

→例えば、『コートなどのアウターをシーズン終わりまで着続けていませんか?』

 

→次に、『実は、アウターは排気ガスやホコリで見た目以上に汚れが溜まっているんです』

 

→その結果、こんなことで損してしまいます。

 

→このような流れを作って、クリーニングにつなげましょう。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(クリーニング店のコート)

コートなどのアウターをシーズン終
わりまで着続けていませんか?

実は、アウターは排気ガスやホコリ
で見た目以上に汚れが溜まっている
んです。

それが原因で、コートのハリやコシ
が失われ、だらしない印象を与えて
損をしてしまいます。

そうなる前に、シーズン途中のクリ
ーニングで汚れをしっかり落とし、
ハリやコシを戻し、新品同様の見栄
えにしておきましょう。

お気に入りのコートほど、ぜひクリ
ーニングを!お急ぎの場合は、即日
仕上げもやっていますよ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→コートに目を向けるのでなく、お客さんの印象に目を向けることが今回のポイントです。

 

→そうすると、見栄えが気になるお客さんを刺激できます。

 

→そのために、「そのまま着続けていると、どんな損があるのか?」をハッキリさせるのです。

 

→その上で、取るべき手段を伝えます。

 

→それと、お気に入りのコートほど、すぐにいつも着たいので、「即日仕上げサービス」は必須です。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

小さなお店にとって毎日の営業活動は、お店の死活問題に関わる重要な活動と言っても過言ではないでしょう。

 

特に接客は、お客さんと直接かかわるチャンスであり、その質が直接的にお店の実績に影響します。

 

そこで今回は、そんな営業プロセスにおける接客の重要なポイントと、効果的な方法についてのお話です。

 

 

営業プロセスには、大きく分けて以下の5つに分けられます。

 

(1)「アプローチ」:お客さんをお店に呼び込むプロセス

 

(2)「ヒアリング」:お客さんのニーズや問題点を把握するプロセス

 

(3)「プレゼンテーション」:お店の商品やサービスを紹介するプロセス

 

(4)「クロージング」:お客さんに決断を促し成約に導くプロセス

 

(5)「アフターフォロー」:顧客満足度の向上と再来店の促進プロセス

 

 

 

この中で接客における重要なステップは、「ヒアリング」と「アフターフォロー」です。

 

まず、「ヒアリング」は、お客さんが何を求め、どのような問題を抱えているのかを詳しく理解できます。

 

ここがハッキリすると、次の「プレゼンテーション」や「クローイング」が格段にスムーズに行くでしょう。

 

 

では、効果的な「ヒアリング」とは、どのようなものでしょうか?

 

多くのお店では、お客さんの顕在的なニーズを聞くことに重点が置かれます。

 

しかし、お客さん自身が自分のニーズをハッキリと理解していることは少ないのです。

 

そのためここでは、質問を通じてお客さんが気付いていない潜在的なニーズや問題点を掘り下げることが重要になります。

 

 

 

例えば、「どのような用途で使われますか?」、「今使っている商品に、何か不満はありませんか?」、「こんな機能があればいいなと、思うことはありますか?」などと言った質問をするのです。

 

このような深いヒアリングを行うことで、お客さんにとって最適な商品やサービスの組み合わせを提案しやすくなります。

 

 

また、「ヒアリング」は単に商品の販売だけでなく、お客さんとの関係性にも効果的です。

 

お客さんの話をじっくり聞き、共感を示すことで信頼関係が築かれ、長期的な関係へとつながります。

 

 

 

 

一方、「クロージング」後の「アフターフォロー」も接客の重要なステップです。

 

お客さんが購入後に忘れがちな商品の特徴や使い方をフォローすることで、顧客満足度の向上と再来店の促進を促すことができます。

 

例えば、購入後に簡単なメールやハガキを送り、商品の具体的な活用方法を提案するなど、継続的なコミュニケーションを心掛けましょう。

 

 

 

接客において、しばしば見落とされがちな「ヒアリング」と「アフターフォロー」。

 

これらを重視することで、お客さんとの深い関係を築きながら、売上げ向上につなげることが可能です。

 

お店の運営に何か問題を感じた時は、まずこれらの接客プロセスから見直してみてくださいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

コンビニ店さんの『イートインコーナー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

コンビニ店さんが、『イートインコーナー』を始めたことをお知らせする店頭看板です。

 

できれば利用シーンなどを伝えてみたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>イートインコーナーができました。

>店長のつぶやき

>「ゆっくりして下さい」

 

 

→まずは、「どんな利用シーンがあるのか?」を伝えます。

 

→例えば、『時間がない昼時や小腹がすいた夕方、簡単に食事を済ませたいと思ったことありませんか?』

 

→そして、『そんな時は・・・』とイートインコーナーにつなげます。

 

→飲食できるだけでなく、他の利用できることを付け加えるといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(コンビニ店のイートインコーナー)

時間がない昼時や小腹がすいた夕方
簡単に食事をすませたいと思ったこ
とはありませんか?

そんな時は、コンビニに新設された
イートインコーナーが便利です。

イートインコーナーには、充電スポ
ットも完備していますので、食事を
しながら、次の仕事に必要なバッテ
リーを満たすこともできますよ。

またメールチェックや簡単な作業も
OKです。

「飲食などを早く済ませたな~」と
思ったら、ぜひご利用くださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『イートインコーナーができました』だけでなく、「どんな利用ができるのか?」、そのシーンを伝えることが今回のポイントです。

 

→利用シーンがイメージできると、リアル感が出て来るため、使ってみたくなります。

 

→このように意識づけをすることが大切です。

 

→そうすると、そのようなシーンになった時、行動してもらえるでしょう。

 

→言葉よりイメージの方が記憶に残りやすいので、反応が良くなりますよ。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

「お店のお客さんを選んでみよう」と考えたことはありますか?

 

このような質問をすると、大抵の場合、「ありません」と答えられます。

 

これは、「お客さんを選ぶほどの余裕がないから」との理由が多いです。

 

その上であえて言うとしたら、「選ぶほどの余裕がないからこそ、ぜひ選んで欲しい」と思います。

 

なぜなら、お店の売上げを向上させるためには、ただ良い商品を持っているだけでは不十分だからです。

 

重要なのは、「どんなお客さんに、その商品を売るのか?」をハッキリさせることになります。

 

 

 

そのためには、まずはじめに自分の商品が解決する問題に焦点を当てましょう。

 

今のお客さんは、一人ひとり悩みが異なります。

 

なので、あなたの商品が、「どんなお客さんのどんな問題を解決するのか?」を明確にすることが大切になるです。

 

これができれば、商品はより魅力的なものとなり、目当てのお客さんの心をつかむことができるでしょう。

 

 

 

今までは、「沢山のお客さんに売れればいい」という考え方が主流でした。

 

しかし、これからは違います。

 

なぜなら、お客さんそれぞれのライフスタイルや価値観が多様化しており、一つの商品が全てのお客さんに合うとは限らないからです。

 

その結果、全ての人に合わせようとすると、誰にも満足してもらえない状況に陥る恐れが出て来ます。

 

 

 

特に、小さなお店は、大手企業のように価格競争で勝負することが難しいです。

 

そこで必要になるのが、「自分のお店にピッタリのお客さんを見つけ出すこと」になります。

 

そのお客さんに合った商品やサービスを提供することで、そのお客さんの期待を超えることができるのです。

 

 

 

この実現のためには、今までの「集客中心の考え方」から脱却し、これからは「販売中心の考え方」にシフトする必要があります。

 

つまり、「どんなお客さんに、何を売りたいのか?」をハッキリさせて、それに基づいてそのお客さんに合った商品やサービスを組み合わせるプロセスが大切になるのです。

 

その上で、選んだお客さんとの関係性を深めることで、より良い結果が長く続くことになるでしょう。

 

 

 

また、お客さんを選ぶことは、時には他のお客さんをあえて無視する勇気も必要です。

 

しかし、これにより、あなたのお店は特定のお客さんにとって、なくてはならない存在になる可能性があります。

 

結果として、たとえお客さんの数が減ったとしても、より高い利益を実現できるのです。

 

 

 

もしもまだあなたのお店が、「どんなお客さんに、何を売るのか?」を明確にしていないのなら、一度方針を見直してみて下さい。

 

自分のお店に合ったお客さんの層を見つけることで、きっとビジネス展開が大きく変わるはずです。

 

お客さんを選ぶということは、自分のお店の未来を選ぶことにもつながります。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則