こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
店頭看板を書こうとした際、「何を書けばいいのか?」迷ってしまうことが多いです。
そこで今回は、効果的な店頭看板の書き方について伝えて行きたいと思います。
店頭看板は、ただ商品名やサービス名をお知らせするのでなく、お客さんがお店に足を踏み入れるための「はじめの一歩」を促す大切なツールです。
そのためには、まず看板を書く目的をハッキリさせます。
この目的を、「売上げを上げるため」と答える人が多いです。
しかし、これは最終的な結果に過ぎません。
重要なのはお客さんに、「どのような行動を取ってもらうか?」です。
これが、「はじめの一歩」となります。
例えば、お客さんを店内に入ってもらいたい場合、看板には入店を促す内容が必要です。
例えば、お客さんに電話で問い合わせをしてもらいたいなら、看板には電話番号を目立つようにしなければいけません。
例えば、LINEのお友達になってもらいたいなら、LINEのアドレスかQRコードが必要です。
この「はじめの一歩」につながるようにするには、次の3つの要素を考慮してください。
(1)現在、お客さんに直面している問題は何か?
(2)その問題の原因は何か?
(3)問題を解決すると、どんな良い結果が得られるか?
例えば、「最近、忙しくて家事に手が回らない」という問題を抱えるお客さんがいるとします。
この場合の看板には、次のように書けばいいのです。
・「家事に追われる毎日から解放されたいと思いませんか?」
・「原因は、全ての家事をあなた自身がやっているからです」
・「この時短家電を使うと、その分自由な時間が手に入りますよ」
これによりそのための解決策となる、「どんな時短家電あるのか?」を求めて、店内に足を運ぶ可能性が高くなります。
また、お客さんとの関わりを深めるために、お客さんの「はじめの一歩」をサポートする姿勢も重要です。
例えば、入店後の接客においても、お客さんの話に耳を傾け、ニーズをしっかりと把握することが最終的な売上げに結びつきます。
さらに、看板のターゲットを絞り込むためには、現在のお客さんからのフィードバックが役立つでしょう。
お客さんのリアルな体験を聞き、それを反映させたメッセージを看板にすつことで、より関連性の高い顧客層にアピールできます。
その上で重要なのが、「はじめの一歩」をハッキリとさせることです。
これが決まれば、看板のメッセージも自然と形になります。
例えば、「こんなことを感じたら、今すぐこちらまで!」
いきなり商品やサービスを売ろうとせず、まずはお客さんに最初の行動を起こしてもあることを目指しましょう。
これらを踏まえて、看板を作ってくださいね。
売上げ向上の一歩は、そこから始まります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則