こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
売上不足という課題があるお店が多いです。
売上不足は、多く問題を引き起こす可能性があります。
しかし、その原因となる「行動不足に焦点を当てる」ところは少ないです。
そこで、そのための具体的な解決策を、ステップバイステップで考えてみたいと思います。
(1)まずは、売上不足の原因を理解する
売上不足の原因は多岐に渡ります。
しかし、主に「客単価」、「来店回数」、「顧客数」の3つの要素が原因にまとめられることが多いです。
そのため、これらの要素が低いと売上げは自然に落ち込んでしまいます。
(2)その要素の1つ、客単価の不足から対処する
この要素から対処するのは、ここが一番取り組みやすいからです。
なので、まず客単価の向上からアプローチすることが有効になります。
例えば、
・付加価値メニューやワンランク上のコースを積極的に提案します。
・POPやポスターなどを活用して、施設のイベントやプロモーションをアピールするのもいいでしょう。
(3)次の要素として、来店回数の不足を解消する
この要素も比較的対応しやすいのです。
来店回数を増やすためには、次の方法が考えられます。
例えば、
・店頭看板や店頭バナーなどを活用して、通りがかりの新しいお客さんの興味を引くといいですね。
・また、お礼状やフォローアップハガキなどで、既存のお客さんに再来店を促しましょう。
(4)そして、顧客数の不足に対応する
この要素はお金と時間一番かかります。
なぜなら、お客さんを獲得するためには、そのお店の商圏範囲の見込み客に向けて、広くアプローチをしなければいけないからです。
例えば、
・新しいお客さんに対しては、ポスティングやチラシなどで、お店の認知度を高めなければいけません。
・また、何らなの理由で来店間隔が空いているお客さんに対しては、お客立ち情報を盛り込んだハガキを送付し、再来店を誘導する必要があります。
(5)以上を基に、行動計画の立案をする
これらの対策を実行するには、具体的な行動計画が必要です。
例えば、以下のような行動を設定します。
・1日に100人のお客さんに声掛けする
・2週間に1度、新しいPOPを作成する
・1カ月に2回、店頭看板を書き直す
・1日5枚のお礼状ハガキを書く
・1カ月に500枚のお役立ち情報ハガキを配布する
・1カ月に3000枚のビラを配布するなど
これらは一例ですが、重要なのは、自店に合った行動計画を立てて、それを継続的に実行することです。
(6)結果を出すためのコツ
売上不足の解消には、目標を明確にし、行動をコントロールすることがカギです。
全ての行動がすぐに結果につながるわけではありません。
しかし、一貫して取り組むことで、良い習慣が身に付き、結果的に売上向上につながります。
売上不足に直面した時に、一度見直してみて下さいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則